2010年7月24日土曜日

寿司とベースと、次の仕事。


ようやく、仕事が始めれそうです。長かった、本当に長かった。この4ヶ月、ニート的な動きを繰り広げていた僕にとって、長かった。

さて、実はこんなことを言いながら、以前に1個決まった仕事が実はあったんです。それは、以前ブログにも書いたUKの最大回転寿司チェーンのYo!Sushiというお店。本当に日本の回転寿司を、そのままパクりました、というくらい出来の良いお店。そこに、ネットからウェイターとして応募したら、面接に来て~という電話があり、ノコノコと出かけました。

会場に着くと、僕以外にも2人が面接をしています。僕にとって英語の面接は2回目だったので緊張しまくりだったのですが、何とか質問に答えていきました。『前の仕事で、一番想い出に残っている最悪だったことは?』と聞かれ、『お客さんの前で、ジャパニーズスタイルの座り方(土下座を意味する)を3時間した』とか、ありもしないようなことを適当に答えていけました。

結果、面接は通過。まさかの通過。で、その日の午後から2次面接があるので、来てくれとのこと。

もちろん、出向きました。2次面接はおそらく、どれくらいサービスが出来るか、そんなことを見るのだろうと思っていました。いわゆる、アルバイトの面接だったので。

そして、時間5分前に会場に到着すると、そこには30名を超えるたくさんの面接合格者が。『え、なにこれ』と思い、とりあえず着席。目の前には大きなスクリーン。その横には、ありました、グラスやポット。これは、予想通りサービスの研修だと確信。

そして、担当者が前に出てきて30名の応募者に話しかける。時々、笑いが起こるも、僕にはあまりわからず、愛想笑い。『はい、じゃ、まずはこの質問を答えてもらいます』と言われてスクリーンに出てきたのは5つの質問。

・なぜ、YO!SUSHIで働きたいか
・YO!SUSHIに何をもたらせるか
・最近、今まで一番嬉しかったこと
・今までで一番、困惑したこと
・辞めたいと思ってる、自分の悪い癖

え、めっさむずいやん。しかも、この大人数の前で。うそやん。うそやん。


そう思うと、僕の体はガクガクと震えだしました。そして、挙手制で一人ずつ答えていくことに。一人ひとり話していくのですが、ここでも話の内容に、みんなが笑いだす。僕も、もちろん愛想笑い。なぜなら、担当者以外に5人の面接試験官が横でメモをとっていましたので。

どんどん、みんな自分のことを紹介していきます。はい、絶対無理。絶対無理。でも、何とかまぁええか、恥かいてかえろ、という気持ちが大きくなってきました。そして、人の話を聞いて、言ってることをパクろうと思いました。

何とか、その後手を挙げて、自分の話をする番に。日本では鉄板だった、『高校時代、野球ボールを口で取って歯が抜けた』話をしました。しかし、思うようにうけません。ウケないというか、『えぇ・・・この人、キツい・・・』的な表情で見られます。僕の今の状況のほうがキツいし、と思いながら。

その後、グループに分かれて、自分のたちの思う理想の国を考え、国旗を作り、国歌を作るというワークがありました。これ、就職面接ちゃうん!?と思うほど、ハードな内容。しかも、振り分けられたグループは、英語ペラペ~ラの女子3人と20代後半の僕一人。

大統領はベッカムにしよーよ!!いいねいいね!!
国旗の真ん中には、ドードー鳥を描こうよ!いいねいいね!

ガールズトークは続きます。その間も、面接官は、周りをうろうろ。僕も、参加してる風で笑ってうなずいたり、口パクしてみたり。

そして、一人の女の子が国歌の歌詞を考えはじめました。テーマはラップ調。俺は、『俺、ベースやるわ!』とノリに合わせて発言。しかし、女子無反応。

結局、国旗を言われた通りにハサミで切る担当をすることに。そして、時間切れ。グループ順に発表していきます。みんな、ちゃんとダサいながらも、国歌まで歌うんです。コーラスをつける人もいます。しかし、誰も楽器は演奏してない。

そして、僕らの番。前に行き、国の説明を一人の女子が、半笑いで。そのリーダー格の半笑いの女子がほとんど説明をして、最後に国歌です。

先陣を切って、僕が『ワン・ツー・スリーフォー!』といいかけた、『ツー』くらいのタイミングで、半笑いのリーダー格の女子が、『ワン・ツー・スリー・フォー』と言い出す始末。そして、一人のインド系の女子が、『ドードー  ドードー』とドードー鳥の鳴き声の真似(そんな風に鳴くんか?)。

そして、ヨー!から国歌が始まったので、俺は隅っこでお得意のエアーベース。見ているほかの、候補者も若干、笑っている、僕のほうを見て。曲は、グダグダな感じで終了。

そして、最後にまた一人づつ5つの質問に対して、発表。僕は席順から一番最後。若干、1回目よりはリラックスしているものの、緊張がカムアゲイン。

何とか、終えて選考に入る面接官たち。その間約10分。ガラスの向こうで、面接官がこっちをちらちら見ながら、話をしている。僕は同じグループだった女子たちと、おしゃべり風。適当に笑って、適当にうなずいて、面接官にアピール。

そして、面接官が部屋に戻ってきて、一人づつ指をさし、『あなたは、あっちの出口、あなたはこっちの出口』という感じで2つの出口に振り分けられました。で、僕も指をさされ、出口に向かうと一枚の紙を渡されたんです。その中には、『おめでとう!』の文字。

奇跡的に、合格。次の研修を受けて、晴れて合格となるんですが。気持ちも晴れて、帰り駅に向かって歩き出しました。

そして、やっぱりバスで帰ろうと思い、来た道を引き返したら、同じグループのリーダー格の半笑い女子が、全怒り顔で、駅のほうに向かっていました。


あ、あいつ落ちたんか。

と確信。やっぱりなんぼ、英語がしゃべれても落ちるんやな、と思いました。で、後日電話があり、ある大きなショッピングセンターの中のレストランに向かいました。担当は、まさかのキッチン。外国人にまじって、寿司を巻くことに。キッチンからもお客さんの表情が見えるため、楽しいし、スタッフもいい感じだし、良かったのですが、寿司を作ることに未来はないと感じたため、最終合格の連絡が来る前に、辞退しました。

Yo!sushiの創始者。サイモン。かなり、ファンキー。日本に来て何を思ったのだろう。

そして、一昨日面接に行き、合格、昨日、研修を受けてきました。マネージャーと話をして、やる気を聞かれ、『やる気は、満々です!』と答えました。結構楽しかったので。

その、研修の内容と仕事の話は、まだ次回。では、今日はベースつながりで、ベースを投げる人をご覧ください。

2 件のコメント:

  1. なかむら(ま)2010年7月25日 18:09

    がんばってまんなー
    モツの結婚式ムービー、めちゃおもろかったでーーーあなたはエンターテイナーだ。イギリスで笑いの布教活動やってやー

    オレも外国人ねぇちゃんがおるキャバクラで英語鍛えてもらうわーー

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  2. いや~、本腰いれないとアカンアカン思いながらズルズルきてます。

    結婚式、まじで行きたかった~。写真見たで!ありがとう!あれ、おもろかった!せんちゃんは、何やかんややってくるな。

    外国人キャバクラで、フィリピンパブは英語鍛えれそうにないから、やめときやー!

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