日本に帰って、どういうことをするか。これが一番重要なのだが。段々と固まってきた気がする。ま、こういう独りよがりの発想は、あっさりと他人に崩されるのがオチだろうが。
大学を5年かかって卒業し、地元の出版イベント会社に2年半お世話になり、結婚して、渡英。
その渡英では、大学院に行くわけでなく、インターンシップで働くわけでなく、履歴書に書けることなんか一切していない。
ただ、自分では自分なりにルールを持ってやってきた。ま、履歴書なんざ関係ないが。
キャリア構築一切無視の人生。先日、イギリスにある日系の転職会社に面接に行ってきた。ある有名な化粧品服飾のメーカーを紹介され、面接も行った。
勤務地が東京で、9月からの入社という条件は、まったく合わなかったが、仕事内容を自分なりに精査することが出来たし、自分の理想とのズレも感じることが出来た。
結局、転職会社には断りの連絡をした。その際に、転職会社のおばさまから
「大阪大学の学生から、今日電話がかかってきて、『日本での就職活動が厳しいです。イギリスでの就職先はあるでしょうか?』っていう電話が来たの。だから、このチャンス逃すのはもったいないと思うわよ。」
と言われた。日本で就職出来ない人が、言葉の壁が大きいイギリスで就職出来るはずないやぁぁぁんと思った。もう、学歴なんて関係ないし、内定を取る人は、取るし、取れない人は取れない。のだと思ってる。自分がどちらかは、分からないが。
そして、続けて、
「どうなんでしょ、やはり日本は就職氷河期なのかしら。」
いや、それ、そちらの専門なんちゃぁぁぁぁぁぁん!?俺にそれ聞いてくる?おかしない?
就職氷河期か何か知らんが、日本の就職率は、他の諸外国に比べて、ベラ棒に高いので、問題なし。と、就職してない僕は思う。
というわけで、今後転職話がちらほら出てくるかもしれないが、ロンドン話の数を超えないようにしたいと心がける。
震災から3ヵ月後、6月11日に脱原発デモが日本であったらしいが、ロンドンでは、世界3台奇祭といってもいいイベントがあった。その名も、
World Naked Bike Ride2011 in London.
文字通り、裸で自転車に乗り、車社会からの依存を訴える参加型イベント。題名に『Wolrd』とついているので、世界中で行われている。もちろん、日本ではやっていない。
当日、嫁さんと見に行こうと行っていたのだが、夕方からバイトが入り、バイト前の2時間だけ見に行こうということに。バイト終わりの嫁さんは、電車に乗って。僕は自転車に乗って、街の中心へ。
街の中心まで自転車で颯爽と走っていると、時間も場所も完全にイベントとかぶってしまった。
ヒュー!!と言いながら、チャリに乗る集団に遭遇。それを、『え~!エグい!!』と言いながらカメラを撮る沿道の人々。
完全に裸の人が乗る自転車の集団の中に、完全に服を着た自転車に乗る僕。
沿道の人が裸の集団を撮影。その中に、服を着てる僕が写る。これ、どっちが変なんでしょ。肝心な僕はカメラのメモリカードを忘れてしまい、撮影できなかった。
ただ、ゆっくりと大量の自転車が走行する中、僕もゆっくりと走らざるおえない状況に。
僕の目の前には、おっさんのケツの穴。なだらかな坂道をゆっくりと走るので、おっさんは立ちこぎで、前のめり。完全に目の前に、おっさんのケツの穴。
みんな、立ちこぎやめてぇぇ!という感想のほかに何も浮かばなかった。
世界中のこのイベント中でも、ロンドンは参加者が多いとか。延べ2000人ほどの参加者で、すごく盛り上がった。ただ、ものすごい数の裸を見ると、一切エロを感じないし、このイベントをしたことで、
『車やめて、俺も自転車乗ろ!』
って、思う人いてる?
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