久しぶりに風邪をひいたのである。完全に鼻かぜで、おそらく熱もあった。体が非常にダルく、関節も、おそらく、痛んでいた。
『おそらく』というのには、訳がある。日系の宿の仕事がここ1週間忙しかった。ロンドン市内に5ヶ所ほど宿を構えているのだが、このタイミングで新しく6ヶ所目の宿を始めることになった。その準備に忙しかった。数え切れないほどの家具を組み立て、移動させ、解体し・・・という作業の繰り返しだったので、筋肉痛でもあったのだ。
もちろん、ハンバーガーの仕事も休むわけにはいかないので、朝から家具の組み立てを行い、夕方から夜にかけてハンバーガー屋で働くというルーティン。おかげで、IKEAの家具なら、説明書がなくても組み立てられるようになってしまった。これは、日本に帰っても役に立つだろう。
この日系の仕事も、今週で終わり。3月からはハンバーガー一本で生活をしていくことになる。
しかし、日系の宿の仕事は色々勉強になった。自分が人の上に立ったとき、いかに下の人間の気持ちを汲み取ることが必要か、ということ。経営者のテンションと部下のテンションは必ずしも、同じではない、ということ。
その部下のテンションをいかに、高めていくかというのは大事な気がする。前の会社で大きなイベントの前に男性社員が夜中まで会場で作業して、いったん各自帰宅し、1時間後に戻ってきて、そのままイベント開催を迎えるという、労働時間36時間という壮大な日があったことを記憶している。
そのときは、なぜか愚痴などこぼれなかった。逆に今となっては、笑い話になる。なぜか充実していたから。
長時間働くことが、全て美徳というわけではないが、どうせ働くなら、楽しく働きたいものだ。
そんな体調のときに、世界では様々なことが起こっている。エジプト、シリアと中東・北アフリカの革命。ニュージーランドの大地震。
特にニュージーランドの大地震などは、人事ではない。どこの地域でも、それぞれの無事と安息を祈るばかりである。
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