朝起きて、朝勤務から帰ってきた嫁さんからまさかのプレゼント。
めちゃめちゃデカいケーキ。中にはバナナが入って、上には所狭しと並べられたイチゴ。嫁さんの同僚のゾルフィラさんが作ってくれたそう。感無量である。
誕生日史上初の大雨の中、ショーディッチフェスティバルというイベントに出かけた。雨が止んだり、降ったり、ロンドンらしいと言えばロンドンらしいのか、雨は億劫だ。
ビルに映る空は青いのに、ビルの後ろは黒雲。こんな天気の変わりようは、ロンドンらしい。
電車を降りて、バスに乗って、乗り継いで会場に到着。東ロンドンに会場にあるのだが、西ロンドンに住んでいる僕たちにとって、少し異空間だ。比較的新しい建物が多く、若者がオシャレだ。
会場に着くころには雨も止んでいて、道路も乾いていた。
オシャレな街を、つい意識しすぎて雲竜型もどことなく、浅めだ。後でこうして、写真で振り返ると、反省させられる。
ステンシルで描いた『BAR』という看板や、板をただ貼り付けた『PATTERN CUTTERS』なんて看板もコ洒落ている。お金をかけずに、素敵に見せる力を欧米人は持っているなと、良く思う。
車の荷台を店に変えたこの店なんて、真骨頂。まぁ、外国人が登場しているだけで、オシャレに見えてしまうのかもしれないが。ただ、こういう人は普段から、こういう恰好をしているので、見た目が自然なのだ。
僕は、ガーナ料理を食べた。チキンやら、豆やら、ドロドロのシチュー的なものが売られていた。ここで、ニッパチの貫禄というか、今まで決して頼もうとはしなかった、ほうれん草とマッシュルームのシチューとライスを注文。ほうれん草なんてお金を出して食べるもんじゃないと思っていた。
予想以上に、煮込んでクタクタになったほうれん草にスパイスが絡まっていて、たまに柔らかいスパイス味のマッシュルームが口の中で踊った。ニッパチのオトコは、屋台でほうれん草を注文するのだ。
船を土台にサーカスの練習をしていたり、
運河を船がどうやって通るかを観察したり、
嫁さんが何やら、素敵なカフェを見つけたり、
確かに、その店のランプは素敵だったり、
東南アジアばりの大雨の中、雨宿りをしたりしているうちに、なんとウナギ屋を発見。
歴史がある店らしく、食べてもみたかったが、次回に持ち越しということで。ロンドンのウナギ、また書きます。
そんなこんなで、初めて訪れる街は素敵だった。東ロンドンも来ないと行けないなと思った。このあと、目当てのバンドの演奏を見て、韓国料理を食って、帰宅。
誕生日当日も、昨日も、二晩連続で、お酒を飲み、ヘベレケ。昨年は、部屋で一人篭り、なんでロンドンに来たのだろう、何で仕事辞めたのだろうと、マイナススパイラルに陥っていたが、今年は何とか楽しめた。
ただ、フェスに向かう道中、ずっとお金の話をしていた。残りの生活費と、今の稼ぎと、帰国前に旅行と、色々考えると、もっとたくさんの時間を働かないと行けない気がしてきた。
お金のことを一番に、そして、いつかイベントを主催したいという気持ちが二番に考えたニッパチの誕生日。
(もち、家族のことは一番でも二番でもなく、カーストでいうバラモンの位置にあります)
誕生日、ありがとう。この2日、嫁さんに『バースデイ・ボーイ』とめちゃくちゃいい発音で呼ばれていた。
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