2010年6月29日火曜日

伝えきれない、書ききれない。

行ってきました、『HardRock Calling 2010』。朝の9時に会場になるハイドパークに到着し、かなり最前列を確保。12時の開場とともに一緒に行った方が、ステージに爆走。僕は横っパラが痛くなりながら、走ってるふりをして、追走。そして、確保できたのがステージ最前列。しかも、センターからやや左寄り。もっさ最高の位置。ステージの屋根がいい感じに日陰になって、最高のイベント。

まず一組目のバンドが、アメリカからきたアメリカンロックの“MIKIE FREE"。グラミーアワード受賞者だそうで、のっけからバリバリのロック。しかも、ドラムは去年キャンセルのため観ることが出来なかったレニクラのサポートドラマー、シンディ・ブラックマン。女性とは思えない、力強いドラムは本当に圧巻。こんなとこで観れたなんて、涙ほろろ。さらに、ローリングストーンズの元サポートベーシストも登場。豪華すぎる、豪華すぎる。

続いて、アメリカはWESTSIDEからやってきたMARYMARY。全員黒人の、R&Bでクリスチャンの要素も入れながら、2人の女性ボーカルが熱唱。一瞬、芸人の渡辺直美が2人いるんじゃないかと見間違えるほど似てる体型。しかし、歌唱力は違います。圧倒的に違います。

そして、スガシカオも大ファンという、コリーヌ・ベイリー・レイ。『あ、セクシーってこういうことか・・・』と納得&うっとりするほどセクシーな彼女。彼女が登場すると、会場から(主に男子)『コリーヌゥー!!』の大歓声。納得。バンドのコミュニケーションもバッチリチリチッリチリで、楽しそう。日差しが少なかったロンドンで、快晴の25度前後の気温、見ているロケーションは日陰、そこに吹き込む爽やかな風、コリーヌの歌声にバンドマンの楽しそうな顔。心地よいパフォーマンスでしたわ。


そして、会場の女子がざわめく中、登場したのがジェイムス・モリソン。ハスキーな声に、離れた垂れ目、若干短足だけれども、爽やかな笑顔が許してくれる。(俺は誰ヤネン)。確かに、格好よかった、確かに。僕の右前にいたフランスから来たと思われる、今まではあまりリアクションを取らなかった、唇、目鼻立ち、胸にかけて、叶美香を彷彿とさせる女性も、思わずカメラを取り出して、撮影してました。爽やかなんですなー。

さ、ここから僕にとって本番。本当に観たかった、ジャミロクワイの登場。登場する10分前くらいから、JKの姿が舞台袖で見え隠れしていたので、オーディエンスの盛り上がりは最高潮。音楽が始まり、JKの華麗な動きに、ぶっといベースライン、跳ねるキーボード、ホーン隊ももちろん参上、これクラシックになるんちゃうの?と一人で大盛り上がり。あぁ、語りつくせない自分の語彙力に涙です。百聞は一見にしかずと言いますが、一見ではなく、一体験ですよ、これは。

ほとんど、ベストアルバム並みのセットリストで、そら盛り上がらないわけなし!の感じ。今、日本でも放送されてるらしい、日清のCMでお馴染みの“virtual insanity”での大合唱、ハリウッド版ゴジラのサントラにも入ってる“Deeper Ground”でアゲサゲ、アゲサゲの大ジャンプ。あぁ、ジィーン。



そして、日がまだ明るい8時半頃から、オオトリのスティービーワンダー。舞台の奥から、ショルダーキーボード(肩からギターのように抱えて演奏できるキーボード)を演奏して、出てくるではありませんか!!たくさん、youtubeで動画が上がってるので観てください!!youtube
で、演奏すること、2時間。ぶっ通し。名曲の数々々。そして、オーディエンスの熱唱々。途中、舞台上で飲み物を飲まされて、ヘリウムガスを吸ったような声になったり、そのまま歌ったり、パフォーマンスも、サービスも、客とのやりとりも、本当に楽しませてくれた2時間。そして、『we love you, Micheal』と叫び、オーディエンスもワーー!!、僕もワーーー!となったところで、この名曲


why why tell em that is human nature~~~~~~~~~~~

キョーーーー!もう、おしっことうんこが、2回づつ出てしまうくらいほんまに感動。

横にいた上半身裸のイタリア人男の肌が触れる気持ち悪さも(ちなみに、僕も上半身裸で若干の冷えあり)、2列くらい後ろにいたおっさんが吐く始末に周りが騒然としたことも、いわゆる『オバハン』が何食わぬ顔で横入りしてきて周りのアジア人でセキュリティに『オバハンが横入りしてきたー!』と訴えても実らなかったことも、そのオバハンに韓国人の男子が『あなた、私のだんなと場所を変わってよ!ねぇ!何か言いなさいよ!なに!?あなた、ゾンビなの!?表情ひとつ変えないで!』と言われまくってるのを横目で見てたことも、ふっ飛ぶ素晴らしい内容でした。

たくさんの大人の間に埋もれてた子どもを肩車してあげる見知らぬ大人、その上で満面の笑みになる子ども、知らない人同士で肩を組む姿、嫁さんを肩車したらさっきまで肌が触れて気持ち悪いと思ってたイタリア人男がこっちを見て微笑んできたので、思わず微笑みかえしてしまったこと。

良かったこと、腹たったこと、すべてひっくるめて、感動したライブだった。

ただ、もう2度と、ライブのときは腹黒そうなオバハンの近くには行かないと決めた、26歳の夏。


最後に、手間隙かけて今回のイベントを編集してくれた猛者がいました。
その方の動画をどうぞ。


2010年6月26日土曜日

韓国と日本の今後占う?


いやいや、日本もかなり騒いでいると聞いております、今回のW杯。先日のデンマーク戦は本当に興奮しました。

しかししかしがしかし、その前に行われた韓国対ナイジェリアの試合を、韓国人のお友達に連絡し、『僕らも一緒に見たいんや!』と伝えました。すると、その韓国人は、速攻OK。とりあえず、その日の試合開始1時間前に、ロンドンの中心ピカデリーサーカスのエロスの像に来てくれ、とのことだったので、時間5分前に到着。

韓国人のソンヨンが到着し、嫁さん、ソンヨン、僕の3人で会場に向かうことに。その会場がロンドンでは有名なクラブ兼バー兼レストランのタイガータイガー。『わぁ、韓国人はすごいところで見るんやな~』とのん気に会場に入ろうとしたら、ソンヨンはタイガータイガーの裏手の方向に歩き出す。『え』と思うと、その道の先には、真っ赤なTシャツを着た韓国人と、韓国の国旗。『韓国人の入り口はこっち』とソンヨン。入り口で、予約していた名前をどうやら、告げているみたいで、僕たちも普通に入店。

入店するや否や、『フリービアー!』と言われ、ペットボトルのビールを渡される。『え?!タダ!』。これには本当に驚いた。そのビールを片手に店の中に、入ると大きいスクリーンの前に、大量の韓国人on the 椅子!うお~、盛り上がってるな~、と感心したところで、数人の韓国人の知り合いに会う。しかし、そこは椅子が無いから、とどこかに行こうとするソンヨン。僕も嫁さんもノコノコついていき、階段を下りると、そこにはディスコフロアが!そのフロアの上にみんな座って、試合開始を待っているではありませんか!韓国人すげー、と再度感心。とりあえず、僕らも大きいスクリーンの前に、座り試合開始を待つことに。

試合が始まり、韓国がボールを持つたびに、『ワー』だの『キャー』だの、ものすごい歓声。『あ~、韓国人の国民性すげー』と再再度感心。『これは、いつか必ず日本も追い抜かされるときが来るわ。若者のエネルギーが違う』とおじいちゃん的な思想をする僕。いや、本当に韓国人のエネルギーはすごい。

結果、2-2で勝ち、勝利の瞬間はワーとキャーを足して2乗するぐらいの盛り上がり。韓国にとってもベスト16に行くのは、2002年以外では初なので歴史的な日だったんです。

その後、一緒に僕らとソンヨンと4人の若者韓国人と韓国料理屋へ行き、チャプチェを食べて、つたない韓国語をサラッと使い、韓国人を笑かし?、日本よりも厳しい上下関係の話をし、お腹いっぱいになりまして。そこに、店員がやってきて、『これ、サービスです』とラーメンを何かを混ぜて、そこに香辛料をこれでもか、というくらい使った赤い料理が登場。なにやら、韓国が勝ったからサービスなんだとか。こりゃまた、再再再度感心。

あぁ、日本はここまで盛り上がらないよなーという感覚のまま日本対デンマーク戦を見に、街のパブへ。そこは、たまたま日本人とイギリス人の交流会をやっているパブだったらしく、多くの日本人が。おそらく、美容師の卵らしき若者もたくさん。結果はご存知の通りで、そら韓国に負けないくらい一応盛り上がりました。写真はその様子。
写真を見てもおわかりかと思いますが、基本的にイギリス人というのは男性メイン。日本人は男の子も多いのですが、日本人とイギリス人の交流会というのは、日本人女性がイギリス人男性と出会う場所のような感じがしました。いや、逆か。イギリス人男性が日本人女性と出会う感じか。


そんな試合が始まる前に、地下鉄でストがあったらしく、ロンドンの中心中の中心である、オックスフォードストリートの駅の入り口が混沌とした状況になってました。

とにもかくにも日本、おめでとう。4年前のW杯明けのオーストラリア戦から応援してきてよかった。





2010年6月21日月曜日

ザ・ジャパンデーin London


いやー、やはりW杯で盛り上がるロンドン。あるニュースキャスターが、『世界中どこで、ワールドカップをやっていようが、ロンドンが観戦するのに、一番だ!』みたいなことをテレビで言っていました。確かに。

世界的に有名な、多人種がいる街は、カナダはトロント、アメリカはニューヨーク、そして、ここイギリスのロンドンです。そう、ロンドンには本当に色んな人種がいなさる。街を歩いてても、バスに乗ってても、英語以外の言語が聞こえる聞こえる。さらに、色んな人種がいるということで、色んなコミュニティーも存在します。

イタリア人のバーや、オランダ人のバー、日本の居酒屋に、韓国の飲み屋、アメリカのカフェに、ガーナのカフェ、インドのコンビニに、ベトナムのフォー。本当に様々です。たとえば、ブラジル戦を応援するなら、ブラジル系の人が集まるバーに行けば、そこはもうブラジルなわけです。

当然ですが、ニューヨークやカナダでは、サッカーは人気がない(ロンドンに比べると)。となると、ロンドンがW杯を応援するのに、一番いいとなるわけです。

ということで、先日のオランダ戦を適当に街の中心のパブに行ってみてきました。パブに入れば、ガランと広い店内。いましたいました、オランダカラーを着た人が数人。あとは、ほとんど旅行客か?というイデタチの方々。たまたま日本のカップルが1組、フィッシュアンドチップスを食べながら、応援してました。

壁にかけられた、薄型テレビin金色の額縁に映る試合をみんなで観戦。のっけから、オランダの攻撃。店内は案外、静かに観てる人々。

しかし、オランダのチャンス!のときには、僕らの前に居た旅行客、興奮。

後ろでビール片手に立っていた旅行客、興奮。

オレンジの服着てた人の同じテーブルの人、興奮。


やばい、意外にオランダファン、多し。しかし、日本もよく守った守った。

後半の得点シーン。スナイデルのシュートで、店の客、7割がオォーーー!!

シュートが決まり、客、8割オォーーーー!!

最後の岡崎のシュートに、僕と、一緒に行った夫婦の旦那さんだけ立ち上がって、ォォォーー!

もうちょい、日本人おったのに、オランダの安堵の声の方がデカス。しかし、よかったです。次の試合が楽しみです。プータローの僕は、もちろん観戦します。

さらに、その日行ってきました『ジャルジャル ロンドン公演』。場所はロンドン中心から若干離れた場所、ガーナ人がサッカー観戦後、めっちゃ盛り上がっていた町外れの綺麗な劇場。

会場に着くや、いなや、会場の外にいた日本人の女の子2人が『なんか、予約がいるらしく、入れないみたいです・・・』と、泣きそうな声で話しかけてきました。『えぇー、すごいなー、ジャルジャル』と小指で花をほじりながら、焦る素振りを見せずに、劇場の呼び出しベルを鳴らす、僕。

『ハロー?』中から、外人の、応答。『あ、あ、あ、あ、ぼ、ぼ、ぼく、ヨッチっていう、西山田の・・ぼ、ぼく、』と、どもっていると、中から日本人登場。日本人の優しそうなおばさまspeaking関西弁。

『あの、僕、ジャルジャル後藤君の、友達の友達の上田と言います。ヨッチっていう、若干徳島に行ってから太った奴が後藤君の友達で、そのヨッチャンが、後藤君にメールしてくれたと思うんですがぁ』
と、僕。まぁ、ここまで言う度胸をくれたのは何を隠そう、嫁さんなんですが。

『あ、ちょっと待ってね~。今リハやから、一回後藤君に聞いてくるわ』とおばさん。

待つこと5分。おばさんが、手招きをしているではないか!

『何か、後藤君に聞いたら、誰やろな~、ヨッチ?知らんな~って言うてたけど、入れてって言うたから、ここに名前を書いてぇ』と、おばさま。言うてみるもんです。

ありがとう、おばさま。

ありがとう、嫁さん。

ありがとう、徳島のヨッチ。(積水ハウス勤務)

と、何とか無事に入れまして、一応日本人は、隅っこの方に座るということでしたが、会場は盛り上がっていました。若干、お尻出す系のネタはシビアな反応だったものの、全体的には高評価。ぜひ、もう一度、来てほしいものです。

では、そのライブのチラシと、今回のライブで一番、めちゃくちゃウケてたコントをどうぞ。
ジャルジャルのお二人、これからも頑張ってください。




2010年6月17日木曜日

腐りそうになるから、飲んで飲んで呑まれて呑んで。

最近、というか今回は猛ラッシュでW杯を見ている。今のところ、ほとんど欠かしてないのではないだろうか、というペース。耳の中がブブゼラモード。

というか、そんなことしてるなら、早く働かんかい!!とブブゼラに突っ込まれながら、生活しています(訳わからん)

さて、いろんな人に勧められた日本人向けのフリーペーパーの仕事も、結局全社(全部で3社あるのですが)に、直接電話し、状況だけ把握して、いったんは諦めることに。今はどうやら編集のポストが空いてないよう。しかし、こういっちゃなんですが、はっきり言って、あるフリーペーパーを除いては、紙面のクオリティが低い。僕が在籍していたシティライフの方が、クオリティも高く、スタッフのモチベーションも高い。まぁ、そういうところにも相手にしてもらえない僕は、もっとアカンのですが。

いやいや、アカンではなくて、『もっと英語を使うとこで働かんかい!』という神の、友の、お告げでしょう。


話は戻って、ただただ、よだれを垂らしながらW杯を見ているわけではございません。色んなプレイヤーのことを、ネットで調べながら見ているのです。その中で、皆さんも注目してるでしょう日本代表のGK・川島永嗣選手を僕も注目しています。

彼はずっと同世代のスター選手だったのですが、プロに入って日本代表のGK楢崎選手と同じチームで、控えに甘んじ、日本代表に選ばれても控えに甘んじ・・・という選手生活を送っていたそう。今は川崎フロンターレの正GKですが、悔しい思いを多々してきたそう。

でも、どんなときも試合に出る準備をして、腐らず一生懸命に練習をしていたそうです。そして、W杯が始まるイングランド戦での、あの活躍。いよいよ、みんなに認められ、今回のW杯は事実上、正GK。
何とも、素晴らしい、いや素晴らしいの一言では片付けることの出来ない選手ではないでしょうか。

僕も、レベルは特上の大トロとウンコちゃんくらいの差でしょうが、川島永嗣選手を見習って、腐らず前進したいと思います。とりあえず、もっとブログの文章を短く書けるように、がんばります。

では、川島永嗣選手のことを思い浮かべながら、こんな人には、なりたくてもなれないからこそ、憧れる河島英吾で『時代おくれ』です。どうぞ。

2010年6月15日火曜日

面接すら、行けない事情。


4つ星ホテルの面接終了後、連絡は今のところ無いので、次の面接を考えている今日この頃。実は、4つ星ホテルの前に、日本の履歴書とイギリスの履歴書と以前僕が働いていたシティライフの新聞を同封して送ったところがあったんです。

それは、ロンドンで発行している在ロンドン者向けの、日本語フリーペーパーの会社。正直、もちのろんで、『面接に来てください』という連絡は来ると思ってました。なんせ、同じ業界で一応経験者で、まだ離職してから間もないやつですから。しかしが、しかし。先週の月曜に送ったものの、未だに連絡なし。

あれ。

あれ。

あれ?

こちらの郵便事情から考えても、いくらなんでも、もうすでに会社には到着してるはず。でもしかし、その会社のwebには、『引越しを今しています』みたいなことも書いてあったような。そうか、引越ししているから書類は今とりあえず後回しになっているのか、と自分で自分をいなしてみたり。

いや、そうか。これは、ロンドンであえて日本語のフリーペーパーの会社に入るのではなく、現地の会社に安い給料でもいいから、挑戦しなさい!という神のお告げか。そうか。しかし、僕は初詣に行っても、おみくじもしない、お参りもしない、ただ神社を眺めて帰るだけの僕が、神のお告げなんざあるか?

履歴書の内容がまずかったか。シティライフを同封したことが、自己主張が強すぎたと思われてまずかったか、それとも。。。


この写真を履歴書に貼ったからか。
いや、そんなことはない。いや、あるか。
こんなヒッピーみたいなヒゲモジャの非常識野郎に会社をかき乱されなくないからか。

これか。これか。


これやな。これのせいか。
ヒゲにこの唇のデカさやな。
そうやな。よし、次の仕事探そ。



2010年6月13日日曜日

迷走した英語の面接。

学生のときに、希望する会社を絞って絞って絞って、面接を受けたために、あまり面接を受けたことがない僕。しかし、なぜか面接には自信がある僕。こんな根拠のない自信は大切にせねば、と思いながら先日、こちらの仕事の面接に出向いた。

場所はwaterlooという駅の近くの4つ星ホテルfromスペイン。スペイン系のホテルで、面接官もスペイン人。となれば、Ola!だの、コモエスタ!だの、ヨソイ ダイスケ!だの、ソイデ ハポン!だの言って、『え、君、スペイン語も出来ちゃうわけ!?』みたいな感じの流れにしてやろうと、目論んでいたのです。

しかし、現実は全く違ったわけで。僕が応募した仕事は、カバンを運ぶポーターのお仕事。そんな僕に対して、『もしお客様のカバンを紛失してしまった場合、どうしますか?』だの、『あなたが、私たちと一緒に働いたときに、私たちに何をもたらしてくれますか?』だの、『あなたの強みを言ってください。』だの、『前の職場の上司は、あなたのことを、どのように評価していましたか?』だの、の質問攻め。

学生のときに、『シュウカツ本』的な本さえも、一切読まなかった、僕。むしろ、そういう類の本を読んで、紋切り型の答えをしてしまうことで、“でたでた、みんなと同じパターンのシュウカツ生”と思われたくなかった、僕。

しかししかし、基本は大切で、今になって、目次だけでも目を通しておけばよかったな~と思ったり思わなかったり。『前の仕事場での上司の評価は?』と聞かれて、『忘年会や、飲み会で司会を買ってでて、盛り上げてました。そのときに、披露した芸が・・・』的なことを言うわけにいかないので、表面的なことを、片言の英語で披露してしまうはめに。もちろん、日本で披露した芸の200万倍以下の反応が返ってきたのは、言うまでもないが。

こういう質問には、はっきり言って正解はないのだろうけども、キチンと目を見て答えることだけでも、学べてよかったさ。そして、英語で面接だなんて経験を出来てよかったさ。と思えた。

今までの人生史上、もっとも過酷な脳みその使い方をしたような・・・というくらい、面接後2時間くらいは脳みそがフリーズ。その脳みそも、焼肉を食べに行ったことで、復活しました。

2010年6月9日水曜日

久々に怒った。英語で。

同居していたカップルが出ていったため、僕らが他に入居してくれる人を探してくれ、と大家に言われた。僕らとしては、韓国人や台湾人、タイ人など他のアジア人を探そうということで、韓国人の友達にお願いし、韓国語に翻訳してもらい、韓国のスーパーに『家空いてます』の紙を貼りにいき、韓国人の友達に韓国のサイトに投稿してもらった。

『あまり、安くないので、簡単には見つからないかも・・・』と言われたが、昨日一組のカップルから電話がかかってきた。韓国人の女性からの電話で、明日にも見に行きたいとのこと。即決で、OK。ということで、今日、そのカップルが家を見に来た。台湾人のwebデザイナーの彼と、同業の彼女。なかなかいい感じの二人で、僕らもほっとした。家を一通り見て、大家さんに色々聞きたいから、また今日もう一度来ていい?と聞かれたので、大家にその場で、連絡。もちろん、大家もOK。

そんなこんなで、今日の8時半にまた家に来ることになった。そして、8時半。そのとき、僕らの部屋をノックする音が。ガチャっと開けると、そこには大家が。『申し訳ないんだが、やっぱり学生さんがいいんだわさ。何とか断ってくれまへんやろか?』と言ってきた。僕は、『は?何を仰るうさぎさん、いや、ねずみさん。(大家はネズミ男に似ているため)』と言ったが、時すでに遅し。台湾人と韓国人のカップルは、家の下まで来てしまった。とりあえず、『会って喋ってみなはれ。きっと、ええ人やと分かるさかいに。』と大家に伝える、僕。

彼らが家に入ってきて、大家と握手を交わす。

そして、大家が『すんまへん、えらいご足労をかけてしもうたんやけども、学生さんに住んでほしい思ってまんねん。』と伝える。

『しかし、私たちは、長い間住もうと思ってるんですよ。』と韓国レディ。

『よっしゃ、ほなお互いいっぺん、考えよう。』と大家。

『いつまで待てばよろしいのでしょうか。』と韓国レディ。

『え~』と悩む大家。

『明日や。』と割り込む僕。

そんなこんなで、一応の家を借りる条件を聞いて帰ってしまった、韓国&台湾カップル。

そこから、大家inキッチン、僕inキッチン。

『われは、何を考えてんねや!』と僕。

『学生さんが、よろしおまんねんや。』と大家

『ほんだら、そんなことは、あれや、あれや、先に、もっと先に、言わなアカンことちゃいまっか!?』

『お茶飲むか?』と大家

『飲むけども』と僕。

続けて、『ちょっと、わしらは、韓国の友達に頼んで、翻訳してもらって、あれや、サイトにも、あれや、載せてもらって、あれや、お願いして、あれやでーー!わかるか、この苦労が!』

『学生さん希望と、言うてへんかったことは、申し訳なかにし。』と大家。

『今、この状況で、駄洒落を言うやつがどこにおまんねん!!』と僕。

『すんまへん、えろうすんまへん。』と大家。

『ふ、ふ、ふざけんなや!』と僕。

何度も謝ってくるので、『謝っていらん』と僕。『ごめんで、済んだら警察いらんぞ!!』と僕。

『確かに。』と大家。

そんなこんなで、久しぶりに怒った。途中、なんども、どもりながら。なんせ、英語だからね!

結局、訳のわからない理由で、そのカップルは見送ることに。

『もう、俺は探さへんからな!自分でやれよ、このネズミ野郎!』と一喝。

『それより、パソコン教えて、1時間5ポンドで。』と抜かしてきたので、

『冗談も休み、休み言いなはれ!』と僕。

ほんま、いい人なんか、アカン人なんか、そのカップルがアカン理由は、神の思し召しなんか。。。


2010年6月7日月曜日

垣根を越えて。

今日、テレビでテレビ番組を表彰する番組がありました。日本で言うなら・・・・。そんな表彰番組ありません。いわゆる、アカデミー賞的なもので、2009年に活躍した番組や俳優や報道を選ぶものでした。それが、日本でいうNHK的なチャンネルで放送していたのですが、表彰される番組はNHKだろうが、日テレだろうが、フジテレビだろうが、TBSだろうが、テレ朝だろうが、テレ東だろうが、サンテレビだろうが、関係ないのです。これって、不思議だなーと思いました。日本でこんなことが出来るでしょうか?

こちらにも、もちろん広告代理店は存在します。テレビにもCMはあります。もちろんCMなしではやっていけません。しかし、その局を超えて、スポンサーのしがらみを超えて、純粋にいいもの選ぶというスタンスは、なんだかいいな~と思いました。

以前に聞いたことがあるのですが、こちらの広告代理店は、たとえばA社がトヨタの広告を担当してると、A社はマツダやニッサンの広告は担当しません。なぜなら、ライバルだから。しかし、日本ではそれがまかり通ってしまっている。同じ広告代理店がトヨタもニッサンもマツダも担当することだってありうると言うのです。

ん~、こういう資本主義の皮をかぶって、資本主義ぶっているかぎり、日本は成長しない気がする・・・なんてことは僕の意見ではありませんが・・・。

まぁ、難しい話はさておいて、ロンドンにいるからこそ聞きたいアーティストを、こちらに来るときに友人に頂きました。そのバンドが謳う曲が、なぜか身に沁みるなぁと。ロンドンの街に似つかわないからこそ、いいのかと。こういうギャップというのか、ビヨンドカルチャーというのか、いいもんです。

阪神大震災のときに作られた曲です。『満月の夕』。どうぞ。



2010年6月5日土曜日

浮き沈み激しめ。


前にも書いたのだが、こちらの手話は手話を覚える以前に、内容がわかるほどジェスチャーが激しい。ジェスチャーだけでなく、顔の表情も激しい。

テレビ画面を、デジカメで撮影しているので画像が汚いが。。。そんなことは、関係ないyo!!との声が聞こえてきそうなぐらい、ノリノリの手話者。


アゲアゲで、ノリノリで、ズッキュンズッキュン!

的な、感じだろうか。人差し指を上に突き出して、ノ~リノリ♪

かと思えば・・・

後ろの金髪白人が、真剣に討論してるにもかかわらず、テレビを見ている視聴者に対して、『ゲロゲロ~』的な、よくわからない顔。ダチョウ倶楽部さんの『聞いてないよー』をデフォルメしすぎた外人さん。

確実に言えることは、後ろの外人さんたちは、おそらくこの手話者の顔が表すような内容を話していない、ということ。なんで、こんな顔になったのか。聞きたい。


最後は、画像が汚くて本当に申し訳ないですが。。。画像の荒さが裏目に出たというか何というか。この画にあえて、タイトルをつけるとすれば、『ドブ色の湖で、溺れてる手話者』、というの感じか。


最後に、前にも書いたpart2ですが、スーザン・ボイルが世に出るきっかけになった『Britain's Got Talent』で、85歳?80歳のおばさあちゃんが躍進している話の続き。今、番組は終盤に来ていて、今週の土曜日に決勝が行われる。おばあちゃんは、誰からも文句が出るはずもなく決勝進出。

おそらく、優勝するでしょう。他の出演者に比べると、圧倒的に話題も技術も上なんです。
それでは、もう一度彼女の歌声をお聞きください。どうぞ。




2010年6月2日水曜日

ロンドン賑わす、一つ目玉のあいつ。

今日、家の近所の金物屋に出かけました。ちょっとした、小物を買いに。こちらの金物屋とかコンビニ的なものは、よくインド系の人が働いているんです。あまり愛想もよくないのですが、まぁ適度にものが揃っているので、近所の人がよく買い物に来ています。

僕が、店内で色々物色していたら、店の外にディスプレイしてあるものを物色している金髪のおば様がいました。おば様は、何やら気になるものがあったらしく、店の外にいた店員らしき人に、『すみません、この商品は・・・』的なことを聞いている様子。しかし、どうやらその店員らしき人は店員ではなかったようで、すかさず店内をガラス越に覗く、おば様。そのとき僕と目が合い、人差し指を僕の方に突き出し『すみません、質問があるのですが』的なジェスチャーをしてきました。僕が周りを見回せても、誰も店員らしき人はいませんでした。

おれ!?

おれ!?

どうみても、インド系からはかけ離れてるやろ!東南アジア系の店なら、まだしも、インド系と、吹田出身の俺を間違えるなよ!

まぁ、白人からしたらアジア人なんて誰も一緒なんですかね。



5月の末に、日本でもおそらく報道があったと思いますが、2012年に開催されるロンドンオリンピックのマスコットが発表されました。ご存知の人も多いかと思いますが、一つ目玉のマスコットです。

ここ、イギリスでは、かなり『気持ち悪い』だの『気色悪い』だの『おげれつ』だの『ゲロゲロ』だの色々言われています。奈良のセントくんのときも、かなり議論されて代わりになるマスコットまで作られましたが、今は何も議論されてないんでしょうか、注目はかなり集めました。それと同じで、今回も結局愛されるキャラクターに成長することを願っています。(拝)。



日本ほど、ブログ市場が大きくないイギリスでも、このキャラクターはネットで話題。色々偽者のキャラクターが作られています。例えば、先日戦後初の連立政権を作った党首になぞらえて作ったものや、

一番、『イギリスらしい』こんなキャラや、

1936年のベルリンオリンピックのキャラをリバイバルさせて、こんなキャラや、


まぁ、色々作られているんです。でももし、日本ならもっと激しいものも作られているでしょうね。日本から逆輸入したったら、ええんとちゃいますか!?なんて思うわけです。ロンドンオリンピックが近づけば、キャラクター販売もあると思いますので、そのときにはチャイナタウンに出かけて、パチもんをどんどん探してきたいと思います。
最後に、もう一パターンのキャラは、

萌え。


ということで、吉幾三の歌声が響く、こちらの曲をどうぞ。


2010年6月1日火曜日

まだまだ、またまた、象のこと。



前にもエレファントパレードのことを書いたのですが、まだまだロンドン市内には象がたくさん。この象々(あえて、ゾウゾウと書きます)は、7月頭にはそれぞれ売りに出されてしまうわけです。そのオークションはすでに始まっているらしく、大体30万円くらいが最低落札価格に設定されています。

ロンドンを象徴するかのようなデザインの象は、今現在£2,750.だいたい、40万円弱ってとこか。ガンバレ、ロンドンゾー。

かわいいタクシーに、赤い二階建てバス、赤い電話ボックスに、地下鉄の標記。まさに、ロンドンゾー。
そして、若干目が怪しいこの象は、今現在25万円ほどの価格。目が怪しくて、金魚が体を泳いでいるこの象。幾らまで跳ね上がるか、楽しみ。






観光地のトラファルガー広場の前に集められた青い象や黄色の象、かなりサイケデリックな色使いをあしらっている象や、広い公園に点々と配置された若干寂しそうな象々や、背中に哀愁漂う風景を描かれた象や、すべて1ペンス(1円)を貼られた象など、本当に街には象がたくさん。こんな象たちが、30万円以上の価格をつけられ四方八方に売りに出されていく。もとい、言い方が悪かった。アジア象の救済のために、多くの人々が購入する。本当に、このイベントを見ていると大阪で『タイガーパレード』を出来るんじゃないかと思う。野性のトラが絶滅しそうな話は前にもしたが、何かしらそんなこんなで社会に貢献できて、自分のところにもお金が少々入ってこれば・・・なんて思っている、明日のロンドンは雨でしょう。物まねの極意まで、丁寧に教えてくれている、そんな曲を今日はお楽しみください。『長崎は今日も雨だった』。どうぞ。


ちなみに、エレファントパレードの象の価格は、こちらをどうぞ。結構面白いです。