2010年8月26日木曜日

ジェシカおばさんが甲子園の砂を持って帰る。


自転車に乗って、サンドウィッチを各オフィスに持って行き、その場で商売をおっぱじめるサンドウィッチマンという仕事をしている私。そのことを、ブログで知ったのか、高校からの友人が


2007年 M-1おめでとう!


というメールを送ってきました。俺、そんなイカつないっちゅうねん。もの凄い爽やかなサンドウィッチマンやっちゅうねん。(ホンマは、メール サンキュ)

さて、毎日ほとんど同じ道を走り、同じ人に会い、同じ時刻に帰り、同じテレビを見ている私です。

日本でも、昼過ぎのテレビ番組はあまり面白くない。その時間帯に日本では『ジェシカおばさんの事件簿』という昔のドラマがやっていました。

そして、ほとんど同じ時間に、こっちでもジェシカおばさんが出ていました。ジェシカおばさんは、数々の事件を解決する、風貌いわゆる『おばあちゃま』という感じです。日本と同じ内容(アタリマエ)ですが、ジェシカおばさんは、英語を話します。(アタリマエ)。日本では、日本語を話します。

『イギリスでは英語、日本では日本語を話すのよ』と言ってるようなジェシカおばさん(84)

さて、どうでもいい話はさておいて、毎日同じ道を通っていますが、道にいる人は毎日違う。とりわけ、観光客が多いエリアなので、道を聞かれることもしばしば。昨日は、スペイン系のおばさまが道を聞いてきました。

女『ドウ ヤッテ オックスフォード 通リ ニ 行ク ノ?』

僕『コノ 道ヲ 真ッ直グ デ 右ニ 曲ガル ノサ!』

女『イクツ目ノ 角ヲ 右?』

僕『エェ~ット、2ツ目ノ 信号サ! タブン!』

女『サンキュゥ(半信半疑の顔)』


半信半疑の顔をされながらも、地下鉄を使ったほうがいいとか、ある程度行ったら他の人に聞いたらいいとか、言うべきでしたが、今回はとりあえずOK。個人的にOK。

また、黒人さん(めちゃくちゃ陽気な様子が遠くからでも分かる)が、ニット帽の代わりに、高級スーパーの袋を被っていたり、公園にいるリスに餌付けをして微笑むルンペンのおっさんがいたり、僕の自転車が珍しいので気安く話しかけてくる人がいたり、色々います。

そして、今日いつもポテチを買うインド系のおばさんに、いつものようにポテチを売ろうと近づき、今日は思い切って机の横まで接近。(いつもは、おばさんがこっちに来てくれる)

すると、おばさんの机の上には、家族の写真の代わりか何か、サイババの写真が4,5枚ほど飾ってありました。あ、信者か、と思ったものの、宗教のことに深入りは出来なかったので、今度チャンスがあれば詳しく突っ込んでみようと思います。

サイババは、いまだに聖職者として崇められているのか、と思った8月終わりの木曜日でした。さ、今晩は素敵なホールでJamie Cullumという人のコンサートに出かけてきます。




支離滅裂、駄文駄作、滅茶苦茶な文章やな、これ。

ということで、イギリスに来てまで毎日阪神タイガースと広島カープの結果はチェックしているのですが、それに加えて、全試合(ダイジェスト。決勝はフルで。)見た2010年夏の甲子園のエンディングをどうぞ。(ナンノコッチャ)


ゴリラの映像をあてに、牛丼を食らう。

嫁さんが腕をふるって作ってくれた牛丼を食べながら、テレビを見ていると画面いっぱいのゴリラが登場。なんじゃこりゃ、と思いついつい見てしまいました。

イギリスのBBCは、いくつかドキュメンタリー映画を作っていますが、本当に自然を相手にしたものは名作です。今回のゴリラのドキュメンタリーも圧巻です。ゴリラも映画化されるんかなぁ。されへんやろ。

しかし、ゴリラの赤ちゃんの顔は、なんと人間の赤ちゃんの顔に似ていることか。

しかし、それを撮影するカメラ隊のゴリラに対する距離感がすさまじいこと。近すぎる。

どうやら、ルワンダやウガンダにいるゴリラを撮影しているそうですが、ゴリラの群れがこんなにも圧巻だとは知りませんでした。今まで天王寺動物園でしかゴリラを見たことがないので(おそらく、他でも見ている)、こんなに長時間ゴリラの生態を見せられると、たまりません。(チャンネル変えろや)

木に登るゴリラ、あくびをするゴリラ、葉っぱを食べるゴリラ、胸を叩くゴリラ、つぶらな瞳のゴリラ。

本当に圧巻です。


あ、終わってしまった。そう、今番組を見ながらキーボードを叩いていました。僕もゴリラに負けずに、つぶらな瞳でロンドンを攻めて行こうと、牛丼を食べながら誓います。(ナンノコッチャ)

それでは、YOUTUBEにあがっていたゴリラの映像をどうぞ。

2010年8月22日日曜日

魚市場と黒王並みのライオン。


また、行ってきました。フィッシュマーケット。いわゆる、魚市場。朝も早よから、バスに乗って、若干道に迷って市場に到着。

前回は平日に行ったので、おそらく土曜日の昨日はいつもより値段も高め。そして、人も多め。にぎわっておりました。市場内の写真はないですが。。

たくさんの外国人(僕から見れば)にまぎれて、結構多いのが東アジア人。中国人や日本人、韓国人の姿が結構見られた。

中には、市場の魚売ってるおっちゃんに『コレハ 刺身 デ 食ベラレ マスノ?』と聞いてる日本人が。『刺身』は、外国人なまりで『サァシィミィ』と発音してました。

それに対して、おっちゃんは『サァシィミィ で食べれるぜ!君が好きならなっ!がっはっは!』と言ってました。ようやく、こちらに住んでいるイギリス人も日本食のブームで魚を生で食べるということに違和感がなくなってきたそう。ただ、本人たちが好き好んで食べるかは、微妙。そういう文化を認めてきたという感じだそう。



僕が学校に行ってたときも、先生が『日本人は、全てのものを生で食べるんだぜ!』と他の国の生徒に言うと、『えぇーーー!』と悲鳴まじりの声。

『マクドナルド ニ 行ケバ、ハンバーガーノ 中ノ オ肉モ 生デスゥ』

と僕が言えば、さらに悲鳴。

『冗談ダヨ、冗談ダヨ。僕ハ 冗談ガ 好キ ナノサ!』と鼻高々の僕。(嘘の話)


そんなこんなで、今回もめちゃくちゃデカイサーモンと、50杯は軽く入っていたイカの箱買いと、おそらく鯛であろう白身の切り身を購入。

予算オーバーしたものの、今月は結構節約しているということでOK。さっそく帰宅し、サーモンとイカを捌くことに。イカ50杯は正直疲れて、心が折れそうに。

そして、その晩久しぶりの手巻き寿司パーティー、2人で。脂が乗りすぎているサーモンはどっかり来たけども、お腹も心も満たされ大満足。

そして、今朝朝から(ほぼお昼ご飯として)イカとサーモンと鯛の三色丼。夢中で丼を、むさぼって、ふと顔を上げると目の前には外国の光景。

え!?なんで!?

と思ったのもつかの間。三色丼に夢中になりすぎて、築地か北海道にいてると僕は錯覚していたのです。そのことに、気づいて胸をなでおろし、三色丼を平らげました。(意味不明)


そして、市場に行く途中、いつもは観光客で多いトラファルガー広場を通過したところ、誰もいなかったので、今まで撮りたかったけど、人が多すぎて諦めてた写真撮影を敢行。まずは嫁さんから。

必死によじ登る嫁さん(27)

でかすぎるライオンに乗る僕(27)

ライオンでかすぎる。まるで北斗の拳・ラオウの乗る黒王のよう。

の上で雲竜型の僕。

これがラオウの黒王。でかい。

でも、それ以上にでかいライオン、そして迫力のある僕(27)

2010年8月17日火曜日

サマーのホリデー

サンドウィッチマンをしている僕は、毎日同じ10数箇所のオフィスに出入りしている。自分が売った分の20パーセントが自分の給料になるので、売り上げに関してはイヤでもシビアになる。

ただ、売っているものがサンドウィッチや飲み物、チョコレートやフルーツ、ポテトチップスなので欲しい人が確実にいるのは有難い。いわゆる僕の苦手な『押し売り』はしないで済む。

今朝は本当に寒かった。Tシャツ2枚来て、結構暖かいジャージを着て、家から自転車で走りだすと『晩秋か!』と、思わず突っ込みたくなるくらい寒かった。と、いえどもこのブログを書いている夕方4時半現在は、日差しが強く、家のカーテンを閉めるくらい暖かいのだが。

寒い寒いとはいえども、カレンダーはしっかりと8月を指している。8月といえば、日本ではお盆休み。もちろん、こちらの人も休みをとる。しかし、『この会社は○日から○日が休みです』というような休み方ではない。

今日、ある会社の受付嬢(嬢とはいえども、齢おおよそ60歳オーバー)に休みのことを聞いた。

『ホリデー ハ ミンナ 同ジ 時期ニ 取ル ノデスカ?』

『取りたいときに、取るの。必要なときに、取るの。それがホリデーよ。』

『ナルホド 勉強ニ ナリマス!』

と言っていた。確かに、会社全体をオフにしてしまう必要などない。それぞれが、それぞれを補い休みを取ればいいのだ。

日本でも、大型連休の分散化の話が出ている。ぶっちゃけ、どうだっていい。『赤信号 みんなで渡れば 怖くない』状態か。

取りたいときに、取ればいいじゃない。もっとも、この大型連休うんぬんの話は、大企業に勤めている一部の人のものですが。

こっちの人の働き方は効率がいい、というのを聞いたことがある。ある程度適当なところもあるらしいが、効率がいい。

日本もグローバル化を目指して、やっていくのなら休みなんて、好きなときにとって会社は常にオン状態であるべきではないかと感じた。


ま、僕、サンドウィッチマンにしてみたらできるだけ、休まずに毎日出社して、1ポンドでも多くサンドウィッチを買ってくれ・・・というのが切な願い。

今日から、毎日トロピカーナを買ってくれている黒人さんは休みになりました、2週間。休み明けたら、2週間分トロピカーナ買ってくれよな!と言いたい私。

さ、今からトロピカーナ飲もうっと。

(トロピカーナは結構高いジュースの一つ。正直、スーパーの棚から商品を取るとき、嫁さんには気づかれてませんが、かなり手が震えてます。そんな貧乏性の私は、昔親父と阪神百貨店に行き、寿司を食べたときに、親父の財布の中身を気にして、そのとき食べたかった『シャコの握り』を注文せずに、タマゴでとりあえず腹をある程度満たした経歴の持ち主です。)

誰が、興味あんねん、この文章!



これは、香港のトロピカーナのCMだそうです。『ち○こ、いいねぇ』と子どもが言ってるように聞こえます。(ドウデモエエワ)

2010年8月13日金曜日

ママゴト商売、約2週間。


可愛らしい自転車に、大量のコーラ、サンドウィッチ、チョコレート、ポテトチップスを載せた荷台をつなぎ、必死の形相で毎日ロンドンのあるエリアをかけめぐっております。

さて、8月は半ばだと言うのに、先日朝、雨が降っていたのでTシャツにフリースを羽織って出勤しました。

『フリースはさすがに暑いやろ』とは思ったものの、自前の自転車(写真下)で走り出してみると、フリース最高、適温だということが判明。8月にフリース羽織る奴がどこにおんねん、と思ったけれども、ここではそんな感じなのだから、いいじゃない。


毎日9時過ぎから、1時過ぎまでサンドウィッチを運んで幾つかのオフィスに持っていき、販売しているのですが、在庫管理から発注から、取り置きから、全てやる『ままごと』的な仕事にようやく慣れてきました。

これ、下手したら商売の勉強になるんじゃないか、と感じているので、帰国後は何か商売します。商いの息子でもなんでもない、商売のド素人が『ままごと』でつかんだ感触を鵜呑みにして、商売します。

物を持って行き、売るという単純なこと以外にも、サンドウィッチやチョコレートなど商品が入っているバスケットの中の陳列を変えることから楽しんでいます。

たとえば、コーラの横にチョコレートをくっつけるなどして、工夫してみているのですが、これで案外チョコの売り上げが伸びています。

ビレッジバンガード的な陳列を、小さなバスケットで表現できればもっと売れるだろうなぁと指をくわえています。

また、自転車に乗る仕事柄、自転車好きの同僚もぼちぼちいます。また、追々彼らの写真を撮ってブログには載せたいと思っています。

まさか、ロンドンに来て朝からサンドウィッチを売る仕事(超労働階級的仕事)を、日本人がやるなんて思ってもみませんでしたが、英語を話す環境・英国のオフィスを垣間見れる環境(文字通り)・生きることに必死な人たちと働ける環境を考えれば、僕にはもってこいだと感じています。

自転車で走っていると、スーツを着た日本の企業の方であろう会社員や綺麗な格好をした留学生をよくよく見かけます。

そうしてみると、日本はほんとうに豊かだと思う今日この頃。

生活力をひしひしと付けていると感じる今日この頃です。



あぁ、舌におくとトロける焼肉食べてぇ~~!(贅沢ヤガナ!!)


2010年8月9日月曜日

チャーリー、ゲット。自転車格安。




僕の仕事は、オフィスにサンドウィッチを売る仕事なので、お休みはカレンダー通り。そして、先週に引き続き本日日曜もまた、自転車を探しに行ってまいりました。

カメラを持っていってなかったので(ロンドンに慣れるまでは、色んなものをパッシャパッシャ撮ってたのになぁ)、その自転車がどんなふうに売られているか、お見せすることは出来ませんが。。

ロンドンでは、週末になると色んなところでマーケットが開かれています。日本で言うフリーマーケットなんて柔なもんじゃございません。世界各国の屋台がずらり、世界各国の人がわんさか、世界各国の言葉がペチャクチャ、盆と正月一緒に来たよなてんてこ舞いの忙しさ、です。

僕らが先週に引き続き出かけた、ブリックレーンというマーケットは、本当にたくさんのガラクタから掘り出しものまで、見ているだけで楽しい、かと思えば、人が多すぎて気分が悪い、たまに便の匂いが鼻をついてきて気分を損ねる、そんな楽しい場所です。

自転車を大量に売っている業者らしき人もみかけるのですが、道端で中東出身かと思われるオッサンが似合わぬ自転車を持って立っている場合もあります。このオッサンが持っている自転車も、もちろん売り物になってしまうわけです。

で、色々歩いていると見つけたのが、青く光る(若干のサビあり)スタイリッシュなドロップハンドルの自転車!!

『おぉ、ええやんけ。ええやんけ。』

パッと売っている人を見ると北アフリカ出身らしき兄ちゃん。

『コレ、ナンボ、デスノン??』

『これ、30ポンドや。』

『ホッホォ~、チョット、見セテ』

『いいよ』

そんな会話を交わし、自転車をじっくり見ることに。最近、自転車のことについてインターネット上で、サーフィンしまっくていたので、だいたいどんなもんか分かる僕。前のブレーキがない。後ろのブレーキはバッチリ。後ろのギアが5枚ほどついているのに、変速機がない。

『コレ、変速機ナイネ』

『そうだよ』

『アル意味、固定ギア、ダネ』

『そうだよ』

嫁さんの様子を伺い、『買ったらいいじゃ~ん♪』とのこと。

『コレ、試乗サセテクレ』

『いいよ、その代わり30ポンドの保証金を払って』

え?30ポンドって売値ですやん。どういうことや?それ、もう買う方向になってしまうんちゃいまんの?と思ったものの、

『ヨッシャ、30ポンド払ウ』

『うん、気に入らなかったら返すし。以前、知り合いがお客さんに試乗させて、そのまま乗っていかれたんや。だから、こういうシステムにしてるんや。』

『ソウカ、ソウカ、ソレハ、悲シイ。』

と言って30ポンド払い、辺りをプラ~っと漕ぎました。うん、問題ない。ブレーキは修理したら、ええわ。と思い、購入。

購入前に気づいたのですが、メーカーはラレーというイギリスの名門中の名門ブランド。さらに、自転車の形は、女性にも乗りやすいように作られている『ミキストフレーム』というもの。

細身の僕に似合う、フェミニンな自転車や。これで、ゲイからの注目もバッチリや!ってどアホ!!

という、乗り突っ込みも決まるほど、気分は上々。現地から家まで自転車で約1時間。これで、案外狭いロンドンも自由に行動できるぜ。

正真正銘のラレーのマーク。イングランドは、ノッティンガムにかつて工場があった。
このマークには、ノッティンガムの刻印があるので、ぼちぼち古いタイプだす。だす。

大家お好みのピンク色の壁にも映えるブルーのラレー。
街乗りにも十分使えるように、しっかりと泥除け付。

前の所有者がつけたであろうドロップハンドル。
これから、色々改良、改造をしていくのでお楽しみに。

この自転車は30ポンドだった。中古でなぜ、ここまで安いかと言うとおそらく盗難車だから。僕も盗難されないように気をつけないと。

そして、最後に。かつて日本で話題だったTV番組『マネーの虎』を覚えておられる人も多いはず。あの番組は、システムを世界各国に売り、その国オリジナルの『マネーの虎』を放送している。

そして、イギリスでも最近、新シリーズがスタートした。日本よりも、厳しく、シビアである。日本のバラエティー的な要素はほとんどない。

しかし、日本の番組で虎の一人だった、『な○でんか○でん 川○社長』を覚えておられるでしょうか。あの方に、非常に似ている人がイギリス版『マネーの虎』に出ています。

川○社長

渋い。イギリス版『マネーの虎』JamesCaan氏。

あんま、似てませんでした。

2010年8月7日土曜日

仕事、一週間終了。


前回お伝えしたサンドウィッチを自転車に乗って売りさばく仕事、順調に一週間が経過しました。足がふとももが、高校入学(野球部入部)1週間過ぎた頃と同じくらい筋肉痛です。細身でブイブイいわしていた足ともおさらばです。これからは、ゴツめでブイブイいわすことになることでしょう。(やかましわ)

僕の仕事は毎朝8時半に事務所にでかけ、前日個別発注していたサンドウィッチやチョコレート、飲み物、スナック菓子を荷台に詰め込む作業から始まります。

その前に、事務所前で一服しているフィオンというイギリス人のボーイ(17)と談笑。僕の10個したとは思えない、カジュアルさを醸し出すフィオンと談笑。日本でやったら、ボコボコにいてもうてるけどね。(嘘)

荷台に荷物を詰め込んで、自転車に荷台をセットして出発するのが9時15分。そこから、結構重い自転車を立ちこぎで、もちろん車道を、バスの排気にまぎれながら、(この排気がマイナスイオンやと、僕のお肌はツルツル以上に。)1箇所目の会社に。

自転車を漕ぐこと、約20分。アイポッドを聴きながら。曲をシャッフルしながら、聴いているとTMレボルーションのホワイトブレスが流れてきて、熱唱しながらチャリをこぐ(5日間で3回ほど)。しかし、このアイポッドで、ここ2日はこちらのラジオ的なものを聞いています。コメディー系の。まったく何を言っているかわかりませんが、話している人が爆笑するので、『ここが笑いのポイントか』ということだけ、わかります。

オフィスビルに着いて、『ハロー』と言って、僕が来たことをオフィス中の人に知らせます。

『ドーモー、サンドウィッチマン、デスヨーー』
『ドーモー、サンドウィッチマン、ダヨー』

そして、待つこと5分。人が来るときもあれば、来ないときも。そして、次のオフィスに向かう。

これを7箇所ほど向かい、全部で11オフィス回ります。

5日間サンドウィッチを売って思ったことは、やたら、太っている人でも、カロリーを気にして『ダイエットコーク』を飲むということ。そして、ポテトチップス系を必ず買う。あと、チョコバーも。

スープのおばあさんや、パプリカ(結構味の濃そうなポテトチップス)のガイ、スープ常連のメガネの紳士や、迷いに迷って買わないレディーや、女の子にチョコバーをおごるアジア系、などほんとうにたくさんの人に会います。

まだ慣れていないので、会話という会話などは出来ませんが、『コレガ、オイシイ、ト、ワタシハ、オモイマス』とお勧めをすることもしばしば。

この仕事は、プチ自営業的な仕事で、発注、販売、管理、給料、などほとんどが自己責任。もちろん、お客さんも自転車も荷台も、そして商品も会社から与えてもらえるわけですが。。。給料は、全体の売り上げの20パーセント。そして、サンドウィッチなどの生ものの残りが一週間で88ポンドを超えてしまうと、19パーセント、100ポンドを超えると・・・というふうに、僕のもらえる給料も減っていきます。

なかなかワイルドな仕事です。普通に前に決まったYO!SUSHIにいれば、確実に時給6ポンド弱もらえたんですが。

そんなふうに思っていたら、2日連続リキシャ(人力車の自転車版。ロンドンではかなりの数のリキシャがいる。)乗りのエジプト系アフリカンと並走しました、車道を。そのときに、少しお互いの仕事の話をしました。給料の話がほとんですが。僕『カセイダ、20パーセント、シカ、モラエナイ』と言うと、『人生ッテ、ソウイウ、コトダゼ』と言ってきました。

格好いいこと言うわ、このおっちゃんと思いました。その後、颯爽と走れないリキシャのおっちゃんは、すごい形相で後ろから迫るバスから逃げるように、リキシャを立ちこぎしていました。

ちなみに、毎日結構重い自転車をこいで、結構重いバスケットをかついで、結構な日差しの下働いてる僕は、おそらく半年後にはこうなります。


そして、その3ヵ月後にはこのようになります。


そして、関空に降り立つころには、こうなってたいです。


最後に、またいいCMを一本。NIKONのCMです。カメラって本当にいいもんですねぇ。

2010年8月2日月曜日

心の贅沢と行き当たりばったり


毎年7月中頃から、9月末頃までロンドンのロイヤルアルバータホールという歴史ある王室にゆかりあるホールでクラシックのコンサートが連日行われている。これは、かなり昔にクラシックを馴染みのない人にも楽しんでもらおうという素晴らしく庶民寄りの企画である。

前に行ってた学校の企画の一つに、そのコンサートに行くというのがあったので出かけてみた。会場に向かうと、かなりの長蛇の列。おぉ、こんなにクラシックを聞きたい庶民がいるもんかと感動。そして、数十分並んだ後、5ポンドを支払い会場へ。僕らのチケットは階段を上ること5階。息が切れきれになりながら、最上階に。会場に着くと、席はなくだだっ広いバルコニー的な場所が広がる。そこから下を見下ろすと、上流階級の人が座る席がめちゃめちゃあるではありませんか!!

『下の階に行きたい、下の階に行きたい、でも僕はカジュアルすぎる服・・・。』

以前、Tシャツにズボン、帽子をかぶって、寒かったのでジャージを羽織って、クラブに出かけた際『お前は、カジュアルすぎるので、ダメ!!!』と入り口で言われ、僕以外の全員は会場に入り、外で引きつった笑顔で『俺は大丈夫やから!』的なジェスチャーをして、むなしさと、切なさと、心もたなさに包まれて、帰宅したことを、思い出した。

下の階は、またの機会にということで今回は最上階で音楽を楽しむことに。

上から見た会場。なかなかカジュアルな人が多いものの、僕みたいな若造はとりあえず上で我慢。

いや~、なかなかよかった。第9ではなく、第7.本当に良かった。ちなみに僕が一番好きな第9第4楽章も、8月末にあったので、気分がよければ行ってみようと思ってます。あと、帰宅後調べてみたら、jamie cullumというジャズピアニストが8月中頃に演奏するので、早速チケット手配。本当に楽しみです。


5ポンドのカジュアル席。おのおの、好きな状態で音楽を聴いております。寝る、読書する、瞑想する、音を立てること以外、ほとんど許されてる感じです。


そして、話は大きく変わって、こちらの食肉の話。スーパーには肉のブロックがメイン。薄切りなんかは、韓国系のお店か日系のお店に売ってあって非常に高い。そして、僕の好きな鳥の首の肉『せせり』なんかは売ってないのです。しかしが、しかし、この度、適当な肉屋にありました『せせり』。

英語で"ciblets"。せせりフリークにとって、覚えないといけない英単語です。

このせせりを、先日食したところ、嫁さんが料理をしてくれたのですが、首の骨が思いっきりドン状態。結果、手羽先のもっと食べにくい状態でせせりを食すことに。だが、せせりはせせり。美味しかったです。

そして、この前適当に散歩していて、(結構歩いて実は疲れた)見つけた科学博物館。こちらの美術館、博物館は無料が多いので、フラっと入館してみた。フラっと立ち寄ったわりには、かなり堪能。面白かった。展示型の博物館は、もう時代遅れだと、体験型の博物館に変えていかないとイカン!と思いました。(ケニアの博物館を研究しておられる教授の受け売り)。子どももはしゃぐ、うなずく、大人も時間を忘れる素敵な博物館でした。ちなみに、ミカハッキネンがF1で事故したときの本物の車が展示してありました。しかも、思いっきり触れる距離に。写真は一応ダメと書いてありました。しかし、触れます。

「見て!タイヤに体が収まったよ!」という人の真似をする人。
「見て!今話題の日本のスモーだよ!」という人の真似をする人

さ、明日からサンドウィッチ本職です。あー、緊張。もう1個バイト見つけよ。

今日は、今こっちで一番興味をひかれるCMの一つを紹介。『Don't Stop Believing』という一曲の歌をグループで歌うオーディション番組のCMです。X-Factor,Britain's Got Talentという素人人気オーディション番組に、Gleeというミュージカル系青春人気ドラマの要素を組み合わせた番組です。CMは本当によく、出来ていて『番組みよう!』と思いましたが、肝心の番組はイマイチ、いやイマサン。でも、CMはいいです。