カメラを持っていってなかったので(ロンドンに慣れるまでは、色んなものをパッシャパッシャ撮ってたのになぁ)、その自転車がどんなふうに売られているか、お見せすることは出来ませんが。。
ロンドンでは、週末になると色んなところでマーケットが開かれています。日本で言うフリーマーケットなんて柔なもんじゃございません。世界各国の屋台がずらり、世界各国の人がわんさか、世界各国の言葉がペチャクチャ、盆と正月一緒に来たよなてんてこ舞いの忙しさ、です。
僕らが先週に引き続き出かけた、ブリックレーンというマーケットは、本当にたくさんのガラクタから掘り出しものまで、見ているだけで楽しい、かと思えば、人が多すぎて気分が悪い、たまに便の匂いが鼻をついてきて気分を損ねる、そんな楽しい場所です。
自転車を大量に売っている業者らしき人もみかけるのですが、道端で中東出身かと思われるオッサンが似合わぬ自転車を持って立っている場合もあります。このオッサンが持っている自転車も、もちろん売り物になってしまうわけです。
で、色々歩いていると見つけたのが、青く光る(若干のサビあり)スタイリッシュなドロップハンドルの自転車!!
『おぉ、ええやんけ。ええやんけ。』
パッと売っている人を見ると北アフリカ出身らしき兄ちゃん。
『コレ、ナンボ、デスノン??』
『これ、30ポンドや。』
『ホッホォ~、チョット、見セテ』
『いいよ』
そんな会話を交わし、自転車をじっくり見ることに。最近、自転車のことについてインターネット上で、サーフィンしまっくていたので、だいたいどんなもんか分かる僕。前のブレーキがない。後ろのブレーキはバッチリ。後ろのギアが5枚ほどついているのに、変速機がない。
『コレ、変速機ナイネ』
『そうだよ』
『アル意味、固定ギア、ダネ』
『そうだよ』
嫁さんの様子を伺い、『買ったらいいじゃ~ん♪』とのこと。
『コレ、試乗サセテクレ』
『いいよ、その代わり30ポンドの保証金を払って』
え?30ポンドって売値ですやん。どういうことや?それ、もう買う方向になってしまうんちゃいまんの?と思ったものの、
『ヨッシャ、30ポンド払ウ』
『うん、気に入らなかったら返すし。以前、知り合いがお客さんに試乗させて、そのまま乗っていかれたんや。だから、こういうシステムにしてるんや。』
『ソウカ、ソウカ、ソレハ、悲シイ。』
と言って30ポンド払い、辺りをプラ~っと漕ぎました。うん、問題ない。ブレーキは修理したら、ええわ。と思い、購入。
購入前に気づいたのですが、メーカーはラレーというイギリスの名門中の名門ブランド。さらに、自転車の形は、女性にも乗りやすいように作られている『ミキストフレーム』というもの。
細身の僕に似合う、フェミニンな自転車や。これで、ゲイからの注目もバッチリや!ってどアホ!!
という、乗り突っ込みも決まるほど、気分は上々。現地から家まで自転車で約1時間。これで、案外狭いロンドンも自由に行動できるぜ。
正真正銘のラレーのマーク。イングランドは、ノッティンガムにかつて工場があった。
このマークには、ノッティンガムの刻印があるので、ぼちぼち古いタイプだす。だす。
大家お好みのピンク色の壁にも映えるブルーのラレー。
街乗りにも十分使えるように、しっかりと泥除け付。
前の所有者がつけたであろうドロップハンドル。
これから、色々改良、改造をしていくのでお楽しみに。
この自転車は30ポンドだった。中古でなぜ、ここまで安いかと言うとおそらく盗難車だから。僕も盗難されないように気をつけないと。
そして、最後に。かつて日本で話題だったTV番組『マネーの虎』を覚えておられる人も多いはず。あの番組は、システムを世界各国に売り、その国オリジナルの『マネーの虎』を放送している。
そして、イギリスでも最近、新シリーズがスタートした。日本よりも、厳しく、シビアである。日本のバラエティー的な要素はほとんどない。
しかし、日本の番組で虎の一人だった、『な○でんか○でん 川○社長』を覚えておられるでしょうか。あの方に、非常に似ている人がイギリス版『マネーの虎』に出ています。
川○社長
渋い。イギリス版『マネーの虎』JamesCaan氏。
あんま、似てませんでした。
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