2012年1月1日日曜日

南イタリアの小さな村のフォリアニーゼとバー。

日本人は、イタリア人に似ている、とイタリア系のイギリス人の人に言われたことがある。もちろん、それは容姿の話ではない。それは、家族の絆の話。






クリスマスに訪れたのは、友人のマリオはいないがマリオの実家。南イタリア・ナポリから50キロほど離れた場所にあるフォリアニーゼという村。人口3,000人なんて聞いたいたから、どんな小さい村かと思っていたら、3,000は超えているだろうというくらいの人。そして、若者。クリスマスシーズンは、日本のお正月と一緒で、都市に出ている人も実家に戻ってくる。そして、戻ってきた若者は、連絡を特にとることなく、村に10件はあるバーに集まる。





家から車で、村の中心に向かい、バーの中に人がいるか確かめる。そこにグループがいれば、バーの前に車を止めて、バーに入ってビールを飲む。久しぶりの再会に、会話も弾む。そして、2件目、3件目とバーの梯子は続く。





夜の8時、9時を過ぎたころに、いったん帰宅。



お母さんに、「どこ行ってたの?」と聞かれ、「バー」と答えると、「マンマミーア!」と一言。暖炉がある、キッチンに家族が集まり、食事が始まる。



この旅の前に、友人のマリオが、何度も胃をでっかくしていけよ、と忠告してきた。何回も、何回も。食事が始まって、その意味がわかった。





目の前に、前菜として僕の好物の魚介類が出てきたもんだから、ちょっと欲張って多めに食べた。そして、そのあとに、暖炉の火で焼いた牛肉と豚肉のステーキと、ピリ辛のソーセージ。この時点で、僕は吐きそうだった。ただ、食事が美味しいもんだから、食べたい気持ちは強いのだが、空腹でのバーの梯子のせいで、酩酊状態。



マリオの弟の、ロベルトが気を遣ってくれ、お腹いっぱいやろ?と何度も聞いてくれ、僕は白旗を上げて、寝室に戻った。



その後、自家製のティラミスを僕は食べれず、寒気が一気に訪れ、まさかの本気ダウン。息が荒くなり、毛布に毛布を重ねる毛布のミルフィーユ状態で、いつの間にか就寝してしまっていた。


0 件のコメント:

コメントを投稿