2011年5月24日火曜日

小話と旧友渡英。

嘘のような話が、外国に暮らしているとたびたびある。久しぶりの体調不良とともに、それは訪れた。



体調悪いながらも、何とかハンバーガー屋のバイトに向かった。女性マネージャーのルイースが、僕に『体調大丈夫なったん?』と聞いてきてくれた。そして、次の言葉に耳を疑った。

『you smell good!』。意味は『良い匂いするね!』だ。スメルグッドと言われた。先日、日本に帰国した際、元ボクサーの松原というやつとスメルという単語で少し盛り上がったのだが、その光景がフラッシュバックしてきた。スメルという語感は、何か面白い。

そのマネージャーに、『いや、僕病気で、風呂2日入ってませんねん』とは、言えていない。



先日、町を歩いていて、僕と嫁さんの目の前に、小さな子どもがお母さんと一緒に歩いていた。見た目、3,4歳くらいの子ども。その子どもが、おもむろにベビーカーのポケットから、何かを取り出し、口にほうばり始めた。

それは、丸々一本の人参であった。子どもに人参を食べさせるのは良いことだが、子どもが自ら、おそらく3,4歳というとあまり意識もない状態で、一本丸々人参を食べだすとは思わなかった。

どういう仕込みをしたら、子どもが自ら丸々一本の人参を食べるようになるのだろうか。



そして、今朝まだ体調が100パーセントではないものの大分復活してきたので、朝飯何食べようかと胃と相談しながら、手にとったのが、シリアル。

僕はあまりシリアルとかパンとか、そういうものを食べない。あるなら、断然ご飯派だ。ただ、今日はご飯を食べれる気がしなかったので、シリアルを手にした。

そして、シリアルをお皿に移して、ビックリ。

出てきたのは、テンカス。そう、うどんにかけるテンカス。

『ほぉ~、テンカスか。しかし、テンカスに似たようなものに違いない。』

そう思い、少し牛乳をかけ(あまり多くかけると、腹を下す)、テンカスっぽいシリアルを食した。バナナ2本とともに。

そして、口にして分かったのだが、それはテンカスだった。



一番最後の話は、まったくの嘘。なんじゃ、この小話と思った方も多いでしょう。

ただ、海外で暮らしていると嘘みたいな本当の話がたくさんある。ただ、だいぶ慣れてきてしまうと、嘘のようなが、別に普通な、に変わってしまう。

いつでも初心忘れず、暮らしたいもの。

そんな僕は、今大阪から来る旧友を待っている。待っていて暇だったので、ネットカフェに駆け込んだというわけ。彼には会うのは、5年ぶりくらいか。本当に久しぶり。

あー、とりあえず体調良くなって、よかった。


そんな旧友が来るロンドンは、実はアメリカのアトランタより年間降雨量が少ないとのこと。意外でしょ。

ロイヤルウェディング期間に流れていた、そっくりさん登場の携帯のCMをどうぞ。


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