2010年8月2日月曜日

心の贅沢と行き当たりばったり


毎年7月中頃から、9月末頃までロンドンのロイヤルアルバータホールという歴史ある王室にゆかりあるホールでクラシックのコンサートが連日行われている。これは、かなり昔にクラシックを馴染みのない人にも楽しんでもらおうという素晴らしく庶民寄りの企画である。

前に行ってた学校の企画の一つに、そのコンサートに行くというのがあったので出かけてみた。会場に向かうと、かなりの長蛇の列。おぉ、こんなにクラシックを聞きたい庶民がいるもんかと感動。そして、数十分並んだ後、5ポンドを支払い会場へ。僕らのチケットは階段を上ること5階。息が切れきれになりながら、最上階に。会場に着くと、席はなくだだっ広いバルコニー的な場所が広がる。そこから下を見下ろすと、上流階級の人が座る席がめちゃめちゃあるではありませんか!!

『下の階に行きたい、下の階に行きたい、でも僕はカジュアルすぎる服・・・。』

以前、Tシャツにズボン、帽子をかぶって、寒かったのでジャージを羽織って、クラブに出かけた際『お前は、カジュアルすぎるので、ダメ!!!』と入り口で言われ、僕以外の全員は会場に入り、外で引きつった笑顔で『俺は大丈夫やから!』的なジェスチャーをして、むなしさと、切なさと、心もたなさに包まれて、帰宅したことを、思い出した。

下の階は、またの機会にということで今回は最上階で音楽を楽しむことに。

上から見た会場。なかなかカジュアルな人が多いものの、僕みたいな若造はとりあえず上で我慢。

いや~、なかなかよかった。第9ではなく、第7.本当に良かった。ちなみに僕が一番好きな第9第4楽章も、8月末にあったので、気分がよければ行ってみようと思ってます。あと、帰宅後調べてみたら、jamie cullumというジャズピアニストが8月中頃に演奏するので、早速チケット手配。本当に楽しみです。


5ポンドのカジュアル席。おのおの、好きな状態で音楽を聴いております。寝る、読書する、瞑想する、音を立てること以外、ほとんど許されてる感じです。


そして、話は大きく変わって、こちらの食肉の話。スーパーには肉のブロックがメイン。薄切りなんかは、韓国系のお店か日系のお店に売ってあって非常に高い。そして、僕の好きな鳥の首の肉『せせり』なんかは売ってないのです。しかしが、しかし、この度、適当な肉屋にありました『せせり』。

英語で"ciblets"。せせりフリークにとって、覚えないといけない英単語です。

このせせりを、先日食したところ、嫁さんが料理をしてくれたのですが、首の骨が思いっきりドン状態。結果、手羽先のもっと食べにくい状態でせせりを食すことに。だが、せせりはせせり。美味しかったです。

そして、この前適当に散歩していて、(結構歩いて実は疲れた)見つけた科学博物館。こちらの美術館、博物館は無料が多いので、フラっと入館してみた。フラっと立ち寄ったわりには、かなり堪能。面白かった。展示型の博物館は、もう時代遅れだと、体験型の博物館に変えていかないとイカン!と思いました。(ケニアの博物館を研究しておられる教授の受け売り)。子どももはしゃぐ、うなずく、大人も時間を忘れる素敵な博物館でした。ちなみに、ミカハッキネンがF1で事故したときの本物の車が展示してありました。しかも、思いっきり触れる距離に。写真は一応ダメと書いてありました。しかし、触れます。

「見て!タイヤに体が収まったよ!」という人の真似をする人。
「見て!今話題の日本のスモーだよ!」という人の真似をする人

さ、明日からサンドウィッチ本職です。あー、緊張。もう1個バイト見つけよ。

今日は、今こっちで一番興味をひかれるCMの一つを紹介。『Don't Stop Believing』という一曲の歌をグループで歌うオーディション番組のCMです。X-Factor,Britain's Got Talentという素人人気オーディション番組に、Gleeというミュージカル系青春人気ドラマの要素を組み合わせた番組です。CMは本当によく、出来ていて『番組みよう!』と思いましたが、肝心の番組はイマイチ、いやイマサン。でも、CMはいいです。

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