2010年10月27日水曜日

かぼちゃワインとオーディション

日本でも、木枯らし1号が吹いたそうで。何よりです。しかし、木枯らし1号って、どことなくパーマン1号を彷彿させると感じるのは、私だけでしょうか?いやぁ、懐かしいな、パーマン。夏休み子どもマンガ劇場(夏休み毎朝9時から11時半まで、やっている懐かしいマンガばかりを集めた番組)、毎日見てたなぁ。ま、その中でも一番の楽しみは、周りには絶対言いませんでしたが、かぼちゃワインでした。ちょっと大人なマンガが、小学生の僕にはたまらなく、好きだったのです。ただ、絶対周りには言いませんでしたが。

今年は夏休み子どもマンガ劇場も見ることなく、というか、思い出すこともなく、というか、夏がなく、すでに冬が来たような感じです。

今日、引越しをしました。ヨーロッパで最大のショッピングモール『westfield ホワイトシティ店』が近くにある場所に引越しをしました。実際、引っ越す前のところのほうが、立地はいいのですが、家自体は引っ越した先のほうがいいのです。

今回のシェアメイトは、スペイン人女子のマルタ(25)とメキシコ人男子のホセ(20代~30代)と僕らの4人でシェアです。ただ、僕たちの都合で1週間早く住まわせてもらえたので、今まで僕らの部屋にいたメキシコ人の男子2人も1週間は一緒に住みます。

今回は1戸建ての素敵な家で、1階にホセが住んでいるのですが、今、僕がこうしてパソコンを打っている間、ホセとメキシコ人男子でXboxというゲームを嗜んでいる様子。何度か用事があったので、部屋をノックして、入ると『カモン、カモン!』と数年来の友人かのように、僕を部屋に招きいれてくれました。

太陽がサンサンに照っている下で、サボテンに寄りかかりながらテキーラをカァーー!っと飲み干すメキシコ人のイメージからは程遠い、ゲームおたくよろしくな丸型縁なしメガネをかけたホセがゲームを楽しんでいるのです。

何の中身もないブログだな、と今読み返して思いました。

気を取り直して、先日ブログに書いたX factorという素人オーディション番組の続きを少々。イマイチだと感じていた人たちが次々に去っていき、ドキドキ感が止まらない毎週末ですが、2週間前に僕が好きなオカマコンビのDIVA FEVERが去っていきました。誰よりも人を楽しませていたコンビだけに残念です。あと、その内の一人でKABAちゃん.に似ている人は、あまり歌が上手くないことも残念でした。ピンクのジャケットを着ているのが、それです。



そして、歌い方に特長があり、神秘的なAiden Grimshaw最近、感じるのですが、どことなく日本の芸人に見えてきたんです。そうです、小島よしおです。と、いうのも、最近テレビに慣れてきたのか、徐々に“隠していた”キャラが浮いてきたんです。その感じがとても、小島さんに似ています。今回の動画は、名曲を絶妙に歌い上げるシーンをどうぞ。



毎週末、楽しみじゃ。では。

2010年10月17日日曜日

辞職と納得と一喜一憂を魚介で。


今日、日系のゲストハウスのボスに辞めることを伝えた。辞める人を無理に引き止める気はないけど、我慢が足りないと言われた。


誰かの下で働くときに、不満や意見も出てくる。ただ、そこを我慢して、自分の意見だけを信じずに、まずは上に従ってみる。そして、数年続けたときに、以前自分が違和感と感じていたことが、正しく感じるかもしれない。だから、続けることは大切なんだ


その方には、そんなふうに言われた。ものすごく納得した。確かに、お給料をもらっている以上、雇い主、企業のために、それ相応の貢献をしなければならない。ものすごく納得した。

ただ、月曜日からの仕事のシフトを月曜の朝にパソコンにメールしてきたり(朝からサンドウィッチの仕事をしていることを知っていて。つまり月曜日のお昼に仕事が入っていると物理的にお客さん対応が出来ない。)、初めて間もない僕に、ほとんどの仕事を預け、日本に3週間帰国したりするなど、結構無茶苦茶だと感じた。1から10まで教えてくれとは言わないが、無責任感は否めない。その方が最近帰ってきたので、全ての連絡がかかってくる携帯電話から解放され、心地よくない肩の荷が下りた。ま、一人で物事をこなす勉強になったからいいけども、色々。


さて、今こっちではThe X Factorというオーディション番組が行われている。嫁さんと結構はじめから見ていたので、毎週末の楽しみになっている。グループ、女子、男子、28歳以上のグループに分けられ、予選を勝ち抜き、先週から視聴者投票のステージパフォーマンスが始まっている。テレビの前で、あぁじゃない、こぉじゃないと言いながらオバハンオッサン状態の僕ら。

サンドウィッチを配りに行くオフィスでも話題にしている人が多い。今は日本で言う嵐みたいなボーイズグループが歌っている。本当に黄色い声援が多い。日本もイギリスも一緒か。あと、観客の審査員に対するブーイングと歓声が半端ない。一喜一憂って、外国人に対する言葉じゃないかと思ったほど。

嫁さんの贔屓は、僕らと同級生のストリートなマットさん。



そして、僕の贔屓はたくさんいるけども、歌唱力が半端ない、トレイシーさん。



他にもたくさん、素晴らしい人がいるので、また追々紹介します。

それにしても、こんな仕事のうっぷんなんてブログに書くこともないのですが、備忘録として書かせていただきました。あと、昨日そこの宿に泊まっている人にブチ切れてしまいました。僕は人生でほとんど切れたことのない温厚な人なのですが、切れました。電話口で。

結構な滑舌と巻き舌が自然と口からこぼれました。ただ、全身が震えていました。自分自身で気持ち悪かったです。ただ、僕が切れた相手のほうが気持ち悪かったですが。以上、備忘録としてお許しください。

お詫びとして、振り仮名が無ければ読めない漢字をどうぞ。(at 京都大原三千院)


あと、山口の唐戸市場で美味しそうな顔をして、魚介をほうばる僕をどうぞ。




2010年10月14日木曜日

イギリスの飯は不味いの真実と派遣仕事登録。


あぁ、最近雨が降らない。嬉しい。嬉しい。めっちゃ嬉しい。いつかの五輪で田島寧子が『めっちゃ悔しいです~』と答えていたが、その逆である。(この喩えは確実に不必要。)

イギリスの飯は不味いと、出発前に多くの人に言われた。こっちにいるK君いわく、5年前までは美味しくなかったそう。しかし、色んな人が入ってきたおかげか、せいか、結構どこでも美味しいご飯が食べられるようになった。

ただ、ただ、ただ。

昨日行った日本食屋が非常に不味かった。そこは、先述のK君とTさんに初めて連れていかれたお店で『ロンドンのB級を下回るボリュームがえげつない店』というお触書の店。久しぶりに嫁さんと夜でかけたので、(日本でも人気のキャスキッドソンがある店舗に来店し、サイン会を開くというので出かけた)ついでにご飯を食べようと、そのB級日本食に出かけた。理由は安いから。2人で定食を食べて1000円ほどか。ロンドンでは安い。

お店について、いつものように列に並び、フロアにぎゅうぎゅうに詰められたテーブルに案内される。から揚げ定食とてりやき定食を注文。ここの店員は史上最強に愛想がない。(1人2人愛想のいい人はいるが)注文した料理がテーブルに届けられ、口にすること数秒。

不味い。

から揚げの衣が不味い。不味い。まじで、不味い。めっちゃ不味いですぅ~。と笑えないくらい、美味しくない。その後、2人とももくもくと食べ続けたが、『無』の感想。ご飯が美味しいと、会話も弾むとよく言ったものだ。まったく、会話が弾まない。念願のキャスキッドソンで出会えて、一緒に写真も撮ってもらって、ウキウキ気分だった嫁さんも、遠く目を細め一点を見つめ、無言で顎の運動の繰り返し。

そのお店は、中華街にあり、ひらがな3文字のお店。めっちゃ美味しくない。

さておき、今日日系派遣会社の面接に行ってきました。結果は、非常に難しいよう。正直、日系のオフィスで働くなら、自力で探したサンドウィッチの仕事のほうが英語のためにはいいですよって、アドバイスをもらった。どこも不況なのだなと痛感。正直、仕事を紹介してもらい収入も増え、寿司を食べる回数も増える・・・なんて考えてたが、難しいそう。ま、こっちにきて事務の仕事をこなすこともないか。

結局、こっちのサイトで仕事を見つけるしかないっぽい。ま、ええわ!やったるわ!キャリアを積むって大変。


最後に関係のない話。朝、サンドウィッチに向かう途中。道がものスゴイ感じで渋滞。

こんなとこ、渋滞になることないのに・・・と思ったら、駅前で馬が暴れてました。警察の馬で、非常にでかい。その馬の大群に後ろから近づいて、写真をパシャリ。

写真が馬を興奮させて、後ろ足で蹴られるか心配でしたが、連射連射。馬って、筋肉すごいのね。


近づいてみると、びっくり。馬が大量。こら、馬刺し好きの人にはたまらん光景か。(不謹慎)

一人のポリスマンが3頭の馬を引き連れ。息がバフバフ、糞がボトボト、わやくちゃ。

『後ろに野次馬がいてますねん!』とポリスマンに告げている様子の馬。

『ちょ、後ろに野次馬いてますねん!』とポリスマンに伝えようとしている糞垂らしている馬。

その大群を見て、吠えるにも、どう吠えていいのか迷っている子犬。

ベッドで、サツキの花の蕾とガクと枝を表現する男性(27)



2010年10月9日土曜日

ボッタクリと可愛い病原菌とレディガガ。


いや~、最近毎日霧でロンドンは毎日濡れてると書きましたが、昨日は夏が戻ったかのような晴れ。そして、気温22度。アンビリーバボー。今日は、天気予報で22度、そして暖かくなるとありましたが、今現在は白い空、肌寒い風。通常に戻りました。

昨日、サンドウィッチ終わりで、みなでタダビールを飲みながら色々話していたのですが(ちなみに、酒が入るとみなよく喋る。)、話題は毎朝ラジオから流れるレディ・ガガの話。

曲がほとんど同じだの、歌詞も適当に作ってるだの、生肉ビキニ着てたけどフライパンで焼かれたいんちゃうんだの、結構みんな嫌いなのねと思いました。おそらく、レディ・ガガをサポートしてるのは・・・ミーハーのみってことか?よくわかりません。

さらに、先日親たちが来たときに最後にお土産を渡しました。そのお土産を入れた袋が、下の写真のジュート製のエコバッグ。お値段は、ここだけの話£1.5。激安。まぁ、エコバッグなので、そんなものかという感じですが。



これをネットで調べてた嫁さんが、突如発狂。

『えぇぇぇぇ!!ちょー見てやぁ!!このテスコのエコバッグが楽天で売られてるけど、ごっさ高いやぁぁん!』(本当は広島弁)

パソコンをのぞきに行く僕。

『ほんまじゃのぉ!これ、ぼったくりじゃけぇのぉ!』(本当は北大阪弁)

『アカン!日本人は日本人同士を騙して生きとるんじゃないか!ビンテージでも何でもない、ただスーパーのレジの横にかかってるカバンを、つまりは誰でも買えるカバンを、10倍の値段で売っとるなんて、信じられんばい!』

と、そこから朝まで生テレビ並みの、司会者のいない朝まで生討論。(実際は、酒に負けた僕がソファーですぐ寝るという失態。)

なので、『イギリスで流行!』とかいう文言で売られてるモノを見つけたら、僕に一報ください。調べます。(調査費として、1万円頂戴致します。)

ちなみに、ネットで調べると『イギリスで大流行の病原菌のぬいぐるみ!』という記事が出ていました。

こちら、ベッドバグ。ベッドに現れる痒い奴。

日本でもお馴染みのノミ。跳躍力はブブカ並。

一般風邪や喉風邪やセキ腹痛などの一般的な病原菌たち。かわいい。

かわいい、ということで全種類集めよーっと!!

2010年10月7日木曜日

僕のステップアップとアフリカのステップアップにポンコツの酒


最近のロンドンは、とにかく濡れてる。朝起きて、ビショビショの道路を見て、ゲンナリ。自転車を家から担ぎ出して、走り出すも、街全体が濡れているので、HI-STANDARD的なテンションの上がる曲をヘッドホンで鳴らしても、テンションはそこまで上がらず。で、気づいたんですけど、太陽ってめっちゃ大事やなって。

そんなことを思いながら、サンドウィッチを運んでたら11時を過ぎたあたりから、太陽ピッカー。来た来た、太陽ピッカー!気分、ヤッター!てな、感じの今日でした。


嫁さんが明日朝早く起きるので、今日は嫁さんが寝ているのを横目に一人で缶ビールをいっちゃってます。あまり酒なんて家で飲まなかったのに、自分のポンコツ具合を確認するかのように、最近は飲んでしまってます。次の日が休みの日に限って、飲んでいたのですが、今日そのリミッターも解除しました。

さてさて、3ヶ月ほど続けたサンドウィッチの仕事ですが、今度引っ越すことにもなったので辞めると今日決心しました。平行してやっていた、日本系の宿の仕事も辞めて、転職・派遣のサイトに登録し、何か仕事を探そうと思ってます。こっちの派遣のサイトは、オフィスワークに限らずバーの仕事やレストランの仕事まであるそうなのですが、とりあえず目指せオフィス系、目指せビジネス英語ということで、ステップアップしようと思います。日本でたくさんの同級生が頑張っている様子なので、僕も頑張ります。

さてさてさてさて、いつも僕を可愛がってくれている『アフリカ旅行代理店』の人と今日少し話しました。話題は、中国がタンザニア?に病院を作ったというニュースを見たか?というものです。

中国がタンザニアの病院を作り、ナースや医者、また病院で勤める人々を中国から連れてくるという内容。それに対し、アフリカ旅行代理店のスーザン(バルバドスというカリブ海に浮かぶ島が本当の出身。ただ本人はロンドン育ち。)やチャールズ(ナイジェリア出身のナイスなおじさん。ファックトアップなど、いい感じのスラングを教えてくれる)は激怒。

スーザン『中国の植民地やん!タンザニアが!タンザニアの人からお金を奪うだけやん!タンザニア人、一人も雇わずに、中国の植民地やん!アフリカ人が、中国語を喋りだすわ、そのうち!ニャーニャーニャーニャーって!』

チャールズ『ファッキン、チャイニーズ。』


確かに、中国人の団体での動きは反感を買うことが多い。タンザニアに対してインフラの整備という面目で病院を出すのかもしれない。はたまた、本当に貢献したいという思いで病院を出すのかもしれない。最初は中国人の経験者を雇うが、同時に現地の人を育て、ゆくゆくは現地の人で回せるように・・・と思っているかもしれない。

でも、団体で人の土地にガツガツ押し入り、ニャーニャー言われれば、入られた側はたまったもんじゃないだろう。日本人が外の人から見たときに、どのように思われているのかしらないが、団体での行動というのは目立つ。単体で付き合って『思ったより、中国人っていいやつやん!』と思うことが多々あるかもしれないが、団体で見るのと単体で見るのとでは、まったく違う。

ちなみに、僕は中国人に対して何とも思わない。というよりも、むしろアジア人として一緒に色々取り組むべきだと考える。日本人がフォローするのではなく、同じ立場にたって取り組むという考えだ。今のところは。

どうでもいいが、アフリカの発展を願うばかりである。あ、自分の発展も。


同じ阿呆なら、踊らにゃ損損。徳島のポストにて。

2010年10月3日日曜日

生食とイルカバッシングと失業率と経済。


2年間のイギリス滞在が保障されているワーキングホリデーというビザ。このビザを手に入れたので、僕も嫁さんも2年間は滞在することができる。しかし、その間の生活費は自分で何とかしなさいよ、というものである。(当然だが)

僕は、月に最低でも900ポンドは確実にいただけたであろうYo!Sushi!を蹴って、雨の日も風の日も風邪の日もひたすらカッコよくも無い自転車を漕いでサンドウィッチをオフィスに届ける仕事を選んだ。そこに、1次面接を通過してトライアルに一人のアジア人が来た。彼の両親はビルマ出身。彼自身はロンドンで生まれ育っているので、英語はとても流暢。昔、電波少年で懸賞生活をしていたなすびに少し似ている彼。物静かな彼。

そんな彼を僕が連れて、仕事の流れを教えた。そして、1日の最後に『なぜ、こんな仕事に応募したのか?』と聞いてみた。静かな彼はゆっくりと簡潔に答えてくれた。『バーの仕事をやろうにも、経験がないから雇ってくれない。仕事が無い今、雇い主が有利な立場に立ってるから』と。

そんなに仕事がないのかと、驚いた。日本では、24時間のお店がたくさんあり、“余計なサービス業”がたくさんあり、イギリスの何倍もの人を雇うことが出来る。『働き蜂』なんて皮肉られている日本人だが、そのおかげで失業率はまだ、低い。日本人の日本人による日本人のための経済活動なのだ。

つくづく、日本という国は他と比べて特殊だなと感じる。東京に行ったときに、東京は眠らない街だと感じた。ただ、大阪とそれほど差はなく、規模と人の数が多かったくらい。大阪も東京と同じで眠らないから。ただ、ロンドンもニューヨークも眠る。結構早く眠る。これは、本当に不思議なものだ。

日本といえば、サンドウィッチの同僚でハンガリーのマッチョに『イルカは食べたことがあるか?』と聞かれた。それを発端に、他の人から『クジラは食べたことがあるか?』と聞かれた。『マグロはどう思う?』とも聞かれた。『the cove』という日本では上映延期された作品だが、和歌山県の太地町で行われているイルカ追込み漁を大批判した作品の影響だ。

こんな質問、正直困る。日本の伝統は基本的に閉鎖的な社会で・・・と考えたが、質問の答えなんて分からない。そんなハンガリー人は月曜日に僕のためにダウンロードしたイルカバッシング映画を持ってきてくれるそう。

謝謝。

旨いもんは、旨い。高知で食べた生の鶏肉。

旨いもんは、ほんま旨い。徳島で食べた刺身。

旨いもんは、旨い。山口で食べたイカとタイと貝類。

旨い、熊本で食べた馬の生肉。

日本人は、生肉が好きな“野蛮な”人種なんでぇぇぇす!