今日、というか今さっき僕がバーガー屋で働いていて、お客さんにサービスしていたところ、
『よかったー!今日あなたがお店で働いていて、本当に良かったー!!私、めっちゃ嬉しいー!』
と僕の後ろで叫ぶ声が。
お客さんにサービス中だった僕は、振り返って愛想笑いで、『アリガトウ』とだけ伝えた。そこに立っていたのは、正直、全然誰かわからない若干顔にしわを寄せたアメリカ南部なまりの、ジージャン金髪女だった。
『え?まじで、誰やろ。』と思い、その女は、僕に
『ちょっとトイレに行ってくるけど、この前みたいなミルクシェイクにモルト入りのクリーミーのやつを2つ作って!この前のが、すごく美味しかったから、アメリカにいる家族に、モルト入りのミルクシェイクを頼みたかったら、ロンドンの、BYRONチャーリングクロス店に行かないとダメよ!って言ったのよ!だから、この前のやつ、お願いね!』
とまくしたてられた。こうして、文章に起こしてみても、何だか手に負えない感じが出てくる。
僕は、結構記憶力が良いのだが、まったく思い出せなかった。
とりあえず、変なプレッシャーがかかりながら、ミルクシェイクを作った。そして、そのお客さんと一緒に来ていた太っている女の人にサービスをした。そしたら、
『ちがーーう!あの、チョコレートが混ざって・・・』
と、さらにまくし立ててきた。
僕は『OK』と笑顔だけ残して、チョコレートで作り直した。
ここで、伝えておかないといけないのだが、ミルクシェイクは結構ガチガチのアイスを4,5杯すくって、専用のスチールの容器に入れて、そこに牛乳を注ぎ、攪拌器にかける。その攪拌器が、単純なつくりなもんだから、手動でアイスと牛乳がいい感じに混ざるように、グリグリと容器を回さなければならない。
牛乳の量を多くすれば、簡単に攪拌できるのだが、トロトロになりすぎて、美味しくない。つまり、ミルクシェイクを作り直すのは結構イライラするのだ。
ただ、その人が冒頭に書いたように僕のミルクシェイクに感動して、アメリカにいる家族にまで伝えたので、期待に応えるべく、一生懸命作りなおして、再度持っていった。
『チョコレートアイスクリームは食べれないのー!』
まさかの、発言。チョコレートのミルクシェイクが欲しいと言ったのに、『チョコレートアイスクリームは食べれない』だと。
そのとき、思い出した。バニラのミルクシェイクに、チョコレートソースを入れて、それを攪拌させて作ってあげたのが、僕の目の前にいる女だったのだ。
『アー、思イ出シマシタ!』と、言ってもう一度作ろうとすると、
『いいの!忘れて!』と一言。
なんじゃ、こいつ。なんじゃ、このジージャン金髪女。何が、忘れてじゃ。大和魂にかけても、もう一回作り直すわ、ボケ!と思い、再度作りサービスすると、
『ありがとー!』と一言。
結局、気に入ったようで、バーガーも食べずにシェイクだけ飲んで帰っていった。
それを見たマネージャーのハリーが、僕のところに来て
『俺らのミルクシェイクマスターのダイス(僕のこと)。あいつは、クレイジーアメリカンビッチやから、気にすんな!』一言。
あ、ああいう女のことをビッチと言うんだと納得。糞みたいな女のことをビッチというのです。
ただ、それだけの話です。
話は変わって、仕事の話。
今バーガー屋で働いているのだが、さらに転職をしようと日系のフリーペーパーを発行している会社がメンバーを募集していたので、応募した。封筒で履歴書と添え状を送り、まったく同じものをメールでも送った。しかし、連絡なし。実は、この会社に1年前ほどに送ったのだが、そのときもまったく音沙汰もなく落選。今回はさすがに英語力もついているので、面接には行けるかなと思ったものの、連絡なし。
もう、この業界には縁が無いのかと思ってきた。最近、面接率が非常に悪い。日系の自転車のメーカーの面接にも行ったのだが、その後連絡なし。
ただ、このままバーガー屋で働くわけには行かないので、キチンとした会社に、とりあえず応募してみようと思う。下手な鉄砲も数打ちゃ、当たる方法で攻めてみよう。
『数打ちゃ』作戦といっても、レストラン系は除外。さて、どうなることやら。また報告します。
さ、リミッター解除しまぁぁぁす。
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