2011年3月6日日曜日

初サッカー観戦とガンバと虎。


昨日、サッカー観戦を日本の野球観戦に例えてしまった。短絡的すぎた。つまり、今日のサッカー観戦は他の何にも変えられないものだったということ。


そのスタジアムは、家から歩いて5分の住宅地のど真ん中にある。家から少し歩いてBBC放送局の裏を歩いていると、

今日の対戦相手であるレスターという街からやってきた応援団のバス、バス、バス。そして、少し歩いていくと、今度はロンドンからやってきた、警察の馬、馬、馬。
これから、試合が盛り上がることを予感させてくれる馬のケツ、ケツ、ケツ。フーリガンの暴動でも起こるというのでしょうか。若干の不安な気持ちを抑えながら、さらに進むと
『サッカーの試合のため行き止まり』の看板。バスの進む道も変えてしまうほどの盛り上がり。ちなみに、伝えておくと、僕が見に行った試合は1部の試合ではありません。2部の試合です。

ドキドキとした胸の高鳴りを抑えて、嫁さんと合流。スタジアムに向かう道は歌っているファンでごった返し、独特の雰囲気。

客席に上る階段を駆け上がっていけば、見えてきましたスタジアム全体の雰囲気。そして、階段を上がりきって、ビックリ。近い。近い。近い。
グラウンドの近さ。『これなら、近視の僕でも裸眼で観戦可能!』なんて胸を張って言えてしまう。本当に近い。席に着くまでに、ちょいとした問題があったものの無事に着席。そして、すぐに相手チームにいる阿部の顔を発見。かおのしわまではっきり見えてしまうほどの近さ。僕の左隣に座っていた、おじいさんの右肩がせせり出て、右に傾いた姿勢で前半終了。

そして、ハーフタイムに入ると2万人近いファンが一斉に総立ち。おそらく、体のわりに席が小さいため、みな窮屈な思いをしていたのだろう。僕もその内の一人だったので、もちろん起立。
自然に笑みがこぼれてしまうほど、スタジアムの雰囲気は素晴らしい。こんなに近くでサッカーを見れると思っていたなかった。体と体がぶつかる音が聞こえ、飛び散る汗が目に入り、めちゃ勢いあるボールが近くに飛んできたので、思わずおかま避けをしてしまったほど、興奮した。

ハーフタイムにレンジャーズのマスコットが登場してきた。中身は完全に日本人ではない、と断言出来る動きの緩慢さ。中身日本人なら、確実にバクテンとかしてくれるのに、サービス精神欠落。ま、それは全然いい。必要ない。なぜなら、試合が面白いから。スタジアムの雰囲気が素晴らしいから。

ちなみに、我がチームのレンジャーズのカラーは青と白と黒。完全に僕の地元ガンバ大阪の色と一緒。そして、キャラクターはまさかの虎。


なんじゃ、このくだけた感じ。ラフすぎる。試合中の緊張感から、かけ離れた緩和感。というわけで、ガンバ大阪のチームカラーに、タイガースと同じキャラクター。これは、ファンにならざるをえない。

試合は、後半の40分まで0-0のまま、客のうっぷんも溜まり、野次も飛び交う飛び交う。と、思っていたら、レンジャーズの選手が飛び出して、まさかの終了2分前のゴール。

喜ぶ観客。僕も大喜び。嫁も喜ぶ。ここのエリアに引っ越してきて良かった。心から、そう思った。

サッカー好きの友人が日本のスタジアムは広すぎて臨場感が無いから、アカンと言っていたことを思い出し、ガンバを担当している前の会社の人がガンバをもっと見に行ってほしいと言っていたことを思い出し、ある友人がサッカーではなく日本の野球を伝えてきてと僕に言っていたのに完全にサッカーにハマってしまった自分に気づいた。

来シーズンは年間会員になろうか。

最後に、今日結構活躍していた阿部選手。



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