2011年2月28日月曜日

話題の映画と写真写真写真。


今朝は、突き抜けるほどの快晴だった。それも束の間、昼過ぎには雨。そして、夕方には止んで、濡れた服もすっかりな、乾燥具合。

先日、グラフィティアーティストのBANKSYという人が監督の映画、『exit through the gift shop』を見た。イタリア人のフェデリコが無料でダウンロードをしてくれたので、パソコンで一緒に鑑賞会。

一言で、感想はコメディとしては最高か、ということか。これをドキュメンタリーとして見ると、幻滅するかもしれない。正直、BANKSYやOBEY、その他のグラフィティアーティストの制作活動を追いかけるドキュメンタリーだと、僕は思っていたが、そう思ってみると、大ゴケ間違いなし。

興味があるかたは、是非ご覧ください。

そして、久しぶりにハンバーガー屋の合間を縫って、ロンドン散策。





写真を撮りながら、歩いたのだが結局どこが何なのか分からないものも多々。この上の写真なんて、おそらく観光地なのだろうが、結局何か分からなかった。ただ、少女の見つめる目は純粋だったということだけは、分かった。

そして、我がバーガーショップ・バイロン。

めっちゃ、カラフル。めっちゃ、ゲイ。

2011年2月23日水曜日

働き方と世界情勢。

1週間ぶりの更新になってしまった。いったん文章を書き始めると結構な文章を書きたい、というか、端折ってかけない性格なので、どうしても時間がかかる。最近、その時間をなかなか取ることが出来なかった。

久しぶりに風邪をひいたのである。完全に鼻かぜで、おそらく熱もあった。体が非常にダルく、関節も、おそらく、痛んでいた。

『おそらく』というのには、訳がある。日系の宿の仕事がここ1週間忙しかった。ロンドン市内に5ヶ所ほど宿を構えているのだが、このタイミングで新しく6ヶ所目の宿を始めることになった。その準備に忙しかった。数え切れないほどの家具を組み立て、移動させ、解体し・・・という作業の繰り返しだったので、筋肉痛でもあったのだ。

もちろん、ハンバーガーの仕事も休むわけにはいかないので、朝から家具の組み立てを行い、夕方から夜にかけてハンバーガー屋で働くというルーティン。おかげで、IKEAの家具なら、説明書がなくても組み立てられるようになってしまった。これは、日本に帰っても役に立つだろう。

この日系の仕事も、今週で終わり。3月からはハンバーガー一本で生活をしていくことになる。

しかし、日系の宿の仕事は色々勉強になった。自分が人の上に立ったとき、いかに下の人間の気持ちを汲み取ることが必要か、ということ。経営者のテンションと部下のテンションは必ずしも、同じではない、ということ。

その部下のテンションをいかに、高めていくかというのは大事な気がする。前の会社で大きなイベントの前に男性社員が夜中まで会場で作業して、いったん各自帰宅し、1時間後に戻ってきて、そのままイベント開催を迎えるという、労働時間36時間という壮大な日があったことを記憶している。

そのときは、なぜか愚痴などこぼれなかった。逆に今となっては、笑い話になる。なぜか充実していたから。

長時間働くことが、全て美徳というわけではないが、どうせ働くなら、楽しく働きたいものだ。


そんな体調のときに、世界では様々なことが起こっている。エジプト、シリアと中東・北アフリカの革命。ニュージーランドの大地震。

特にニュージーランドの大地震などは、人事ではない。どこの地域でも、それぞれの無事と安息を祈るばかりである。

2011年2月17日木曜日

絵馬に丸太乗ってる大人。


前回の日記で、イタリア人の女はチヤホヤされていて・・・とか、イギリス人の一部の女は・・・みたいなことを書いた。読み返してみると、実に爺臭い。「最近の若者は・・・」的なクダリとなんら変わらない。あぁ、こんなことを言うのは、もう止めよう。

と、思ってみたのだが、我慢ならないことは我慢ならない。

イタリア人の女の子、マルタと、イギリス人の女の子、エマの話。

イタリア女のマルタは、気性が荒い。イタリア人全般に言えるのだが、ゆったりしているときと、世話しないときの、差が激しい。そら、ベルルスコーニみたいなセックス首相を選んでしまうわ。(意味不明)

イタリア人はコーヒーが好きだ。だから、自分でコーヒーを作ろうとする。僕はバーテンダーなので、一応僕に『コーヒー自分で作っていい?』と聞いてくる。そこは、問題なし。ただ、その後だ。

コーヒーを作る際に、牛乳も使うのだが、冷蔵庫から牛乳を出して、使ったまま出しっぱなし。細かい話だが、牛乳をあわ立てるスチームを使った後、サッと牛乳をふき取らないといけないのだが、それもふき取らず使いっぱなし。コーヒーの粉も機械に差しっぱなし。

パナシは無しの話でしょ。

こんなことが続くもんだから、ずっと黙っていた僕もさすがに、『スチーム 使ッタラ 拭ケヨ。』と言うようになった。

本当に、勘弁ならない。あと、僕がデザートを用意しているときに、隣に来て、『それ、あたしの?』なんて笑顔で聞いてくる。

『オマエ ノ デザート ナ 訳 ナイヤロガイ!』

僕は一喝する。俺はイタリア人ではない。日本人だ。甘い返しなんらするつもりはない。世の中、そんなに甘くないぜ、ベイベー。


そして、もう一人。イギリス人のエマ。僕が日本人だと知ると、『ねぇ、トトロって知ってる?私、めっちゃ好き!みんなは、千と千尋が良いって言うけど、私は断然トトロ派。あのストーリー、何といってもキャラクターがたまらなくかわいい!』と言ってきた。

あ、ええ奴やなと、そのときは思った。(タンジュン)

ただ、この女もコーヒーを作りっぱなし、牛乳出しっぱなし、ホットチョコレートのカス、散らかしっぱなし・・・。

だから、パナシは無しの話でしょうがい!

あぁ、強く言ってやりたい。

『パナシは無しの話でしょ!』って、言いたい。


想像してみて欲しい。自分が働いている職場に、日本から遠く離れた国から来た人が働いている。その人は、何も文句も言わずに働いている。ただ、突然堰を切ったように、

『パナシ ハ 無シ ノ 話デショ!!』

と言われたら、どうだろうか。

書きながら、自分でも想像してみたが、イマイチ何のことか分からない。むしろ、どうでも良くなってきた。それは、『パナシは無しの話でしょ』という言葉を書きたかっただけだから。

スタッフパーティーでベストドレッサー賞をゲットしたトトロ好きのエマ。やはり、自分はいつでも主人公なのである。

パナシといえば、こんな曲が頭をループする。当時、ポンキッキーズでやたら流れていたスチャダラパー。小さい頃から、名曲聴かせるよな、ポンキッキーズは。


2011年2月13日日曜日

ハニカんだポーランド人が鳥の丸焼きを吊るす。


イタリア人の女の子は、周りの男子からチヤホヤされているからか、ものスゴイ自分中心で物事を考えている気がする。あくまでも、気がする、ということ。

イタリア人は・・・なんて書き始めたが、イギリス人の女の子も、そんな子が多い。自分が映画の主役なのだ。これには本当に一緒に働いていて、腹が立つことが多々ある。ストレスが溜まる。しかし、こんなことでイライラしているようではいけない、と店内で流れる音楽に体を委ねて、気を紛らす。

一緒に働いているスタッフの女の子で唯一、ポーランドの女の子がいる。『女の子』という年齢ではないが、かなりいい人なのだ。嫁さんの友達にどことなく似ているので、最初から勝手に親近感を抱いていた。

『嫁サン ノ 友達ニ、似テル デ』と、伝えたら、『え?!日本人!?嘘やーーん!』と言っていた。そらそうだろう。極東の、完璧な異国の人に顔が似ていると思うわけがない。

そんな彼女と色々話をしていたら、先日テレビで日本をテーマにしたドキュメンタリーを見たらしい。

その中で一番衝撃だったのが、東京の近くの公園で年間3,300人の人が自殺するところがあるということだったそう。正直、僕もその話を聞いたとき、まじかよと思った。そんな場所あるわけない、と。

すぐに気づいたのだが、それは富士の樹海のことだった。改めて、外国人に3,300人が年間自殺をしているという事実を聞かされるとハッとする。

ただ、知り合った外国人が日本のことに少しでも興味を持ってくれることが僕は嬉しい。そのことを『ありがとう』とポーランド語で言いたいと伝えた。

ポーランド語で、『ありがとう』は『チンクイヤ(正しくはジェンクイャ)』と言うらしい。

『チン 食い ヤ!』と覚えた。ちょっと下ネタっぽいな、とも伝えた。その意味を丁寧に伝えると、ガハハと大笑いしていた。

ポーランド人は、親日家が多いようだ。僕も、ポーランドについて知りたくなった。


ヨーロッパの人と一緒にいると、チャイナタウンが神戸に感じてしまう。それほど、アジアが近く感じる。

本当に、近く感じる。たとえ、軒先に鳥の丸焼きがかかっていようが。親近感を覚える。

そういえば、家の近くにテニスやゴルフ用具でお馴染みのYONEXという会社がある。その会社の前で、よく見覚えのある顔が。



もうハニカミ王子なんて、言わせない!!




2011年2月9日水曜日

ゴダイゴ流して、手紙読みながらピザ食べる。


ビーチサイドにいるかのように軽快なサーフロックが似合う考えられない天気だった、ロンドンの2月8日。

ここまでの快晴は、本当に久しぶりだった。しかも、一日中。28回目の嫁さんの誕生日には、もってこいの日だった。僕たちは、久しぶりに観光と称して、近所のノッティングヒルに出かけた。映画『ノッティングヒルの恋人』のメイン舞台になっているこの町は、週末になると多くの観光客でにぎわう。野菜や果物、ケーキや、骨董品など、一日では見切れないほどの屋台が立ち並ぶ。

誕生日に、これといったものを買ってあげれなかったので、せめてものプレゼントということで、嫁さんより一足先にノッティングヒルに出かけ、バースデーカードを購入。『愛羅武勇』や『夜露死苦』といったヤンキー言葉で手紙を埋め、封筒を閉じた。(大嘘)

封筒の開き口に、目印として即席のロンドンっぽさをあしらったイラストを描いた。我ながら、良い出来だ。

嫁さんと合流し、いつも気になっていたイタリアンに出かけた。たくさんのイタリア人に会ったけど、ロンドンでイタリア料理なんて食べれたもんじゃない!と口を揃えて言う。ただ、この店は入って分かったのだが、僕たち以外のお客さんがイタリア人ばかりだった。確かに美味しかった。


サクサクとした生地のピザに、ライスコロッケを食べた。先日の飲茶に続き、これまた美味しかった。『イギリス=料理まずい』というイメージは、本当に無い。イギリス人に言わせてみても、5年前程から確実に進歩しているそう。

一通り、食べたところで先ほどの手紙を手渡す。たかが、手紙だが喜んでくれ、本当に嬉しかった、改めて思うが、直筆というのはなぜか空気感や暖かさまで伝わる、不思議だ。(安ッポイ!)

一語、一語、丁寧に読んでくれたようで、これまた嬉しかった。嬉しさを素直に表現できない僕は、嫁さんが手紙を読んでいる間、こんな感じだった。

渋い。我ながら、渋い。こんな渋い表情で、ピザをナイフとフォークを使い食べる日本男児がかつて居ただろうか。ただ、帽子を脱げば、こんな髪型である。

バッチリのセンター分けに、ナチュラル過ぎる黒髪。髪の毛も、そのまま伸ばしっぱなし。

バブル時代を大学生として過ごして、サークルにディスコに!って張り切ってた人の髪型やん!(想像)さらに言えば、松井秀喜やん!松井秀喜やん!昔、友人が『松井って、めっちゃすごい野球選手で、スーパースターやけど、誰も髪型真似せぇーへん!』と言っていたが、その髪型を今、僕は真似しています。


店を後にし、若干日が長くなったロンドンを楽しんだ。


そういえば、先日チャイナタウンに行ったのだが、チャイナタウンはいつ来ても面白い。日本と似ているようで似てない、少しのズレが面白いのだろう。

『Fresh Carp』。広島カープファンは、食いつくか。夜の8時頃だったか、こんな感じで『新鮮』と売り出す中国人の大胆さ、日本人も見習いたいところか。

『鮮腐竹皮』。新鮮なのか、腐ってるのか、それともタケカワユキヒデブランドなのか。真相つかめないまま。


2011年2月7日月曜日

お気にと小龍包の肉汁をすすり、熱唱する。


ちょうど1年前、僕は結婚式を挙げた。結婚式、二次会とたくさんの家族、親族、友人、仲間、先輩に集まっていただき、楽しい日を過ごすことが出来た日。

本当にあっという間の日だったことを記憶している。それから、今日までも本当にあっという間だった。

二人の記念日ということで、今日は久しぶりに外食をしてきた。しかも、11月1日の入籍記念日に行ったお店と同じ店。なぜこの店を選んだかと言うと、単純に旨いから。おそらくロンドンで一番。そのお店は、イギリス料理でもなく、フランス料理でもなく、イタリア料理でもなく、飲茶のお店なのだ。

しかも、海外の中華料理は豚の臭さが強いのだが、ここの飲茶は非常に素晴らしい。


今日、いただいたのはシュウマイと小龍包と中華ちまきと、お気に入りのfeng何とか。この料理の名前が覚えられない。フェンチューだったか、感じでは○腸と書く料理。わからん。ワカラン!(元阪神・川藤風)

シュウマイの中に入っているエビがプリプリで、エビ1尾ずつ丁寧に片栗粉をまぶしてるのか?というくらいしっかりプリプリしていて、シュウマイの中で存在感を放っている。エビ好きの僕にはたまらない。

そして、ほおばると中の汁が口の中で溢れ返る小龍包。これを、半分ずつ食べて・・・なんてお上品ぶっていたら肉汁を逃してしまう。なので、一口で食らうのが理想。

上海の小龍包の絶品加減を友人から何度か聞いていたが、果たしてこれを超えるのかどうか、想像しただけでドキドキしてしまう。ちなみに、この小龍包の商品名は、上海何とか小龍包だった。上海とつく小龍包を注文したのは、その友人が何度も絶品だということを説いてきたためだ。大当たりだった。

そして、お気に入りのコノ子。写真からお分かりいただけるだろうか。このテカリ加減。もーいい加減にしてほしい。もぉ、いい加減にして!これ以上、僕の目に飛び込んでくるのは、やめて!ヤェメテ!(横山弁護士風)。中には、これまた、プリップリのエビと歯ごたえを高めるアスパラ的なものが。『プリプリ』という言葉は、プリンセスプリンセスというガールズバンドと、このエビのためにある言葉ではないだろうか。

今、このブログを書いてる数時間前に食べたはずなのに、写真を見ているだけでヨダレが出てきた。

シメにあっさりとした揚子江のような塩ラーメンを頼もうと思って、とりあえず『shimeji mushroom』と書いてある麺類と、中国の正月期間限定メニューのゴマ団子を注文。

そして、数分後ウエイターが運んできた麺類は、まさかの焼きそば。『え?』と思ったが、これまた食べ始めると、しっかりとした味なのに、お腹にどっかり来ない美味。

ゴマ団子の中身は、黒ゴマの甘いペースト。黒ゴマ好きの嫁さんが、率先して3つのうち2つを平らげた。

旨すぎて、焼きそばの写真を撮り損ねた。

では、二次会で自作のスライドショーをバックに熱唱した歌を最後にどうぞ。



しかし、なんやこのジャケットの羽織り方。片腕だけ袖通すって、酔っ払いか。

2011年2月5日土曜日

ポケットティッシュをツマミに正露丸を呑む。


今日は、完全にオフだった。久しぶりの完全休み。

高校の野球部でピッチング練習をしている夢を見ていた。大抵、この手の夢は良くない。内容が本当に良くない。あのときの想い出は本当に楽しく、今でも笑える話がたくさんあるのだが、夢で見るときは大概がつらい。ただ、今日の夢は良かった。かなりボールが走っていた。

(ちなみに、僕は高校時代、一応ピッチャーをしていたことがあった。ただ、橋にも棒にもかからない選手で、正ポジションは三塁コーチ。あの、腕をグルグル回している人。つまり補欠。)

そんな清々しい夢で目覚め、先日実家から届いていた荷物を郵便局に取りに行った。ヒートテックのパッチを穿いて、ちょっと薄着でお出かけ。

荷物を受け取り、郵便局から歩いて帰ったのだが、若干重い荷物に、汗ばむ僕。ヒートテックのパッチ、失敗。何とか、家にたどり着き、荷物を開封。

怖かったが、カメラを送ってもらっていたので、今回は本当に楽しみだった。そのカメラが無事に到着し、何とか安心。

そして、嫁さんの帰宅後、一緒に荷物を取り出していったのだが、尋常じゃないほどのポケットテッシュの多さに驚きを隠せず。

カメラのクッションとして、大量のポケットテッシュ。

靴の中に、型崩れ用としてのポケットティッシュ。

両親の実家の熊本のポケットティッシュ。

確かに、ロンドンのティッシュは固く、高いということを嫁さんがブログに書いていたと思うが。ということで、使わなくなったリュックサックに、今までのポケットティッシュを全て突っ込み、ポケットリュックサックティッシュに変身させた。


そして、荷物を送ってくれる度に、おそらく今まで3回ほど、ツマミが入っている。これまた大量。僕も嫁さんもほとんど酒は飲まない。そんな僕らに、呑んべぇの母親から大量のツマミ。サイズの大きいパッケージで保存すると場所も取るので、小袋を取り出し、ツマミボックスを作った。(パッケージを開けた瞬間に、サカナ臭が部屋に充満。)

この量、帰国するときも残ってるんちゃうか。何を隠そう今スルメと貝のツマミを食べながらブログ書いている。文体が若干、酒場の香りがするのもそのせいか。(ンナワケ アルカ!!)

前回は、下痢止めを送ってくれた。さらに、吹田市民の味方、正露丸も。ただ、それ以来ほとんど下痢をすることが無くなった。プラシーボ効果か。一時期は、リュックサックとウインドブレーカーのポケットに忍ばせていたが、もうそんな必要さえない。人間なんて、単純なものだ。

僕のお守り達。まだ、将来の道筋にハッキリとした光が見えないため、ダルマの目に目を入れていない。箕面出身のダルマに目が入るのは、いつの日やら。

今年こそは、必ず。