2010年12月31日金曜日

アンラッキーとラッキーとイニッ!

クリスマスが過ぎ去って、会社に戻る人もチラホラだとか。ただ、明日は年末のカウントダウン。その準備でしょうか、今日は花火の空砲みたいなものが聞こえていました。

先日、冬のセールにちょっくら出かけてきました。

街中は、僕らを含めて英語を話さない人、人、人。ロンドンの外から来ている人が、おそらくほとんど。ものすごい、人でした。大阪の心斎橋商店街をはるかに越える人、人、人。渋谷の交差点朝の5時、クラブ帰りのあれ以上。というか、人の数は似たようなものかもしれません。

ただ、色んな国や地方から人が来ているからか、歩いてる途中で止まる人、いきなり振り返ってくる人、めっちゃゆっくり周りをキョロキョロしながら、歩く人。僕は、その中で舌打ちをしながら歩く人でした。

アカン、アカン、そんなことで苛立っているようではいけません。結局、セールではジーンズを試着したものの、購入には至らず。1月末までセールはやっているようで、もっと安くなるのを待とうかと思います。

さて、そんな人だかりの中に、すごい人を2人見つけました。


まず、一人は日本でも有名な、いや、超有名な日本人。華道家、假屋崎省吾さん!いや、いや、ほんとうに驚き。そんな假屋崎省吾さんのwebを調べてみると、今パリの素晴らしい宮殿で個展をされておられるそう。日本人の生きている人、史上初の個展だとか。本当に、素晴らしい人ですね。

嫁さんと歩いていたのですが、嫁さんがいきなり、『か、か、かりや!』と叫びだしました。『え?!何言い出すんや!』と思い、嫁さんの顔を見ると、一点を見つめる嫁さんの顔が。その視線の先を見ると、假屋崎省吾さん!おそらくスッピンだったかと思いますが、テレビで見るよりキレイでした。ものすごく上品でしたので、一発で分かりました。

ただ、話しかけることも失礼かと思い、目の前を通りすぎました。

その後、『カメラを撮ってもらえばよかったかな』

とか

『何か、地図見てたから、どこか行きたいとこあったんちゃん?』

やら、

『もし、一緒に写真撮ってください、って言うたら、いいよってことになって、

旅行で来られてるの?なんて、聞かれて、

いや、こっちに2年間だけ住んでるんです。みたいな話になって、

え?そうなんだ~!じゃ、ここの店に行きたいのだけど、ここ知ってる?

みたいになって、あ、知ってますよ、それやったら、途中まで送ります!

とか言うたら、せっかくだから、一緒にご飯でも?ってなるんちゃうん!』

と興奮して妄想トーク炸裂してました。非現実的!


そして、もう一人が、ロンドン地下鉄の駅員さんです。

ホームに立ち、『電車が近づいてまいります、お気をつけください。』

とか、

『この電車は○○終点です。□□に行きたい人は、○○で乗換えが必要です。』

やら言う人です。別段、変わったアナウンスをしていなかったのですが、その人を見てびっくり。真紫のモヒカンロックおじさんでした。おじさん、めっちゃファンキー。いや、パンク精神すげー人でした。

撮影をしてないのが、悔いに残ります。


話は変わって、最後にもう一つ。僕の家の最寄り駅が走るセントラルラインという線はあまりトラブルが無いラインです。遅れることもあまり無く、止まることも無いんです。

ただ、セールの日。ものスゴイ遅れて電車が到着。その時点で、僕のイライラは、朝のラッシュで、何食わぬ顔して、ええ格好してるサラリーマンが、やたら体ごと押してくる、そのプッシュに、対してのイライラを超えるくらいイライラ。(タトエ、下手やし遠回し)

遅れてきた電車は、目的地オックスフォードストリートのだいぶ手前のホワイトシティという駅で止まってしまう電車。しかし、これ以上は待てないということで、思い切って乗車。電車は動いたものの、次の駅に着く前に、また停車。

そこで、すかさず車掌が

『信号待ちでぇぇす!』

のアナウンス。オイオイどうかしてるぜ。という車内の雰囲気。しばらくして、車掌が、

『まもなく動きまぁぁす!』と。

車掌のノリノリ加減に、乗客も苦笑い。また、しばらく動いて停車。『おい、何回止まんねん!こっちは、急いどんねん!』と僕のイライラもマックス。

すると車掌が

『目的地はホワイトシティでしたが、もっと先まで行くことになりましたぁぁ!あなたたちは、ラッキーですねぇ!』

と車掌、乗客はそれに対して笑いで返す。なんてチャーミングな光景。しかし、僕は『何がラッキーやねん!だいぶ遅れてるやんけ、その時点でアンラッキーやわ!』と思いました。

ただ、こんなロンドンライフ過ごせてる僕は、大きくラッキーです!

ということで、本年もお世話になりました。今年もありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いいたします。

最後に、最近僕の気に入っている番組をどうぞ。



南ロンドンの白人若者chavs言葉です。It's sooo brilliant, innit! You is amazed, innit! Qualitttty!嫁さんの働いているカフェのお客さんは、こんな喋りの人が多いそう。

では、ハッピー ニュー イヤー。

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