2011年1月30日日曜日

ハンバーガースタッフパーティーのマリオ。


先日、ハンバーガー屋BYRON全体のスタッフパーティーがありました。日本で言う忘年会、新年会を一緒にしたようなものです。こちらのパーティーは、クラブを貸し切り、音楽に合わせてみんなで踊るという簡単なもの。飲み物も飲み放題で、とりあえず流れるヒットチューンに合わせて踊るのです。

また、バンドカラオケというものがあり、リクエストした曲をバンドが演奏してくれ、それに合わせてみんなの前で歌うという非常に豪華なものまで。

もちろん、誰かが歌うのですから、会場はヒートアップ。ボン・ジョビのIt's my lifeが最高潮だったと記憶しています。

ちなみに、このパーティーのドレスコードは『Rock'n Roll』だったらしく、(僕はリスニングがついていけず、理解できず)みんなで店に集合した際に、それぞれテーマに沿ってコスプレをしていたのです。これには、正直驚き。さすが、外国人と感心。

右から、誰を模しているのか最後まで分からなかったケイト。彼女は語学が堪能で、ポルトガル語とスペイン語を操ることが出来る才女。真ん中が、KISSを模しているキャシー。彼女は29歳で、2年後にはクロアチア人の彼氏とイングランドの海辺でお店を開くのが夢なんだとか。そして、一番左のピート。彼が模してるのは、最近子どもを授かったエルトン・ジョン。僕が『子ドモ 持ッテナイ ジャン』と言うと、『そうなんだよ、そこが問題なんだよ』と言い、テッシュを包んで手に持ってました。ピーとの彼女は以前6ヶ月大阪にホームステイしていたそうで、昨日お店に来たときに、『ドコ ニ 住ンデ イタノデスカ?』と聞くと、『ノダハンシン』と言ってました。

他のメンバーも色んな格好をしていたのですが、今日はまたバーテンダーメンバーとして一緒に働くマリオのことを紹介。

日本でもかなりの視聴率が高かったアジアカップ。毎試合見ごたえのある内容で、僕もしっかりインターネットで観戦していました。その代表の監督がザッケローニ。彼は、イタリア出身。なので、昨日マリオとこんな会話をしました。

僕『ザッケローニ、アリガトウ』 

マ『知ッテル 知ッテル!イタリア スポーツ サイト 1面 ザッケローニ ノ 記事!』

僕『ア、ソウナンヤ』

マ『アジアカップ、ニホン、ザッケーロニ。知ッテル 知ッテル。今、 世界 ニハ
 タクサン イタリア人 ノ 監督 イル!』

僕『イングランド ノ カペッロ モ?』

マ『ソウソウ、カペッロ。ザッケローニ。モオウリーニョ、ダレダレ、ダレダレ、ダレダレ・・・』


なにやら、世界のトップリーグの監督にたくさんのイタリア人監督がいるそうで、常にスポーツのサイトで情報がアップされているそう。マリオは、おそらく結構なサッカー好きだ。前に出た、ピートにサッカー見に行きたいと懇願していた。

そんなマリオのパーティーでの格好は、いたって普通。しかし、周りのコスプレを見て焦ったのか、『化粧 シテー!』とケイトにお願いしていた。

化粧シテー、とお願いするマリオ(右)

化粧してくれることが決定して、喜ぶマリオ。

化粧して、嬉しいマリオ。

一人、ステップを踏むマリオ。

テンション上がり、ステージに上がるマリオ。

このあと、しばらくマリオの姿を見かけませんでした。そして、終盤上着を羽織ったマリオをチラっと見かけました。案外、仕事熱心なマリオでした。

2011年1月28日金曜日

ロンドン仕込の突っ込み。


ここ最近、ハンバーガー屋BYRONの仕事と、日系のゲストハウスの仕事が立て込んでいてなかなか忙しい。日系のゲストハウスは、ロンドン市内に5箇所ほど宿を持っており、通常僕の動きとしては、各宿にお客さんがチェックインするときに合わせて、宿に出向き、掃除をして、片付けをして、チェックインを済ませて、帰宅するという内容である。(各宿に常に人がいないシステムなので。)

(『片付け=物を一箇所に集める』という様に信じていたくらい片づけが下手だったが、この仕事のおかげで幾分かマシになった気がする。なので、今なら会社の自分の机の上も、書類もキチンと整理することが出来る気がする。)(今さら、遅いが。)

その宿の1箇所が、大幅のリニューアルをするため、宿の家具や家電全て取り出し、車で荷物を運び、倉庫に整理していくという作業が続いた。

ちなみに、イギリスの建物は、日本で言う『築○○年』という概念が無い。いわゆる、減価償却がない。だから、古い建物は外見は残したまま、中身をキレイにするというやり方をする。(もちろん、最近の建物には当てはまらないだろうが。)


その作業で、ボス(関東人)に対して、突っ込みどころが満載すぎたので、今回はそのことを書きたいと思う。

ボスが乗っている車はミニバンタイプのもの。毎回、荷物を運ぶたびに、このミニバンにどれだけ上手く効率的に荷物を詰め込めるかということに、重点を置く。

確かに、その詰め方は感心するものがある。ただ、先日午前中から始めた仕事が夜中の1時までかかった。異常である。スタッフは僕一人なので、常にボスと僕の二人きり。

基本的には、自分で確かめないと気がすまないタイプらしく、僕一人で作業を進めることがなかなか難しい。

たとえば、自分は電球を外す作業をしているボスが僕に『2階にある机と椅子を解体してくれないか?』と頼んできた。

僕は了解して、2階に向かい、丁寧に解体を始める。すると、そこにボスが現れて、

『この机と椅子は、本当に安物で壊れやすいんだよ。それを、俺が、組み立てるときに、ボンドを使ったり、付属品には無いネジを足したんだよ。ほら、ここ見てみろよ。ここに釘も打ってあんだろ。だから、こんなに頑丈なんだぜ!あ、ネジ切らないように気をつけてくれよな!』

『はい、了解です。』

『ま、ネジは切れてもホームセンターで購入できるんだけどな!』


出来るんかい!!


と突っ込みたかった。声には出せないので、心の中で思いっきり突っ込みました。


他には、荷物が多すぎて宿と倉庫を複数回、往復せざるを得ない状況に、僕が『これって、普通のミニバンじゃなくて、バン借りたほうが手間かからないですし、安上がりなんじゃないんですか?』と思い切ってきいてみたところ、

『そうだなぁ、・・・・・・そうかもな!』


いや、そうなんかい!


また、ボスは日本語の中にルー大柴以上に英語を入れて話します、ルーさんよりは的確な英語が入るので、僕自身も勉強にはなるので、全然良いのですが。

たとえば、『本当、これどうなってるのって聞かれても、アイ ドンノォ だよ!』とか、『経済はどんどんインプルーブ(改善)していかないとダメなんだよ、だから、セトル(落ち着く)してちゃいけないんだよ。』とかとか。

こちらの大学院を卒業されているだけあって、出てくる英単語は素晴らしいのです。

ただ、先日奥さんとお子さんのベビーカーを買いに行ったと話をされたときに、

『いや~、昨日ショッピングセンターに見に行ったけど、高いね、乳母車。』


いや、そこは乳母車なんかい!
英語そんなに使わへん人でも、ベビーカーって言うわ!

と思いました。

結構、こんなことが続いたので、僕は一人、ボスのいないところで、大きな声で

『いや、やらへんのかい!』とか、

『いや、どないやねん!』とか、

『だから、そない詰めこむ必要ないやん!』とか、

『確かに、出版社も仕事遅かったけど、質がちゃうわ!』とか、

『いやいや、まだ荷物残ってるのに、満足すな!』とか、

『2人で作業してるのに、1人が作業、1人が見学て!分業していこ!』

とか言ってます。

こんだけ書きましたが、本当に良い人で、給料にチップをはずんでくれます。

念のため、本当にロンドンで自営されている日本人として、きちんと成功されている方は少なく、素晴らしいんです。イギリスに来る際は、是非ご利用ください。詳しくは問い合わせてぴょん。


ぴょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!


2011年1月25日火曜日

スモーカーとゲイと赤子誕生。


ビルの谷間をすり抜ける鋭い北風が、僕の耳をこすってきた。今までなら「寒いっ」とつぶやいていたかもしれない。けれども、いつの間にか、ロンドンの寒さが心地よく感じるようになっている。


いやいや、風が耳をこするって何!?いきなり、ゲイっぽい文章の始まりで、読者のお目目を汚してしまっていたら申し訳。

先日、久しぶりに嫁さんと休みが合ったのでロンドン郊外まで、アウトレットショッピングに行ってきました。

結構なブランドが並んでいるいいアウトレットです。規模はそこまで大きくないですが、凝縮されていていい感じです。

久々の買い物にテンションがあがり、家の近くの地下道で


雲竜型ではなく、不知火型のお披露目。慣れない不知火型なので、腰の据わり方が甘く、手の広げ方が弱く見えます。顔も強張っています。今後も、不惜身命の気持ちでまい進します。


こちらは、ベイカーストリート駅の壁の模様。以前にも書いたかと思いますが、ベイカーストリート駅周辺は、シャーロック・ホームズのゆかりのエリア。なので、駅の壁もこんな感じです。ただ、この画像をズームすると、大きなシャーロック・ホームズの横顔になります。


もの凄く、近い距離でパイプを吹かれると、臭くて臭くて。シャーロック、やめてぇぇ~!


駅内、公共の建物内は、全て禁煙です。


アウトレットまでは、特急電車で約1時間。乗車前に、コーヒーとエクレアを購入(トイレに入る30ペンスを作るために)。パリに本店がある、PAULは今ではロンドンでも大人気。初めて食べましたが、非常に美味しいです。『シュークリームは、タカラブネ♪』のCMでお馴染みのタカラブネもオチオチしてられません。

タカラブネと比較かい!いや、まじで美味しいです。ロンドンに来られた際には、お試しあれ。


いざ、アウトレットに向うために、まずは電車のチケット売り場に。目的地のアウトレットまでは、往復30ポンド。正直、貧乏な二人には高いのです。米、2か月分買えるんです。いや、2人の往復チケットなら、4ヶ月の米購入できます。

そんな風に思いながら、チケットの列に並ぼうとしたときに、黒人のおばさんが、僕になにやら話かけてきました。見るからに、派手っぽいおばさん。何を言うとるねん、と思いながら、耳を傾けてみると

黒人『ビスタービレッジに行くの?ビスタービレッジに行くの?』

僕『ハイ、ソウデス』

黒人『私たち、2人とあななたち2人でチケットを購入すれば、一人往復17ポンドになるから、グループ割引で購入しましょ!』

僕『ウワー、ソレ メッチャ イイデス!ウワー、ソレ メッチャ イイDEATH!!』

ということで、こちらは特急の団体割引が4人から適用されます。黒人のおばさん2人と、アジア人2人という、どう見ても不釣合いな4人でチケットを購入。


『4人なら、一人17ポンドなのよ~、お得なのよ~、女として、こういうことは知っておいたほうがお得よ。』を嫁さんに説く黒人のおばさん。ただ、チケットカウンターの黒人従業員には、一瞬で見抜かれてましたが、問題なし。

その後、アウトレット内で、買い物する2人を見つけ、何度かすれ違いましたが、僕に目を合わせるでもなく、完全にスルーしてました。


最近、イギリスで話題のニュース。サー・エルトン・ジョンに代理出産のお子さんが産まれました。リスペクトを込めて、エルトン・ジョンの動画をどうぞ。


2011年1月21日金曜日

マリオのテンション、アゲサゲ。


早いもので、もう木曜日。新しいことを始めると、時間が過ぎるのが早く感じるものです。

昨日、僕が今度新しく働くお店のプレオープンということで、トレーニングとして働いてきました。来たお客さんにはハンバーガーをタダで提供するというものでした。

慣れないデザート作りに若干戸惑いながらも、今までの経験通りバーの仕事をこなせました。もっと覚えないといけないことも多いですが、一生懸命働きたいと思えました。


僕の持ち場は、バーなのですが、一緒に働く一人のイタリア人の気性が激しくて、若干うっとうしく思えます。ただ、長い時間一緒にいると、憎めない奴だと感じるのですが。

彼の名前は『マリオ』。おにぎり好きの山下清似、南イタリア出身の顔面ニキビ多めな伊達男です。イタリア人らしく、本当に女の人に目が行きます。イタリア人は、誇りが高すぎて、自分たちの国の料理が一番、コーヒーも一番、アイスも一番だと思っている人が多いんです。皆、揃って言うのが『ロンドンで、美味しいイタリアンなんて見つけられない!』と言い切ります。そして、研修の際も提供されたマカロニサラダを食べようとしませんでした。

『おい!食べろや!一応、自分らが提供する料理の味、分かっておけや!』

と、一喝してやりたかったです。その割にはマリオは、インド系の人が営んでいる少し寂れたカフェに入ってホットコーナーに置いてある少し固くなってそうなピザを持ち帰りで注文し、『美味しいか?』と聞くと、『美味しくない』と言います。

『おい!なら、買うなや!』

と、一喝してやりたかったです。


そんなマリオはコーヒーの作り方にも自信があったようで、研修で教えられた内容が気に食わなかったのか、あまりマネージャーの話を聞いていませんでした。僕は正直、コーヒーの作り方がわからなかったため、研修の後、マリオに

『コーヒー ノ 作リ方、教エテ クレ。オ前 ハ コーヒー ノ 国 出身 ヤロ?エ?』

と尋ねると、マリオは胸を張って、

『オレ コーヒー ノ 国 ノ 人! 作レナイ コーヒー ナイ!!』

と言ってきました。

丁寧ではないですが、僕が聞く質問に、適度に適当に、答えてくれました。もちろん誇り高い顔と態度で。


そしてその後マネージャーに『マリオ、ラテ作ってくれ!』と頼まれ、作ろうとすると、めちゃ戸惑いながら、

『コレ、イタリア ノ ジャナァ~イ!クソ野郎!!』

と言って、コーヒーを作れず、コーヒーマシーンの文句を言うていました。それでも、コーヒーマシンと格闘する背中は、切ないものでした。


『ほら、見ろ!言わんこっちゃないわ!』と一喝してやりたかったです。そして、マリオはその後、スネ出し、レストランのプレオープン20分前までスネてました。

僕はマリオに、何とか元気を出してもらおうと『マリオ、頑張ろうぜ』と色々声をかけたのですが、埒が開きませんでした。しかし、店がオープン直前を向かえ、スタッフの士気も上がるとマリオのテンションも持ち返し、忙しくなると、マリオも張り切って働いていました。

適当にサボって、適度に懸命に働いていました。

本当に気性の荒い性格のマリオ。今後が楽しみです。日本人で言えばこの気性の荒さ、テンションの変わりようは、幼稚園児のようです。


そんなマリオは、30歳だそうです。


バイロンのハンバーガーです。ペロンッ!!


2011年1月17日月曜日

サンドウィッチマンズとオカメ。


昨日、まだ継続して働いている日本系のゲストハウスのオーナー(在英暦8年)と少し話をしていたのですが、イギリスには、MDというものが無かったそう。テープ→CD→MP3という流れだそう。ほんまかいな?

つまり日本で色々な技術が生み出され、イイモノを輸入して普及しているという感じ。今僕がこうして使っているインターネット。日本では光だとか言われて久しいかと思いますが、こちらはブロードバンド。しかも、ようやくブロードバンドが普及してきています。ちなみに、我が家のネット環境はおそらく電話回線です。僕はここらへんの違い何が違うか分かりませんが。


僕がサンドウィッチマンとして毎日働く中で、毎日トロピカーナのオレンジ&マンゴーを購入してくれたホプソンです。おそらく、彼の家は最上級のブロードバンドで、テレビは薄型で、デジタルで、多チャンネルなんでしょう。リサーチ会社の人なんです。本当に毎日色んなことを教えてくれました。ホプソンの横に立ってる僕の笑顔が幼すぎることが、彼の大人っぷりを証明しているでしょう。



めっちゃ年上っぽく見えるジョシュ(26)。来日歴もあり、旅も大好きなイギリス人。サンドウィッチマンをやる傍ら、ロッククライマーとしても活動。2月からはメキシコに渡り、活動するのだとか。彼の英語は本当に聞きづらく、てこずりましたが、話せば話すほど、見識があり好青年です。めっちゃ肩組まれてるけど、一応年下。俺、1コ上の先輩に、こんな面して肩組んだらさすがに、怒られるやろな。


以前にもブログで紹介したフェデリコ(26)とハンガリー人。このハンガリー人は僕の名前を覚えてくれたんですが、僕は彼の名前を知らない。というか、覚えることが出来ませんでした。ごめん。だって、『シュ』とか『チェ』とか、難しい発音が多すぎる。次に会ったときに名前は聞くことにしよう。そして、左のフェデリコ。この写真、やたら老けて見える。80%は来日するので、フェデリコを日本で見かけたら、よろしくどうぞ。

そして、僕の横でいつも作業をしていたエリザベス(21)。女の子は世界共通して人の話をそんなに聞かない。(あくまでも『女の子』の話。)『今日はどうやった?』と人に聞くも、そのあとは自分の話。本当に僕は彼女の良い聞き手だったか。あまり言っていることは分かりませんでしたが。ただ、僕が辞めると言ったときは誰よりも、『なんで!』と怒ってくれた人。ものスゴイいい笑顔してるのに、写真を撮られるのが嫌いだそうで、この後何度も僕のカメラで自分撮りしてました。


そして、最後に関係ない話。僕はこちらでHSBCという銀行を使っています。これは、ホンコン・シャンハイ銀行という会社で、日本にも最近出てきたのでご存知の方もおられるかもしれません。そこから届いたDM。内容は、『将来のために貯蓄をしよう』という内容のもの。自分たちの子ども、孫に資産を残そうという銀行のプロモーション。

ただ、そのイメージ写真が謎でした。

なに、この行事。孫の顔面に、オカメの面を合わせる行事ってあんの?ハゲたおじさんの前にはもう一つ面があることから、色々試着させるのでしょうか。さすがの子どもも嫌がるかと思いきや、丁寧に手を前で組み若干の猫背で、落ち着いた雰囲気が出すぎてて怖いです。

こんな行事あんの?子どもの将来を占う的な行事。




2011年1月16日日曜日

腹の出たオッサンのなんとも言えない写真。


危ない危ない。1週間に3回の更新をせずに寝てしまうところでした。今年は、自分に締め切りを持って、取り組みたいと思います。

前回と前々回とテレコになってしまいますが、サンドウィッチマンとして一緒に働いた仲間を紹介します。


真ん中にいるのが、イギリス人のポール(年齢不詳・20代)。彼は真面目で勤勉らしく、勉強も出来るそう。以前紹介した日本好きのフェレンスに『ヒロヒトって知ってる?』と聞かれ、一瞬で『ラストエンペラーや』と答えていました。素晴らしいです。地球の裏側の小さな国の前の王様の名前を僕は知りません。本当に勉強の出来る奴です。

体が小さい割りに、渋い声の持ち主で、毎朝僕を見て『ハイ、ディアス!』と笑顔で挨拶してくれてました。最後に連絡先を交換して、別れたのですが、やはり僕のことを『ディアス』という名前だと思っていたよう。僕も、薄々『ディアスって呼ばれてるなぁ』と思っていたのですが。まぁ、無理もないです。『ダイス』とかいう変な名前を持つ人、この世にいるなんて思えないですもん。

そして、写真右に写る人(年齢不詳・40代?)は、昨年末から入ってきた新入り。人には色々事情があるようで、イギリス人でこの年齢で、この仕事に就いている彼は、不思議な存在でした。正直あまり絡みがなかったのですが、ある日僕が日本人だと知った瞬間『アリガトウ、コンバンワ・・・』と日本語を疲労してくれました。最後まで名前を聞くことが出来ませんでした。でも、いい人でした。



そして、物凄い愛想の良いアンドレス(29)。彼はアルゼンチン出身ですが、親がイタリア人らしく、イタリアのパスポートと市民権も持っているため、イギリスで今は暮らしています。そして俳優志望。夢高き、本当に良い人です。いつも冗談を言っていて、よく笑わせてくれました。物凄い、ラテン訛りの英語を話しますが、明るく貪欲。ある日、自分が欲しい『シアバッタ』というサンドウィッチを探すために、『シアバッタの売れ残りない?シアバッタの売れ残りない?シアバッタの売れ残りない?』と聞きまくってました。日本に興味があって、日本に行けばサッカー選手としてプレーできるか?なんてことも、聞いてきました。


おまけです。お客さんのビルの壁に貼られてた写真を撮りました。何の意図があったのか、何で壁にこんな写真が貼ってあるのか、1mmも意味が分からない写真です。

おそらく、社員で飲みに行ったときの写真のようですが、なんとも言えない腹の出かたをしたオッサンのなんとも言えない日常の一こま。絶対絵にならないようですが、僕にはいつも訳の分からない暖かさを与えてくれました。

いや、自分やったら、会社の壁にこんな写真貼られたくないわ!なんで、誰も何も言わへんねな!不思議!

では、またお会いしましょう。

2011年1月12日水曜日

オープニング研修とテクノカット


おはようございます。何故だか目が覚めてしまい、暇なのでブログを書くことにします。

本日もどうやら、あいにくの天気のロンドン。皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は、気温も8度とか6度とか微妙な感じで、特段寒いというわけではありませんので、何だか嬉しい限りでございます。

さて、昨日新しいバイトの研修1日目に行ってまいりました。

正直、レストランのオープニングスタッフのこと履き違えていました。『サービスはこうするんですよー』とか『ここにコーラがあって、こうやって補充するんですよー』とか、そういう研修かと思っていたら、大違い。朝の9時半から5時半までガッツリ、講義を受けたんです。

一人のマネージャーがお店のことについて、アツくそしてクールに語ってくれました。『あぁ、こんな感じだから、伸びているのか』と思えました。長時間の講義は、正直受けている他のメンバーも疲れていましたが、良い経験が積めそうです。

1冊のサービスマニュアルというのを手渡され、それを元に、マネージャーが『ホスピタリティとは何か』という話を延々。日本のサービスは世界でダントツ一番と思っていましたが、イギリスも負けていなさそうです。

ただ、本当に『ざThe 講義』だったので、途中から頭が英語に追いつかなくなってきて、マネージャー(女性)が、時折髪を耳にかけるのですが、そのときに見えたモミアゲの不自然さに気づいてしまい、『あれ、テクノカット?』『ものすごい、普通に長い髪の毛やのに、モミアゲだけテクノカット?』ということに頭を囚われてしまいました。

今日は2日目です。どうやら、メニューの試食・試飲をするようです。顔面真っ赤にならないように気をつけます。






2011年1月11日火曜日

ハラキリとフェレンスとサンドウィッチ卒業。


知りませんでした。『明けましておめでとうございます』なんて、言いましたが、今年が平成23年ってこと、知りませんでした。完全に平成22年だとばかり、思ってました。

日本男児として、失格!腹切ります!


さて、ハラキリという言葉は、もちろん外国人に多く知られています。

以前、サンドウィッチの仕事で僕がしなければならないことを、忘れて帰宅し、次の日、『ダイス、あれやってなかったでー!』とみんなに言われました。(僕はバイト先で『ダイス』と呼ばれています。『サイコロ』という意味です。発音もしやすく、覚えてもらいやすいので、良いあだ名だと自負しております。)

話を戻して。みんなに若干攻められた僕がとった対応は、

『ゴメンナサイ! ゴメンナサイ! 僕 ダメ ナ コト シタ! ダカラ、 ミンナノ 前デ ハァラァキリィー!』

『ハラキリ サセテェ!』

と叫んだのです。正直、自分で言うのもおこがましいですが、ウケました。だから、外国人に攻められたときは、『ハラキリ サセテェ!!』と言うのがベストです。

ナンノ アドバイス ヤネン!


ということで、本日サンドウィッチの仕事を卒業いたしました。ちょっと急に次の仕事が決まったので、今朝バイト先に行ったら、『え?ダイス今日が、最後なん!?』『水曜日って言うてたじゃん!』『ほんま?ほんま?』の嵐。

僕は金八先生並みの笑顔で、『ソウナンダヨ。』と応えました。

たくさん写真を撮ったのですが、本日はその一部を紹介。

ハンガリー人のフェレンス(31)。本当にすさまじい程の日本好き。僕の雲竜型の存在を消すほどの、合掌姿の素晴らしさ。日本語も少し話せるのですが、日本に対する興味は半端ない。一方、なんでクジラを食べるの?とか、イルカを殺すなんて信じられない、なんて話で議論をしたこともあったっけ。彼から、クジラ漁の“悲惨さ”を描いた映画『the cove』をいただきました。

そんな彼には、的確と思い、友達の証を伝授しました。


顔がアカン。一言で言うと。もっと真剣に取り組んで欲しいものです。あと、姿勢が緩いです。でも、彼は本当に素敵なハンガリー人でした。ありがとう。

そんなフェレンスから、ブログを読んでいる日本人の方にメッセージです。


イルカとクジラを殺さないで。僕らの友達。
さもないと、シーシェパードに狙われるぜ。

と言ってます。勉強家のフェレンスでした。
ちなみに、ヒロヒトって知ってる?とも聞いてきたことがあります。
皆様、分かりますか?

2011年1月10日月曜日


本日は、テレビのお話。前回の日記でポスターの話題を書きました。女性が馬を舐めるポスターと新生児が流れてるポスター。どちらも、channel4というテレビ局の作品で、エンターテイメント性の強い作品が多く放送されています。

そのチャンネルで、素晴らしいドキュメンタリーを発見しました。

ある日本人がテーマです。外国から見た日本という国は、非常に興味深いそう。そら、そうです。地球の果ての果て。その果ての小さな小さな島。その中に、イギリス人口の倍もある1億3千人の人が住んでいる。そして、その小さな国の中でかなり大きな経済活動が繰り広げられている。そら、『どうなってんの?!』と興味を持つにきまっています。

その日本人の中でも、特に異彩を放った人のドキュメンタリーを見ました。

カラオケ、灯油ポンプ、毛生え薬、そして、フロッピーディスクの生みの親。

そう、ドクター中松です。



実は、この映画数ヶ月前に語学学校の先生や日本人生徒とご飯を食べに行ったときに、話題にあがっていたんです。ただ、このときその席にいた日本人女性2名がドクター中松をことを知りませんでした。

ドクター中松知らない人も、是非最後までお付き合いください。

世界のいたるところで、実はこの『映画』が公開されているそう。色んな映画祭で公開されたそう。

その映画を見た感想ですが、実に面白い。ドクター中松はもちろん、面白い。また撮影方法も、編集も面白い。茶化した感じにも受け取れますが、面白かったです。

何より、80歳のドクター中松氏の英語が素晴らしい。キレイなイギリス英語を話しておられました。

ドクター中松の人間性はもちろん、映画の作品性も楽しめます。ちなみに、これは映画といえども1時間なのですが、10月のとある晩に、イギリスのお茶の間に流れていたそうです。

イギリス、カオス!!




良いカメラは、良い匂いがするそうです。さっそくカメラ好きの親父に知らせようと思います。明日から、ヨドバシカメラでカメラを匂う人が大量に発生しそう。

脳内の酸素を極限まで下げると、脳の働きが活発になる。この理論を使い、水中で潜水をして、手に水中でも使えるエンピツとノート(ドクター中松発明)を握り締め、潜水で泳ぎながら、頭に浮かんだことをメモする。『この方法で、フロッピーを発明したんだ。』と、着替え中、半分だけ袖を通した状態で、肌着丸出しで、笑っていました。

誕生日会で、『エラヤッチャ、エラヤッチャ、ドクター中松♪』といいながら、沖縄の踊りか、阿波踊りか、手首の運動か、変な動きをしていました。

子どもが『誕生日おめでとう』と言いながら、プレゼントを渡してきたシーンでは、お気に召さなかったのか、『おはようございます、誕生日おめでとうございます。』と言いなおさせていました。ちなみに、撮影シーンは、晩の家の中。ただ、芸が細かいのか、何なのか、テレビでは『アッコにおまかせ』が流れていました。

色んな茶化したシーンがありましたが、非常に有益な面白い映画でした。

日本では見れるか分かりませんが、タイトルは『Invention Of Dr. NakaMats』です。是非、このタイトルで検索してみてくださいませませ。

YOUTUBEでも見れるかもしれません。

2011年1月9日日曜日

面接とポスターと抱負実行。


今年の目標として、ブログを週に3回書くとおとつい宣誓したばかりの上田です。しかも、先ほど、友人からのメールに、『週3回更新の抱負をすでに破った奴』扱いされたので、意地でも書いてみます。

書かなかったら、許してね。ペローン。

さて、週に3回も書くとなると毎回長文は書けません。いや、書けるかも。いや、わからん。


今日、とある面接に行ってきました。フラットメイトのホセとマルタが働いているBYRONという高級ハンバーガーショップで、今ロンドンに10店舗ほどあるお店です。しかも、最近店舗が増えていて人気があるようです。その人気と右肩上がりの様子を垣間見たいということで、求人に応募したところ、面接に行くことになりました。

結果は、第2ステージへ。というか、おそらく確定っぽい。次の火曜日と水曜日に研修に行ってきます。



これがBYRONのEarl's Court店です。僕が働くとこではありません。お店によって、テイストが違い、シャレオです。今日面接をしたお店は、アメリカの田舎のハイウェイ沿いにポツンと佇んでいそうなお店でした。そこもまた、シャレオです。


ロンドンの地下鉄の駅は比較的キレイです。これは、パリに行ったときに感じたのですが、ロンドンの地下鉄はキレイです。なんといっても、ホームに貼られているポスターが破られることなく、落書きされることなく、キレイな状態であるのです。

その中でもかなりインパクトのあるものを紹介。


このポスターが電車を待ってる人の目の前に、ドカーンと飾られているので、確実にイヤでも目に入ってしまいます。非常にエゲつない写真です。ちょっと見てみましたが、完全にコメディーでした。瓶底のメガネをかけたギルバートというイケてなさすぎる女性が発狂するコメディーです。しかし、このポスター、エゲつない。


そして、このポスター。かなり目を引きます。新番組だそうです。何の番組か、まったく想像がつきません。エゲつない。

どちらも、チャンネル4という局の番組で、どちらかというとエンターテイメント性が強い局です。『自然な英語』=『汚い大人の言葉』を覚えるには、うってつけです。


次にロンドン交通局のポスターです。

いわゆる『駆け込み乗車はお止めください』というポスターです。何の変哲もないように見えるのですが、左下に『昨年の負傷者:192名』と書いてあります。

小さい、小さい、数字が小さすぎる。ちなみに、負傷というのは、どの程度なのでしょうか。こんな小さい文字で、書いても、負傷する人はもっと豪快な人だと思うので、意味ないんじゃねーの!と思いました。

192名。多いやら、少ないやら。

では、the morgana showの一部をどうぞ。ポスターの写真の人がメガネをかけて出てきます。


2011年1月7日金曜日

サンドウィッチときつねうどんと中国とインドの行く末。


今年は、できるだけたくさんブログを更新したいと思いながら、すでに1月7日。皆様、いかがおすごしでしょうか。

昨年は、写真を撮って、頭の中で、あの写真にあのコメント入れて、次にあの写真入れてって思ってましたが、カメラがいかんせん古く、画素数もよくないため、そこまで写真撮るテンションがあがりませんでした。日本に帰って、デジイチを持ってきたいです。

さて、昨年の7月末から続けた『サンドウィッチを自転車でオフィスに宅配する仕事』=『サンドウィッチマン』を来週の水曜日で辞めることになりました。

昨年の12月からマネージャーに、『僕、コノ 仕事 辞メル。ソシテ、違ウ コト シタイ。』と伝えました。マネージャーは、『なんで?仕事イヤになった』と聞いてくれましたが、『違ウ。僕、イギリスニ 2年 シカ イレナイ。 ダカラ、色ンナ コト シタイ』と言ったんです。

で、仕事は見つかってから、サンドウィッチ辞めたら良いって言うてくれて、この度辞めることに至ったんです。まだ仕事は確定してませんが、決まりそうなので、辞めることにしました。

また、後日一緒に働いた仲間の写真を載せたいと思います。


そして、話は変わって、今日『きつねうどん』がナゼ『きつねうどん』というか、ということを知りました。それは、きつねが揚げが好きだから。それは、きつねが揚げが好きだから。

知りませんでした。知りませんでした。皆さん、知ってましたか?他に結構色んなことを知っていたのですが、自分が好きな『うどん』、その中でも王道の『きつねうどん』のことを知りませんでした。

灯台下暗しです。

そういえば、消費税が20%になりました。あまり、影響はありません。

では、頑張って頻繁に更新します。


カウントダウンでの中国人とインド人。
今後、伸びていくと言われているインドと中国ですが、
この写真によると、インドのほうが勢いありそうです。

2011年1月2日日曜日

ロンドン賀新年。


明けましておめでとうございます。この場を借りて、新年の挨拶をさせていただきます。

昨晩は、ロンドンの目玉とも言える国会議事堂や大きい観覧車ロンドンアイが望めるテムズ川沿いの花火を見てまいりました。人生の中で一番、激しい花火でございました。

花火の話は、また追々させていただきます。

昨年の3月から日本を飛び出し、イギリスのロンドンに住み始めました。結婚をして、海外の当てもない生活というのは、本当に無謀な話ですが、何とか年を越すことができました。

これも、一重にブログ読者のおかげだと思っております。

僕たちは幸い2年間、こちらにいることが出来ます。『苦労を買ってした』といえば、美談に聞こえるかもしれませんが、本当に前の会社の人を含めて、家族、友人、周りの色々な人の支えがあるからと感じております。


今年は、何とか自分自身を『固めて行く』つもりで行動をしないといけないと思ってます。日本で色んな業界で頑張る友人が、有難いことにたくさん僕の周りにはいてまして、そんな彼らに負けないようにしないと、と思ってます。


それでは、今年の抱負というか、目標というか、抽象的な話を一席。
みんなと一緒にある列に並んでみました。
しかし、それでは面白くないというので、みんなと逆を向いてみました。
しかししかし、そんなことしても、誰も相手にしてくれません。
ということで、正でも逆でもない、方向を向いてみました。
ただやっぱり、誰も相手にしてくれません。

ということで、おもろいことをしてみました。
すると、数人反応してくれたようです。

こんな風に、周りに良いインフルエンサーになりたい。
ただ、そうあるには面白くないと目を向けてくれない。

海外に出ようが、どこにいようが、面白いことをし続ければ、
反応があるもんだ、と思っております。


今年も、今後もよろしくお願いいたします。


P.S.
紙芝居がしたかったのではございません。
久しぶりにペイントを使って、
絵を描きたかっただけです。
カキタイんですわ、結局。



では、花火の様子をどうぞ。