2010年7月29日木曜日

ロンドン、初仕事。


いよいよ、明日からロンドンでの初仕事。こんなチャリに乗ってロンドンの街を爆走します。明日は、とりあえず今週で辞める人の引継ぎです。

明日は早めに起きて、一汗かいてきます。

サンドウィッチを売る、サンドウィッチマンです。

さ、稼ごっと。出来高制なもんで、頑張ります。詳細は、また追々。

2010年7月24日土曜日

寿司とベースと、次の仕事。


ようやく、仕事が始めれそうです。長かった、本当に長かった。この4ヶ月、ニート的な動きを繰り広げていた僕にとって、長かった。

さて、実はこんなことを言いながら、以前に1個決まった仕事が実はあったんです。それは、以前ブログにも書いたUKの最大回転寿司チェーンのYo!Sushiというお店。本当に日本の回転寿司を、そのままパクりました、というくらい出来の良いお店。そこに、ネットからウェイターとして応募したら、面接に来て~という電話があり、ノコノコと出かけました。

会場に着くと、僕以外にも2人が面接をしています。僕にとって英語の面接は2回目だったので緊張しまくりだったのですが、何とか質問に答えていきました。『前の仕事で、一番想い出に残っている最悪だったことは?』と聞かれ、『お客さんの前で、ジャパニーズスタイルの座り方(土下座を意味する)を3時間した』とか、ありもしないようなことを適当に答えていけました。

結果、面接は通過。まさかの通過。で、その日の午後から2次面接があるので、来てくれとのこと。

もちろん、出向きました。2次面接はおそらく、どれくらいサービスが出来るか、そんなことを見るのだろうと思っていました。いわゆる、アルバイトの面接だったので。

そして、時間5分前に会場に到着すると、そこには30名を超えるたくさんの面接合格者が。『え、なにこれ』と思い、とりあえず着席。目の前には大きなスクリーン。その横には、ありました、グラスやポット。これは、予想通りサービスの研修だと確信。

そして、担当者が前に出てきて30名の応募者に話しかける。時々、笑いが起こるも、僕にはあまりわからず、愛想笑い。『はい、じゃ、まずはこの質問を答えてもらいます』と言われてスクリーンに出てきたのは5つの質問。

・なぜ、YO!SUSHIで働きたいか
・YO!SUSHIに何をもたらせるか
・最近、今まで一番嬉しかったこと
・今までで一番、困惑したこと
・辞めたいと思ってる、自分の悪い癖

え、めっさむずいやん。しかも、この大人数の前で。うそやん。うそやん。


そう思うと、僕の体はガクガクと震えだしました。そして、挙手制で一人ずつ答えていくことに。一人ひとり話していくのですが、ここでも話の内容に、みんなが笑いだす。僕も、もちろん愛想笑い。なぜなら、担当者以外に5人の面接試験官が横でメモをとっていましたので。

どんどん、みんな自分のことを紹介していきます。はい、絶対無理。絶対無理。でも、何とかまぁええか、恥かいてかえろ、という気持ちが大きくなってきました。そして、人の話を聞いて、言ってることをパクろうと思いました。

何とか、その後手を挙げて、自分の話をする番に。日本では鉄板だった、『高校時代、野球ボールを口で取って歯が抜けた』話をしました。しかし、思うようにうけません。ウケないというか、『えぇ・・・この人、キツい・・・』的な表情で見られます。僕の今の状況のほうがキツいし、と思いながら。

その後、グループに分かれて、自分のたちの思う理想の国を考え、国旗を作り、国歌を作るというワークがありました。これ、就職面接ちゃうん!?と思うほど、ハードな内容。しかも、振り分けられたグループは、英語ペラペ~ラの女子3人と20代後半の僕一人。

大統領はベッカムにしよーよ!!いいねいいね!!
国旗の真ん中には、ドードー鳥を描こうよ!いいねいいね!

ガールズトークは続きます。その間も、面接官は、周りをうろうろ。僕も、参加してる風で笑ってうなずいたり、口パクしてみたり。

そして、一人の女の子が国歌の歌詞を考えはじめました。テーマはラップ調。俺は、『俺、ベースやるわ!』とノリに合わせて発言。しかし、女子無反応。

結局、国旗を言われた通りにハサミで切る担当をすることに。そして、時間切れ。グループ順に発表していきます。みんな、ちゃんとダサいながらも、国歌まで歌うんです。コーラスをつける人もいます。しかし、誰も楽器は演奏してない。

そして、僕らの番。前に行き、国の説明を一人の女子が、半笑いで。そのリーダー格の半笑いの女子がほとんど説明をして、最後に国歌です。

先陣を切って、僕が『ワン・ツー・スリーフォー!』といいかけた、『ツー』くらいのタイミングで、半笑いのリーダー格の女子が、『ワン・ツー・スリー・フォー』と言い出す始末。そして、一人のインド系の女子が、『ドードー  ドードー』とドードー鳥の鳴き声の真似(そんな風に鳴くんか?)。

そして、ヨー!から国歌が始まったので、俺は隅っこでお得意のエアーベース。見ているほかの、候補者も若干、笑っている、僕のほうを見て。曲は、グダグダな感じで終了。

そして、最後にまた一人づつ5つの質問に対して、発表。僕は席順から一番最後。若干、1回目よりはリラックスしているものの、緊張がカムアゲイン。

何とか、終えて選考に入る面接官たち。その間約10分。ガラスの向こうで、面接官がこっちをちらちら見ながら、話をしている。僕は同じグループだった女子たちと、おしゃべり風。適当に笑って、適当にうなずいて、面接官にアピール。

そして、面接官が部屋に戻ってきて、一人づつ指をさし、『あなたは、あっちの出口、あなたはこっちの出口』という感じで2つの出口に振り分けられました。で、僕も指をさされ、出口に向かうと一枚の紙を渡されたんです。その中には、『おめでとう!』の文字。

奇跡的に、合格。次の研修を受けて、晴れて合格となるんですが。気持ちも晴れて、帰り駅に向かって歩き出しました。

そして、やっぱりバスで帰ろうと思い、来た道を引き返したら、同じグループのリーダー格の半笑い女子が、全怒り顔で、駅のほうに向かっていました。


あ、あいつ落ちたんか。

と確信。やっぱりなんぼ、英語がしゃべれても落ちるんやな、と思いました。で、後日電話があり、ある大きなショッピングセンターの中のレストランに向かいました。担当は、まさかのキッチン。外国人にまじって、寿司を巻くことに。キッチンからもお客さんの表情が見えるため、楽しいし、スタッフもいい感じだし、良かったのですが、寿司を作ることに未来はないと感じたため、最終合格の連絡が来る前に、辞退しました。

Yo!sushiの創始者。サイモン。かなり、ファンキー。日本に来て何を思ったのだろう。

そして、一昨日面接に行き、合格、昨日、研修を受けてきました。マネージャーと話をして、やる気を聞かれ、『やる気は、満々です!』と答えました。結構楽しかったので。

その、研修の内容と仕事の話は、まだ次回。では、今日はベースつながりで、ベースを投げる人をご覧ください。

2010年7月16日金曜日

吐露、吐露、トロ食べてぇ~!

日本はそろそろ梅雨が明けるころではなかでしょうか?

さて、先日こちらのYo!SUSHIという最大の回転寿司チェーン店の面接に行ってまいりました。詳しくは、後日またあらためて書くとしますが、『え?これ、アルバイトの面接なん?』と思わず、会場で言ってしまったほどの面接でした。

そして、こちらに日本の自転車メーカーが出店をするということで、かねてから自転車好きの僕として未経験ながらも、面接に行ってきました。もちろん、結果は駄目。そら、そうだ。未経験だもん。

しかし、何か諦めることが出来ずに、昨日もう一度そのお店に出向き、何とか無償でいいので、経験を積ませてください、と申し出てきました。結果は、まだわかりません。

果たして、僕はいったい何をしにロンドンに来たのか。確実に言えるのは、寿司を巻きにきたのではない。しかし、寿司は周りが全員外国人で、99.9%のお客さんが外国人。英語を鍛える環境としては、問題なし。まぁ、めっさめっさ綺麗な英語を話すわけではないですが。

今までユーザーとして好きだった自転車の業界に突っ込むのか。寿司を巻いて英語を覚えて帰国するのか。それ以外にもたくさんの選択肢があると思います。

でも、気づいたら自転車の国内メーカーのことを調べてしまってるんですな~。

ちなみに、その中で見たことない自転車を発見しました。『踏力』という自転車です。京都にどうやら、事務所があるそうですが。スペックなどは、わかりません。しかし、見た目はクールゥ。

ちなみに、今年のロンドンは自転車イヤー。今月の末から自転車レンタルシステムが導入されます。自転車に優しい街になっていきます。日本でももっと自転車を有効活用したらいいのに、と思います。が、このきっかけは市内の渋滞(工事によるもの)が半端ないからだそう。日本では、そんなことあまりないですもんね。

でも、運動するのに自転車はいいですよ。

あぁ、この先どうなるか。自分でもわからん。わからんから、おもろいと思ってます。

これが、踏力(フンリキ)の自転車です。

2010年7月11日日曜日

おのれの、プライドはなんじゃ。


上記のタイトルのようなことを、いきなり質問されても、少し戸惑うのではないでしょうか?かくある、私も質問の答えに困るうちの一人でございます。か、『ニッポン人であること!』なんて、矢継ぎ早に答えてしまうかもしれません。

5年前、カナダにいたころに、一番興奮したイベントのうちの一つが『プライドパレード』。これは、簡単に言ってしまうと、ゲイとレズ、また自己の性に対して一般とは“異なる”人たちのパレードなんです。カナダは、本当にゲイが多く、また周りの人も、ゲイの存在をアタリマエのように認めていました。

ここ、ロンドンも例外ではありません。ロンドンの中心部にあるSOHOと呼ばれる地区に行けば、レインボーフラッグが幾つか見受けられ、ゲイの人たちも多く見受けられます。

先日、ロンドンにようやく夏の日差しがやってきた7月頭、プライドパレードinロンドンが開催されました。カナダのときは、裸の男の人や、半裸の女の人、また警察官や消防隊員など、自分がゲイであるということに誇りを持つ人たちが、歩いていました。



ロンドンのプライドパレードに参加したのですが(僕は歩いていません)、本当大量の人が沿道で声援を送る。そして、そんな人たちに見守られながら、軍隊の人、警察、消防隊員が先頭を歩く。沿道の人に手を振る人もいれば、もちろん少し恥ずかしそうな顔をしながら、歩いている人もいました。



そして、後半になるにつれて、歩く人のパフォーマンスは激しくなる・・・・・・予定だったんですが。

どうやら、ロンドンで裸は禁止のようで、(おそらくカナダでも禁止のはず)誰一人、裸の人はいませんでした。しかし、ゲイの人の数は、半端無いくらい多かったです。


いつもと違い胸像も、どことなくゲイっぽくなっています。(嘘)

メインのオレンジパンツは、もちろん左のおじいちゃんもゲイ。自分の性に誇りを持ってるんですな。

もちろん、こんなドラッグクィーンも参上。なぜか、『ミス ベネズエラ』のタスキをかけていた。

日本でもやったらええのにと思いました。最初は、客寄せパンダ的なものになるかもしれませんが、回を重ねるごとに成熟して、性に対する偏見もなくなっていくと思うんですけどね。オネエきゃらが浸透してきた今こそ、日本も大々的な『プライドパレード』を!



2010年7月6日火曜日

本場のカレーと、本場のフットボール。


以前、口論した大家のアブドルとも、すっかり仲良くなり、先日カレーを作ってくれると言うので、ご馳走になりました。以前は、イギリスの公営放送局のBBCの近くにカレー屋を持っていたというアブドル。今は、諸事情で閉店しているそうなのだが、そんな彼が作るカレーは本場のカレーだった。

日本のインドカレー屋でも、カナダのインド人街のカレーでも、味わったことのないカレーだった。

まず1つ目はチキンカレー。これは、日本のチキンカレーにかなり、近い。しかし、辛い。カレーのトロミは、シャバシャバではなかった。しかし、辛い。具材もチキンに、何かしら融けたであろう野菜。しかし、辛い。

そして、もう1つはガーリックぷんぷんの、黄色いカレー。しかし、辛い。これは、おそらく玉ねぎとガーリックをふんだんに使ったであろうと、思われるカレー。しかし、辛い。

細長いご飯に、2種類のカレーを、かけてご飯とカレーをぐしゃぐしゃにして、食べるカレー。しかし、辛い。スパイス何百種類使っとんねん、という辛さ。

とっても、おいしいです。

『どや、俺が作ったカレーや!不味いとは、言わせへんで!』と自慢顔のアブドル。


そして、日本でもW杯の盛り上がりは続いているようですが、フットボールの本場・イングランドは毎日、新聞の1面以上を使いイングランド代表の未来の記事が載っています。その一番の注目は、次期監督の話題。

その話題の中心は、日本でも有名なベッカム氏です。彼は、まだ現役なのですが。。。

イングランド代表のベンチには、スーツを着た人が2人いた。一人は、もちろん監督であるカペッロ。そして、もう一人が的確な指示を送っていたベッカムだ。(evening standardより意訳)

かつてのスターが監督をした他の国の事例を出しながら、(右に見える4人の写真が、それ。)ベッカムが、どこまでやれるか。しかも、監督未経験で。という記事が載っていた。何がおもしろくて、ブログに書いたかというと、この記事が始まる冒頭の文章だ。

He may have no experience as a coach and may be more interested in pursuing a celebrity lifestyle but if there is one man who could unite a country. It's Goldenballs.

意訳すると・・・

彼(ベッカム)は監督の経験は無い、さらにセレブリティな生活のほうがもっと興味があるかもしれない。しかし、イングランドをまとめることが出来る人がいるとすれば、それは、ゴールデンボールだ。

となっている。最後の部分がどうもおかしい。『それは、ベッカムだ』のはず。となると、『ゴールデンボール』=『ベッカム』となる。男性は、もうおわかりかもしれないが、『ゴールデンボール』を日本語に“直訳”すると、“金玉”になる。

そう、ベッカムは金玉なのである。

繰り返す。ベッカムは金玉なのである。
今まで、ベッカムが格好いいと思っていた女性諸君。ベッカムは、金玉なのだ。

失礼。

そして、もうひとつ。イングランドが負けた次の日に出ていた新聞より。
2014年のイングランドの先発オーダーが載っていた。果たして、日本はどんな選手が選ばれるのか。それより先に、何事もなくW杯に出れるように、頑張ってほしい。



最後に、日本代表の帰国会見で森本選手が『南アフリカの歌』なるものを歌っていた。こっちでも、連日連夜W杯の番組がやっている。その番組のテーマ曲が、格好いい。南アフリカのアーティストが歌う歌。もう、僕は空で歌えます。みなさんも、覚えてみてください。(何のタメニ、ヤネン)