久しぶりに日本に帰国した。1年と数ヶ月しか空いていなかったが、感覚と言うものはこうもズレるのかと感じた。自分自身、ロンドンで別に外国人ぶっているわけではないし、むしろ外国カブれてしまうのがイヤなので、意識はしていたが、日本に戻ると感覚のズレに気づかされた。
赤信号を自分で判断して渡る癖。(いわゆる信号無視)
外国人に対する壁の無さ。(これは案外日本人は、壁を持っているなと実感)
この季節に半そで。(体温あがったか。)
人に会うと、ハグしてキスする癖。(ウソ)
ま、ウソも含めて外国と日本とでは大きく違うことが多い。
原子力発電の報道が予想以上に凄まじかったが、日本は明るい、電気が。必要以上に明るい。ロンドンに帰って気づいたのだが、日本は明るい。看板多い。すでに店閉まっているのに、看板の電気はついている。あの異常な明るさ、どないかしたら原発いらないんじゃないですか、と思ってしまった。
あと、原発や地震の問題が一番であるにもかかわらず、ユッケの社長の報道が凄まじかった。あの報道力は、東京電力さんに生かせないもんですかね。やはり弱者に強く、強者に弱いのかと。
今回、かなり時間の無いなか出来るだけ今自分の考えていることを聞いてもらおうと色々な人に会ったが、やはり時間が足りなかった。会いたかった人に会えなかったし、話したいとこまで行けなかった。ま、そもそも10日間でそれを済まそうというのが、はなから無理か。でも、自分の方向修正が出来た良い機会になった。
AKB48の『ポニーテール』のやつと『会いたかったー♪』と『アイウォンチュー♪』という曲が今でも頭の中でループしている。それぐらい地元で行ったカラオケが脳裏に焼きついている。1年数ヶ月のブランクをひしひしと感じた。
ただ、中にはそんなに久しぶり感の無いことも多かった。ここらへんの感覚は良く分からん。どうでもいい。
お風呂に浸かる素晴らしさを感じたし、
日本人の周りの人を気にしながら話す話し方に違和感を感じたし、
パッと目が会ってもニコッともしない間を感じたし、
その割りにお互いの所属を知っているとすごく親切になるということも感じたし、
猪とか鳩とか熊とか食べるグルメさを感じたし、
まったく変わらない友人の存在が暖かく感じたし、
周りが長袖で自分が半そでのときの周りの視線を感じたし、
TPOに合わせて色んなオシャレをする柔軟性を感じたし、
新しくキレイな自転車がいっぱい走っているのを見かけたし、
そうやって小さな国で経済回してんねんなって感じたし、
意味を知ってか知らずか、バカデカイ英国旗デザインの服着てるギャル結構見たし、
星条旗に誓います!っていう勢いで星条旗あしらってる服着てる若者結構見たし、
その割りに日の丸の帽子被ってたら『右翼か』って横目で見る視線をなかなか感じたし、
逆に日の丸の帽子被ってる僕に向かってきた自転車乗りのコジキっぽいおっさんに敬礼されたし、
新しい物好きで大阪の駅ビルに入るための行列作る人を見たし、
でも高架下の喫茶店は相も変わらず、
太陽の塔の金色加減は相も変わらず、
市内ど真ん中以外の町の感じも結構変わらず、
混沌としていることが好きなのか、
混沌としている世に批判垂れることが好きなのか、
そういうとこはロンドンも大阪も変わらず、
人間、ナニジンでも根本は変わらないし、
本質を考えて、尊いことを追いかけて、
でも生活を考えるために、お金のことも考えて、
これから生きていこうと思えた10日間だった。
あー、息が切れる、こんな長い文章書くと。
ロンドンから日本にいる人に、これからますます色々相談や
質問をすることがあるかと思いますが、今後ともブログともども
よろしくお願いいたします。
P.S.
帰りの飛行機で、『雷桜』という江戸舞台の蒼井優主演の映画と、『海猿3』を見た。蒼井優の演技を初めてしっかりと見たが、これからハマりそうなほど良かった。
中でも一番面白かったのは、2本立て続けに、時任三郎が出てきた。僕が一番長いこと似てると言われている人である。そういう人は応援したくなる。
以上、頑張れ時任三郎、蒼井優。
あかんって!時任三郎 googleのランキングあがるって
返信削除いや、時任三郎のイメージ検索とかします!?めっちゃ有名ですよ!あの人!時任三郎のイメージ検索して、石黒賢あたりがまじって出てきそうやと、今思ったので検索してみます。
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