2011年7月28日木曜日

ブライトンへ。


久しぶりに休みが重なり、さらに天気は快晴。帰国までカウントダウンも始まっているということで、ロンドン郊外に。場所は、セブンシスターズという白い崖。海がババーンと眺める白い崖。

ブライトンという、ロンドンから電車で焼く1時間ちょっとの場所にある、アーティストと若者とゲイが多い街。実は、この町は2回目。

昨年の5月にも出かけたのだが、そのときは最後の最後に、白人若者ヤンキーに『おい、おまえ、にらんでんのか!?あ、にらんでのか?!』を連呼され、最悪な思い出の町になっていた。

今回は、そんなことが無いようにと思い、安く行ける方法を聞いて、出かけた。

ロンドン中心の駅・ビクトリアから行くのではなく、少し南部のクラッパム・ジャンクションから乗車すると、往復1000円ちょいというところ。

予定より早く駅に到着したので、朝マックを食べることに。

そんなに混んでいないのに、このサービス。蜂蜜を適当に置かれ、トロピカーナも適当に置かれる。この息のつまらなさが、外国は良い。

天気の良さと、遠足行きしなの興奮とで、テンションが上がりっぱなし。

テンションが上がりすぎて、今までに一度もしたことないであろう、デジカメのファインダーをのぞくと言うボケを繰り出す。

朝も早かったから、少し車内で一眠り。寝たら一瞬でブライトンに到着。

奇妙な看板に迎えられ、ブライトン到着。

駅を出ると、メイン通り越に海が見えるブライトン。関西で言う、神戸ってとこですか。

ブラブラしていると、ブライトン・ファームマーケットを発見。第2・4日曜日に開催しているマーケット。こういうマーケットでは初めて見た。入り口にミラーボールが飾られているとこ。


ブライトンにあるバンクシーの絵。この絵は、じきにNYの美術館に売られることが決定。

ブライトンからバスで、セブンシスターズまで約1時間。朝も早かったから、車内で少し一眠り。寝たら一瞬で、セブンシスターズに到着。

そこから犬とすれ違い、

ピンクな家族を横目に、

堤防も無い川を横目に、自然のうねりに感銘を受け、

放牧というか、自然飼育というか、この牛肉旨いんやろなと思ってしまい、

ヘトヘトになった、今から帰るであろうキャンパーとすれ違い、

羊の親子とすれ違い、中学のとき、野球部の先輩と『羊の大塚さま』っていうギャグを言い合ったことを思い出す。

常に風に吹かれているからの、木の形。

ようやく、海に到着。

陸サーファーとして、波を見る僕。帰国したら、サーフィンやりたい。
そこから、崖を登って、登って、


到着、崖の上。

興奮した。高さと、自然の大きさと、強風で落ちそうな不安と、頂上の訳の分からん平和な空気感。


ここセブンシスターズは、石灰石で出来ており、至る所に白い石が落ちている。それを使って、石文字を書く人が多い。僕も、興奮冷めやらぬ中で、オネエすわりで、石文字を書いた。

そして、嫁さんも書いた。

写真が今回、多すぎた。どうですか?

2011年7月25日月曜日

NYからの、バングラファンクinロンドン。


先日、見に行ったショーディッチフェスティバルの感想を今回は。

ロンドンの東側、少し若者が多く、オシャレなエリアとして名が通っているショーディッチエリア。一昔前は、バングラディッシュ・パキスタンからの移民が多かったエリアだそうだが、今では若者に人気のエリアに変身。

日本人向けの、ポータルサイトでも、よく空き部屋の情報が上がっている。理由の一つとして、そこまで値段が高くなく、クラブなどのいわゆる遊びスポットに近いということが挙げられるのだろうか。

そんなエリアで開催された今回のフェスティバル。去年までは、ショーディッチにある大きな公園で行われていたみたいだが、今年はショーディッチを抜ける運河沿いで開催。

都会の手作りフェスティバルという感じに、僕は興味を持ち、出演バンドもチェックし、出かけた。

前回のブログで少しそのイベントの様子は、伝えたが今回はバンドのこと。

NY出身の、バングラファンクとでも言うのだろうか、『Red Baraat』というバンドを見た。

インドをはじめとする南アジア出身の移民は世界でも多く、これから市民権をドンドン得てくるのだろう。今、シェアをしている南インド出身のアベに言わせると、インドだけで何百もの人種に分かれており、何百も言葉があるそう。見た目はそこまで変わらないのに、不思議な感覚だ。

で、この『Red Baraat』というバンドは、南インドだ、バングラだ、北インドだの伝統的な楽器や演奏方法をコンテンポラリーに仕上げていた。『そうして伝統って引き継がれる』という、数年前ケニアの国立舞踊団の団長の言葉を思い出した。

しょっぱなから、盛り上がるバンドに、最初は様子見のお客さん。

そこに一人、弾けるおっさん。

いやいや、手前の姉さんを撮ってるわけじゃないすよ。後ろのおっさんです、姉さん。

てな、感じで盛り上がってきたところでも、仕事をしている人は仕事をする。

掃除が仕事のおっちゃん。ロンドンは、雇用を増やすために、掃除の仕事が多い。だから、ポイ捨ても多い。ただ、ポイ捨てが無くなると、この人たちの仕事は無くなる。

そんなこんなで、ステージはヒートアップ。

お客さんも増えてきた。

と、思いステージに目を向けると、小さなボブ・マーレイが。

この子、何回もステージの一番前を通りすぎてた。音楽に乗るわけでもなく、何回も。

さっきのテンション高い、おっさんはと言うと。さらに、テンションアゲアゲ。



そうしているうちに雨模様だった空から、太陽がピッカー。

おっさん、ヤッターーーーーー!!!!!

眩しいから、グラサン、装着!!


ステージも、お客さんも、おっさんも大ハッスル。

よかったので、CDを購入し、ステージ裏で出待ちして、写真を一枚。ドラマーが、ハーフ日本人らしく、いつか近いうちに日本にも行きたいし、行くはずだと。日本で見る日も近いでしょうし、誰かオファーしてください。