僕の仕事は毎朝8時半に事務所にでかけ、前日個別発注していたサンドウィッチやチョコレート、飲み物、スナック菓子を荷台に詰め込む作業から始まります。
その前に、事務所前で一服しているフィオンというイギリス人のボーイ(17)と談笑。僕の10個したとは思えない、カジュアルさを醸し出すフィオンと談笑。日本でやったら、ボコボコにいてもうてるけどね。(嘘)
荷台に荷物を詰め込んで、自転車に荷台をセットして出発するのが9時15分。そこから、結構重い自転車を立ちこぎで、もちろん車道を、バスの排気にまぎれながら、(この排気がマイナスイオンやと、僕のお肌はツルツル以上に。)1箇所目の会社に。
自転車を漕ぐこと、約20分。アイポッドを聴きながら。曲をシャッフルしながら、聴いているとTMレボルーションのホワイトブレスが流れてきて、熱唱しながらチャリをこぐ(5日間で3回ほど)。しかし、このアイポッドで、ここ2日はこちらのラジオ的なものを聞いています。コメディー系の。まったく何を言っているかわかりませんが、話している人が爆笑するので、『ここが笑いのポイントか』ということだけ、わかります。
オフィスビルに着いて、『ハロー』と言って、僕が来たことをオフィス中の人に知らせます。
『ドーモー、サンドウィッチマン、デスヨーー』
『ドーモー、サンドウィッチマン、ダヨー』
そして、待つこと5分。人が来るときもあれば、来ないときも。そして、次のオフィスに向かう。
これを7箇所ほど向かい、全部で11オフィス回ります。
5日間サンドウィッチを売って思ったことは、やたら、太っている人でも、カロリーを気にして『ダイエットコーク』を飲むということ。そして、ポテトチップス系を必ず買う。あと、チョコバーも。
スープのおばあさんや、パプリカ(結構味の濃そうなポテトチップス)のガイ、スープ常連のメガネの紳士や、迷いに迷って買わないレディーや、女の子にチョコバーをおごるアジア系、などほんとうにたくさんの人に会います。
まだ慣れていないので、会話という会話などは出来ませんが、『コレガ、オイシイ、ト、ワタシハ、オモイマス』とお勧めをすることもしばしば。
この仕事は、プチ自営業的な仕事で、発注、販売、管理、給料、などほとんどが自己責任。もちろん、お客さんも自転車も荷台も、そして商品も会社から与えてもらえるわけですが。。。給料は、全体の売り上げの20パーセント。そして、サンドウィッチなどの生ものの残りが一週間で88ポンドを超えてしまうと、19パーセント、100ポンドを超えると・・・というふうに、僕のもらえる給料も減っていきます。
なかなかワイルドな仕事です。普通に前に決まったYO!SUSHIにいれば、確実に時給6ポンド弱もらえたんですが。
そんなふうに思っていたら、2日連続リキシャ(人力車の自転車版。ロンドンではかなりの数のリキシャがいる。)乗りのエジプト系アフリカンと並走しました、車道を。そのときに、少しお互いの仕事の話をしました。給料の話がほとんですが。僕『カセイダ、20パーセント、シカ、モラエナイ』と言うと、『人生ッテ、ソウイウ、コトダゼ』と言ってきました。
格好いいこと言うわ、このおっちゃんと思いました。その後、颯爽と走れないリキシャのおっちゃんは、すごい形相で後ろから迫るバスから逃げるように、リキシャを立ちこぎしていました。
ちなみに、毎日結構重い自転車をこいで、結構重いバスケットをかついで、結構な日差しの下働いてる僕は、おそらく半年後にはこうなります。
そして、その3ヵ月後にはこのようになります。
そして、関空に降り立つころには、こうなってたいです。
最後に、またいいCMを一本。NIKONのCMです。カメラって本当にいいもんですねぇ。
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