おそらくピークは30度弱だったか。久しぶりの暑さに、正直バテた。ただ、この暑さも寒くなれば恋しくなるわけで、今年暑い日の最終日に、自転車でロンドンめぐりにでかけた。
目的地は、サンドウィッチマンのバイトで一緒だったフェデリコの家。アムステルダムに行くというので、プチお別れ会とでも言ったところか。
ただ、その途中、せっかく南ロンドンまで行くのだからと、ロンドンでのグラフィティ(いわゆる落書き)の聖地にも立ち寄った。
日本でも最近、バンクシー監督の『Exit through the gift shop』が公開されたようで、見られた方もチラホラいるのでは。
そのバンクシーが、2008年に開催した『the can festival』を行った場所が、waterloo駅の近くのトンネルにある。
ロンドンも日本と同じように、壁への落書きは違法行為。ただ、ただ、今回僕が行ったトンネルは落書きエリアとして、一般に開放されている。なので、普段はあまり見ることの出来ない描き手を見ることが出来る。
トンネルの入り口に書かれている『authorised graffiti area』の文字。
一歩中に入れば、この通り。もうめちゃくちゃ。
ロンドンで活動しているTeam Robboのグラフィティ。バンクシーとのグラフィティ戦争は有名。
さっそく、いました。グラフィティアーティスト。学生っぽい身なりの2人組。ここでの活動をきっかけに、稼げるアーティストとなるのだろうか。
2008年に描かれたものかどうかは分からないが、バンクシーのグラフィティ。
世間的には、違法のグラフィティは合法なのに、駐車は禁止。
これも、Team Robboの作品。
なかなか見ごたえのあるトンネルだった。また、近いうちに出かければ、少し変わっているのだろう。
その足で、フェデリコの家に。ロンドンは、違法か合法かよくわからないことが多い。たとえば、このフェデリコが住んでいた家は、空き家。そこを占拠して住んでいた。この合法占拠をするには、EU圏内の人で無職の人という条件がある。
イギリス内で、空き家の数がホームレスの数より多いという現象があったそうで、ならばホームレスに家を与えればいいじゃないという論理。
それを利用して、EU圏内から多くの若者が流れてきている。もちろん、その空き家のオーナーがそれを見つけて、裁判所に訴えれば、彼らは出て行かなければならない。多くの場合は。
家賃もタダで、都心から結構近く、住んでいる人もいいし、と思ったが、秩序が無い。ちょっと汚いし、ガスボンベもどっかから持ってこないとダメ、と色々面倒そう。
住んでいる人たちは、流れて生きている若者なので、そこらへんは気にしないのだろうが。
ということで、その家には屋上があり、そこでフェデリコとビールでカンパイ。夏の日差しにビール。本当に気持ちよかった。
そのあと、家の前にあるイタリアンでマルゲリータを購入。イタリア出身のフェデリコは、ロンドンで一番美味いと言っていたが、特別感はなかった。申し訳ないぜ、フェデリコ。
段々と寒くなってきたロンドン。もう本当に夏は、終わり。
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