2010年5月30日日曜日

落書きアートが、観光名所に。

ロンドンで、ちょっと暇なので昔の上岡龍太郎の動画を漁って見るなんて、思ってもみなかった。しかし、これはこれで有意義な時間の過ごし方だろうか。改めて、自分が“一人”なら“引きこもる”傾向があることが分かった。まぁ、大阪にいれば、上岡龍太郎の動画なんて見る時間も、きっかけも無いだろうから、結果オーライ。

さて、今日はロンドンに住んでいる人なら確実に見ておかないと行けないアートがあることを書くことにする。観光客で、芸術に興味のある人でも、確実に見ておかないと行けないアートが、イングランドにはある。“住んでいる人”と書いたのには、訳がある。どこにあるか分からず、それがいつか“消えてしまう”ものだから。今となっては、インターネットで調べて、うんぬんかんぬん・・・ということも出来るといえば出来るのだが。インターネットでも情報は新しくない。

前置きが長くなったが、本題に入る。アーティストの名前はバンクシー。ジャンルは、壁に描く落書きアート。もちろん違法。監視カメラで見つかったら、逮捕なんてこともある。これは日本も同じ。彼のアートはステンシルと呼ばれる方法で、型紙にスプレーを吹き付けるアートだ。スプレーで描いたとは思えないほど緻密なものだ。

こちらの壁にも、もちろんスプレーでブワーっと描かれたスプレーの落書きは多々ある。それに対して煙たがる人は本当に多い。一方で、そんなアートを歓迎する人もいる。

バンクシーは、歓迎する人が多いだろうアーティストの一人。しかしその業界で、彼を煙たがる人もいる。そんな人たちは、アート戦争をする。

まずは、一枚目。もともとロボというアート集団が描いていたスプレーアートの上に、ペンキ塗りのおじさんが、上塗りをしている絵。それをやられたロボは、バンクシーが描いた一部を上書きし、『KING ROBBO』と描いた。バンクシーに、『ロボは王様』と描かせた構図になっている。

次も同じで、バンクシーが描いた釣りをしている少年のアートにロボが『ロボに一票を』というタグを釣らせているアート。書いている僕も何のこっちゃわからんくなってきた。バンクシーのアートに、上書きをしている。

バンクシーの、代表作であるネズミのアート。結構前に描かれているのだろうか、だいぶ消えかかっていた。それも、ロボが上書きをしていた。
僕も調子に乗って、バンクシーのアートに手を加えてみた。しかし、こんな場所にどうやって描いているのか。ボートか。

『手を加えた』なんて、嘘をついたが。彼らのアート戦争は、いつまで続くのか。本当に今後が楽しみだ。

そんな今日は、youtubeサーフィンとロンドンでの天気模様に合わせてこんな曲をお楽しみください。この曲は、小学生のとき姉の影響で初めて聞いて、大きくなってさらに感動した名曲です。涙なしでは、聞くことのできないラブソング代表。『はじまりはいつも雨』。どうぞ。




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