2011年7月8日金曜日

無知への後悔。


なんでやねん、なんで今まで知らんかってん。ほんま、なんでや!


と、昨晩結構つぶやいた。向かった先は、楽しい施設だと聞いていたバービカンセンター。施設周辺に到着するなり、感じの良い建物が目に入る。

建設中の高層マンション。ロンドンでは珍しい高層マンションが、都心に。ロンドンアイもセントポール大聖堂も、ビッグベンも臨める高層マンション。

その隣に接する70年代、80年代のネオ近代的な建物。

1982年に建てられた、商業・居住共同施設として、女王からロンドン市民にプレゼントされた施設なのだそう。ヨーロッパで一番大きい芸術センター。写真で伝わらないのが、悔しい。

この建物に出向いたのは、Medeski,Martin&Woodを見るため。公演より2時間早く到着し、ひとりでブラブラ。その間に、この建物の面白さに気づき、なんでやねん、なんでやねん、なんで今まで知らんんかってん!!と何度つぶやいたか。

トイレをした後に、手を洗おうと思い水道に手を近づけるも、まったく水が出ない。どうしたもんかと思うと、足元に黒いボタンが。

それを踏むと、水道から水が。こんなコジャレタ仕掛けに、『なんでやねん、なんで今まで知らんかってん!』と悔しがる僕。

レセプションにあった、パソコンのキーボ-ドもご覧のとおり。若干、押しにくいボタンに、回し難いボール型の埋め込みマウス。少し扱いにくいのも、オシャレと感じ『なんで、今まで知らんかってん!なんでやねん!今まで、なんで・・・』と涙を垂らした。

コンサート以外にも、フリーライブ、映画、展示が行われており、今日はチラホラ日本人が多かった。Medeski目当てのファンなのかと思っていたら、ジブリ月間ということで『天空の城 ラピュタ』が上映。それ目当ての日本人だったそう。2時間の時間つぶしで、見ようかと思ったが10ポンドほどのお金を出すのが惜しく、さらに今まで見たことないので、いきなり英語で見ることに対する抵抗があり、断念。


それから嫁さんと合流し、少し飯を食べることに。センターに併設されたフードホール。

学生のころ、フランスのユースホステルで食べて以来のマッシュポテト。美味しくない過去が頭をだいぶよぎったが、一番安かったので、注文することに。そして、一口入れてびっくり。以外にきめ細かく、美味かった。フランスでの食事より、イギリスでの食事のほうが美味しいというと意外かもしれないが、完全にイギリスの勝ち。

ちなみに、その後ろに写るジンジャービールがキツかった。僕が働いているバーガー屋でも売っており、結構売れるので、どんな味がするのだろうと飲んでみたが、キツかった。ショウガは熱を下げるときに、飲むものと思っていたが、味がキツすぎて、逆に熱が出ると思った。


食事後、フリーライブを見ることに。『あ~、もっとロンドン見ないとアカンもんが多い!!!』と感じた。インストバンドで、センターのサックス奏者は完全にハゲていたものの、かっこよかった。

変拍子のハゲてるバンド、かっこよかった。

どんだけ、動いてカメラに収まらないくらい動いても、ハゲているのが分かる。ただ、本当にそんなこと関係なくかっこいいものは、かっこいいし、楽しかった。


こんなライブ後に、ホール内で行われたMedeski,Martin&Woodのライブは、絶妙。今回は、Bill EvansとRandy Breckerとの初めてのコラボレーション。

ほぼ、即興中の即興で、興奮した。ただ、一つ全て席がありスタンディングでなかったことが残念。あれ、立ち見だったならもっとアドレナリン出ただろうなと思った。





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