2011年5月29日日曜日

レネとバルサと、酔っ払い。


日本から旧友が来た。実に6年ぶりの再会。そんな再会がロンドン。『6年ぶりの再会が、ロンドンって、何か俺ららしいやん。』と渡英前は、メールで言っていた。

彼は当日空港から待ち合わせのキングス・クロス駅の1番出口まで来るのに、だいぶ時間がかかった。僕は1番出口で3時間半待った。その彼は、キングス・クロス駅で1時間さまよったらしい。

何度色んな人に『1番出口、ドコデスカ?』と聞いても、同じ場所を指差され、すでにその場所は何度も行っていたらしく、それでも『1番出口はどこか?』と別の人に聞き、また同じ場所を指差され、しまいには、『ノォォォォ!』と叫んでしまったそう。

そして、見知らぬ、言葉もろくに使えぬ、場所で1時間後に後姿の僕を見つけて

ダイスケェェェ!!!

と叫んだ。そして、僕が振り返ると、安心したのか、膝から崩れ落ちた。僕は目の前で3時間待った友人が膝から崩れ落ちる姿を見て、爆笑した。完全に快晴の空の下、日本から持ってきたビニール傘を片手に、リュックと手提げかばんだけを持った友人を見て、爆笑した。

冒頭で、『6年ぶりの再会が、ロンドンって、俺ららしいな。』と爽やかにつぶやいていた友人が、今は目の前で崩れている。なんちゅうシチュエーション。

それから数日過ごしたが、小学生から変わらない懐かしさとバカバカしさにお腹いっぱい。

ただ、こいつとおるとホンマに喉が渇く。ものすごく渇く。今日からイタリアに向かったのだが、今日は全然喉が渇かない。


そんなことをしている間に、次の引越し先が決まった。再度、現地系のポータルサイトgumtreeで、嫁さんが連絡を取ってくれて、良い物件がみつかった。今まで一番同居人の数は多いが、これからのシーズンに最高な川沿い。以前、川沿い散歩をしたときに、『この川沿いなら、どの物件でもええわ。こんな物件でも、ええわ!』と言っていた、まさにの物件。川まで歩いて、10秒。あー、夏が楽しみ。


そして、昨日UEFAチャンピオンズリーグ決勝が、ロンドンのウェンブリースタジアムで行われた。

そのイベントが、ハイドパークで行われていたので、乗り気でない嫁さんを連れて行ってきた。

会場には、フットボールファンがたくさん。そして、元マンUのキャプテンがアンバサダーとして参加しており、長蛇の列をなしていた。全く誰か分からない僕らも、カメラ片手にその人の周りに群がった。

その行列に並ぶと、なんとマンUのピンバッジをゲット。イエエエエエス!

ポスターも、嫁さんの分と2枚あるので欲しい人は言うてください。僕も嫁さんも、結構テンションあがり、楽しかった。

僕が数年前、会社の忘年会でした恰好と同じ恰好の黒人の高校生を発見。テンション上がってたんやろな、こいつも。


そして、昨日決勝の当日。トラファルガー広場は、バルセロナカラー一色。バルサファンが、試合前に雄たけびをあげていた。

その深夜、バイトを終わり自転車に乗って、トラファルガー広場に近づくと、昼間より多い、人、人、人。そして、警察、警察、警察。

真っ暗なトラファルガー広場でも、バルサファンだと一発でわかる、バルサコール。あんな、広場は無い。

にしても、試合見たかった。

2011年5月24日火曜日

小話と旧友渡英。

嘘のような話が、外国に暮らしているとたびたびある。久しぶりの体調不良とともに、それは訪れた。



体調悪いながらも、何とかハンバーガー屋のバイトに向かった。女性マネージャーのルイースが、僕に『体調大丈夫なったん?』と聞いてきてくれた。そして、次の言葉に耳を疑った。

『you smell good!』。意味は『良い匂いするね!』だ。スメルグッドと言われた。先日、日本に帰国した際、元ボクサーの松原というやつとスメルという単語で少し盛り上がったのだが、その光景がフラッシュバックしてきた。スメルという語感は、何か面白い。

そのマネージャーに、『いや、僕病気で、風呂2日入ってませんねん』とは、言えていない。



先日、町を歩いていて、僕と嫁さんの目の前に、小さな子どもがお母さんと一緒に歩いていた。見た目、3,4歳くらいの子ども。その子どもが、おもむろにベビーカーのポケットから、何かを取り出し、口にほうばり始めた。

それは、丸々一本の人参であった。子どもに人参を食べさせるのは良いことだが、子どもが自ら、おそらく3,4歳というとあまり意識もない状態で、一本丸々人参を食べだすとは思わなかった。

どういう仕込みをしたら、子どもが自ら丸々一本の人参を食べるようになるのだろうか。



そして、今朝まだ体調が100パーセントではないものの大分復活してきたので、朝飯何食べようかと胃と相談しながら、手にとったのが、シリアル。

僕はあまりシリアルとかパンとか、そういうものを食べない。あるなら、断然ご飯派だ。ただ、今日はご飯を食べれる気がしなかったので、シリアルを手にした。

そして、シリアルをお皿に移して、ビックリ。

出てきたのは、テンカス。そう、うどんにかけるテンカス。

『ほぉ~、テンカスか。しかし、テンカスに似たようなものに違いない。』

そう思い、少し牛乳をかけ(あまり多くかけると、腹を下す)、テンカスっぽいシリアルを食した。バナナ2本とともに。

そして、口にして分かったのだが、それはテンカスだった。



一番最後の話は、まったくの嘘。なんじゃ、この小話と思った方も多いでしょう。

ただ、海外で暮らしていると嘘みたいな本当の話がたくさんある。ただ、だいぶ慣れてきてしまうと、嘘のようなが、別に普通な、に変わってしまう。

いつでも初心忘れず、暮らしたいもの。

そんな僕は、今大阪から来る旧友を待っている。待っていて暇だったので、ネットカフェに駆け込んだというわけ。彼には会うのは、5年ぶりくらいか。本当に久しぶり。

あー、とりあえず体調良くなって、よかった。


そんな旧友が来るロンドンは、実はアメリカのアトランタより年間降雨量が少ないとのこと。意外でしょ。

ロイヤルウェディング期間に流れていた、そっくりさん登場の携帯のCMをどうぞ。


2011年5月23日月曜日

ケンブリッジとオレオクッキーとミルクシェイク。


久々に熱が出た。昨日は、丸々一日久々の労働。

大量のミルクシェイクの注文が入り、ミルクシェイクマスターやと絶賛されるほど作った。ミルクシェイクは、アイスを5すくいほどに、牛乳を少し入れて、ミルクシェイクマシーンでガガガと、作っていく。これが非常に面倒で、結構な体力仕事だ。

そのミルクシェイクを大量に作って、結構疲れた。そして、昨晩、夜中に大量のミルクシェイクの注文が入る夢を見た。その夢を見るたびに、起き上がり、「うーわ、夢か。」とつぶやく。

何度も、ミルクシェイクの夢を見た。そして、ミルクシェイクを飲んだわけでもないのに、結構な腹痛。起きて、水っぽい糞をブチまけ、再度就寝。また、ミルクシェイクの行列が夢に出てきて、起きて水っぽい糞をブチまけ、再度就寝。

朝起きたころには、結構な熱っぽさに。

ただ、今日は朝からバイト。さすがに休むわけにもいかないので、とりあえず出勤。そして、マネージャーに伝えると、「とりあえず人を探すわ!だから、セッティングだけしてー」と頼まれ、セッティング。

数分後、誰も代わりの人が見つからないので、頑張れるか?と聞かれたので、レッドブルのパチもんを2本見せて、「やりまっせ」と即答。

マネージャーは、イブプロフェンともうひとつの薬を向かいのお店で買ってくるように僕に指示をし、言われたとおり2錠づつ服用。朝、嫁さんに渡されたパブロンも飲んでいたが、それを追いかけるように、初の外国薬を服用。

すると、少し腹の具合はよくないが、体の痛みは取れて回復。そして、こうしてブログを書いているのであります。めでたしめでたし。


ということで、先日大学が有名なケンブリッジに出かけてきた。ロンドンから電車で1時間。バスなら、2時間という近い距離。つくやいなや、広大な芝生に到着。

『NO FOOTBALL』と書かれた石灰の上で、おどけて

歩けば、すごく歴史的な建物群、群、群。

歩いている学生が、本当に賢そう。というか、学生が人口の5分の1ほどを占めているからか、ものすごい自転車の数。

ロンドンと違うところは、ロンドンでは必ず何かと自転車を鍵でつなげて、放置するのだが、ケンブリッジはそんなこともない。治安がいいのだろうか。

テンションがあがったのか、誰に向かって笑っているのか、今だに分からない僕。

そして、ケンブリッジ大学のどこかの校舎で雲竜型を決める僕。そういえば、先日日本に帰ったときに本屋で見かけたのだが、荒俣宏が世界旅行の本を出していて、その表紙に荒俣宏が雲竜型をかましていた。素晴らしい先人。

おそらく大学の校舎の紋章だが、これが建物の天井に掘り込まれていた。

そして、ケンブリッジでやりたかったことの一つが、パンティングと呼ばれる川くだり。街の中心にたくさん学生がいて、その学生が客引きをやっている。そして、ケンブリッジの学生が、川くだりの船頭をしてくれ、川沿いにある7つの校舎の説明をしてくれる。

本当に歴史が深く、感動した。たまに、おっさんの船頭もいたが、留年しまくっている学生なんだろうかと思った。また、中国人観光客も多く、中国人留学生も多かった。ここで、学んでいる日本人はどれくらいいるのだろう。

とても美しい橋もあった。この橋は綺麗だった。校舎によっては、1300年代からあるものや、オックスフォードと比べても、競り勝っている校舎や学部もあるらしい。

また、世界史で習ったことが頭の片隅に残っていたのだが、チューダー家とランカスター家が、なんちゃらかんちゃらという説明も校舎のいたるところにしてあった。あの世界史の授業で岡本先生が、ツバ飛ばしながら話していたのは、そういうことだったのかと思った。(嘘。思っていない。)


昼にケンブリッジとはまったく関係ないスペイン料理を食べて、

7つある校舎の中から、選んで一番大きそうな校舎に入った。ちなみに、今の時期はテスト期間中らしく、学生と学校関係者しか入れないところも多かった。

将来、子どもが『俺、ケンブリッジ受けようかなと思ってんねぇん。』て言えば、学費を援助してあげるから、行ってこい!と薦めてやりたい。ロンドン市立大学は嫌だが、ケンブリッジなら良いと思った。


校舎や教会の壁に彫られている、ドラゴンやグレイハウンドの細かさが半端ない。左のドラゴンとグレイハウンドは、引越しの際によく見る光景だ。彫刻一つをとっても、本当に関心してしまう。

そして、その晩、ロンドンで靴の修行をしている人と飲みに行った。日本人なら95パーセントは知っているであろう人の靴に関わっているそう。スゲ。



今、こちらで流れているCMを紹介。このキャンペーン日本でもやっているのだろうか。

オレオクッキーの新しい楽しみ方。
この食べ方、俺なら腹壊す。


2011年5月17日火曜日

聖ポールと顔パネルの悶々モン。


今日は、一日休みだったため3件家を見にいき、ついでにロンドンで一番良いと友人が言っていたセントポール大聖堂まで向かった。

セント・ポールという駅をおりて、すぐ見えてくる大聖堂。いつも思うのだが、宗教建築はなぜにここまで力が入っているのか、権力を示すというか、なんというか。奈良の東大寺も、京都の三千院も同じです。法隆寺も、伊射奈岐神社も。ディティールが見事。おそらくほかの宗教の建物も見事なのだろうと想像させられる。

僕の身長がおよそ、190センチ。およそ。そこから見ても、かなり大きいというのがお分かりだろう。
壮大。本当に壮大。気持ちがいい。

僕以外の誰が注目するねんな、このディティールに。よかったな、お前と思う、僕。しかし、こいつの口の開き具合は、僕の寝顔よりおとなしい。もっと、口開かんかい。

大聖堂の中は、撮影禁止。ただ、この大聖堂の一番上にあがり、ロンドンの街を見下ろすということが今回の目的。閉館1時間前に到着した僕たちは、大聖堂の礼拝部に後ろ髪をひかれながら、いの一番に最上階までつながる階段へ。

階段は約300段。はぁはぁ、ヒィヒィ言いながら到着。すると目の前に広がるこの景色。

テムズ川を眼下に、ロンドンアイ、ビッグベンを望むことが出来る。写真の2億倍は素晴らしいか。六甲の夜景の10倍はすごい。(六甲の夜景も、僕の中では高評価。)

初めて見た3本の高層ビルinロンドン。高層ビルが目立つほど、ロンドンのビルは低層だ。

ロンドン観光スポットでもあるガーキンと呼ばれるビルを中心とした銀行系のビル郡。高給取りは、いつでも世間を見下ろしている。見下ろしたいのか。そんな風に思う僕は、地下で住み着いてやろうか。

建設中の高層ビル。しかし、本当に目立つ。あのビル、別に200階建てとかいうわけではないのに。

テムズ川にかかる、テート現代美術館に向かうミレニアムブリッジ。どちらも、2000年のミレニアム事業で出来た代物。歩行者しか渡れないので、前回の自転車ツーリングでは断念。

こんな時計が欲しいと、常々嫁さんにつぶやいている。帰国した際には、家のリビングに飾る予定。

いくら僕たち人間が宗教の偉大さに感心したとしても、鳩にはただの足休め場と観光客からもらえる格好の餌場である。


ロンドンで珍しく、顔パネルを発見した。しかも電話ボックスの中で。

久しぶりに撮影したからか、前より下手になってしまっていた。以前の僕は以下のような感じ。


あー、家と仕事と、欲が出れば出るもんだ。とりあえず家探しに集中して、仕事を探そうか。と、頭で分かっていても新しい仕事をしたい欲求となかなか見つけられないストレスと、日本での近い将来の不安と錯綜して、悶々している。

まー、悶々とした生活を僕自身が選んだのか、ということで自身を納得させよう。テレビで、シックスセンスやっている。切ない顔の男の子が、何か泣いている。この男の子のつぶやく演技、素敵やん。

ただ、蒼井優と時任三郎を僕は、押していきますが。

チャオ、ベッラ!

2011年5月15日日曜日

唐沢さんと猪丼で迷う。


朝食を食べているときに、嫁さんが『今日、唐沢寿明が夢に出てきて、驚いて何も言えなかった自分たちは唐沢さんと目が合うなり、唐沢さんに『有名人にも、出会うもんだねぇ~』と快活な感じで言われた。』と言ってきた。

それを聞いて、唐沢寿明ってほんまに良い人やな~。という話をした。あの人はなぜにあんなに爽やかで、清清しくて、表裏の無い人だろうかと思った。

と、思ったところで、いや夢の話やがなと自分に突っ込んだ。しかし、夢は夢でも唐沢寿明のイメージは変わらない。本当に表裏の無い人だと思う。一度でいいから、お会いしてみたいものだ。


ロンドンに帰ってきてから、家探しを再び始めている。mixbという日本人向けのサイトでとりあえず探すのだが、なかなかカップル可能という物件がなく、正直良い物件が少ない。それと平行して、gumtreeという現地のサイトを通じて、いくつか見ている。

現地のサイトだけに、多くの物件が載っているし、良いエリアで良い値段の物件も多い。ただ、連絡をしても返事がなかったり、書いてあることと、実物が思ったより異なっていたり、まぁ手間がかかる。

また、引越しが完了次第、家探しの情報も含めてブログの載せます。


そして、ハンバーガー屋さんで働いていたのだが、平行して仕事探しを始めようと思う。実は帰国前に、日系の会社でフリーペーパー的なものを発行しながら、イベントを主催している会社の面接に行った。仕事内容は、ロンドンで開催する今の日本アピールしまっせー!というアニメ・コスプレ若干多目のイベントである。正直、そのイベント内容に一切興味はない。ただ、イベントの仕事に関わりたいという思いで面接を受けに行った。ただ、結果は落選。アニメ系に興味が無かったからダメだったのか。まぁ、縁が無かったということで。

そして、ロンドンに戻ってすぐに日本の自転車メーカーが店をOPENするというので、その面接にも出かけた。先週の水曜日に面接をして、2,3日中に連絡しますと言われ、いまだ連絡無し。これもおそらく落選。

さ、どうしよか。さ、どうしよか。


日本に帰ったことで、帰国してからどうしようかということをよく考えてしまうようになった。そのことで、逆に行動力が落ちてしまっているような気がする。と思った矢先、昨年フランスに滞在していた友人から『今はロンドンで出来ること考えー。俺もフランスにおったとき、日本に帰ったときのことばっか考えてしまって、行動力落ちてもたから。』とメールが来た。

なんとも嬉しかったし、気が楽になった。楽になったといえども、考えてしまうのは考えてしまうので、出来るだけロンドンに集中します。

facebookに投稿したところ、2人の外国人から『フリーメーソンや!』と反応があった。全てお見通しですよ、私は。


そして、能勢で食べた猪肉の丼。なかなか歯ごたえがあって美味。能勢って本当に、良いところですね。食べ物の写真のリクエストがあったので、食べ物の写真ネジこみました。以降、頑張って英国の食べ物の写真載せよう。

2011年5月11日水曜日


前回、時任三郎のことを最後に書いて、不覚にも時任三郎のことをネットで検索してしまった。実に、素晴らしい人だ。これからも、応援しよう。

今日、久しぶりにバイトに行った。10日ぶりに出勤だったので少し感覚が鈍るというか、英語感が薄れるというか、変な感じだった。ただ、レストランにいた皆に「おかえり」と言ってもらえて、感無量だった。

お土産に、持って行ったミツヤサイダーやフルーツの飴を喜んでもらえた。なかでも、ミツヤサイダーはパッケージを見るやいなや、『アサヒ!アサヒ!』とはしゃいでくれた。僕も気づかなかったのだが、ビールのアサヒと同じロゴマークが目立ったよう。僕たち、日本人にとってアサヒとは、飲料品の会社だが、外国人にとってみれば、アサヒはビールの会社なのだ。すごいぜ、アサヒ。

日本に帰ったことで、色々なことがリセットされたと同時に現実考えないといけないことが増えた。

今後、帰国して仕事をどうしようかということで頭がいっぱいである。日本の会社を半ば、逃げ出したような恰好で、2年間特になにもせず(履歴書上は)日本社会を離れてしまうような輩は、組織にはそぐわないだろう。

まぁ、いい。何とか、頑張るか。とりあえず翻訳検定なるものを受けてみます。余力があればの話ですが。

あと文章力を鍛えて、日本のおじぎの仕方のブログを書こうと今日思いました。これは、備忘録として記しておこう。

それくらい、おじぎをしただけで笑いになるのです。みなさん、海外にいかれたときは、是非しっかり深々とおじぎをしてみるといいでしょう。

とりあえず、今日から動いていくということで次の家を探します。そして、仕事も探します。


2011年5月9日月曜日

ロンドンの爽やかな暑さ、好きやわー。

今回、長くなりますので要注意を。僕を知っている人に向けて。


久しぶりに日本に帰国した。1年と数ヶ月しか空いていなかったが、感覚と言うものはこうもズレるのかと感じた。自分自身、ロンドンで別に外国人ぶっているわけではないし、むしろ外国カブれてしまうのがイヤなので、意識はしていたが、日本に戻ると感覚のズレに気づかされた。


赤信号を自分で判断して渡る癖。(いわゆる信号無視)

外国人に対する壁の無さ。(これは案外日本人は、壁を持っているなと実感)

この季節に半そで。(体温あがったか。)

人に会うと、ハグしてキスする癖。(ウソ)


ま、ウソも含めて外国と日本とでは大きく違うことが多い。

原子力発電の報道が予想以上に凄まじかったが、日本は明るい、電気が。必要以上に明るい。ロンドンに帰って気づいたのだが、日本は明るい。看板多い。すでに店閉まっているのに、看板の電気はついている。あの異常な明るさ、どないかしたら原発いらないんじゃないですか、と思ってしまった。

あと、原発や地震の問題が一番であるにもかかわらず、ユッケの社長の報道が凄まじかった。あの報道力は、東京電力さんに生かせないもんですかね。やはり弱者に強く、強者に弱いのかと。

今回、かなり時間の無いなか出来るだけ今自分の考えていることを聞いてもらおうと色々な人に会ったが、やはり時間が足りなかった。会いたかった人に会えなかったし、話したいとこまで行けなかった。ま、そもそも10日間でそれを済まそうというのが、はなから無理か。でも、自分の方向修正が出来た良い機会になった。

AKB48の『ポニーテール』のやつと『会いたかったー♪』と『アイウォンチュー♪』という曲が今でも頭の中でループしている。それぐらい地元で行ったカラオケが脳裏に焼きついている。1年数ヶ月のブランクをひしひしと感じた。

ただ、中にはそんなに久しぶり感の無いことも多かった。ここらへんの感覚は良く分からん。どうでもいい。


お風呂に浸かる素晴らしさを感じたし、

日本人の周りの人を気にしながら話す話し方に違和感を感じたし、

パッと目が会ってもニコッともしない間を感じたし、

その割りにお互いの所属を知っているとすごく親切になるということも感じたし、

猪とか鳩とか熊とか食べるグルメさを感じたし、

まったく変わらない友人の存在が暖かく感じたし、

周りが長袖で自分が半そでのときの周りの視線を感じたし、

TPOに合わせて色んなオシャレをする柔軟性を感じたし、

新しくキレイな自転車がいっぱい走っているのを見かけたし、

そうやって小さな国で経済回してんねんなって感じたし、

意味を知ってか知らずか、バカデカイ英国旗デザインの服着てるギャル結構見たし、

星条旗に誓います!っていう勢いで星条旗あしらってる服着てる若者結構見たし、

その割りに日の丸の帽子被ってたら『右翼か』って横目で見る視線をなかなか感じたし、

逆に日の丸の帽子被ってる僕に向かってきた自転車乗りのコジキっぽいおっさんに敬礼されたし、

新しい物好きで大阪の駅ビルに入るための行列作る人を見たし、

でも高架下の喫茶店は相も変わらず、

太陽の塔の金色加減は相も変わらず、

市内ど真ん中以外の町の感じも結構変わらず、

混沌としていることが好きなのか、

混沌としている世に批判垂れることが好きなのか、

そういうとこはロンドンも大阪も変わらず、

人間、ナニジンでも根本は変わらないし、

本質を考えて、尊いことを追いかけて、

でも生活を考えるために、お金のことも考えて、

これから生きていこうと思えた10日間だった。


あー、息が切れる、こんな長い文章書くと。

ロンドンから日本にいる人に、これからますます色々相談や

質問をすることがあるかと思いますが、今後ともブログともども

よろしくお願いいたします。



P.S.
帰りの飛行機で、『雷桜』という江戸舞台の蒼井優主演の映画と、『海猿3』を見た。蒼井優の演技を初めてしっかりと見たが、これからハマりそうなほど良かった。

中でも一番面白かったのは、2本立て続けに、時任三郎が出てきた。僕が一番長いこと似てると言われている人である。そういう人は応援したくなる。

以上、頑張れ時任三郎、蒼井優。